境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害の原因は生まれつき?それとも家庭環境?

2020年3月12日

こんにちは、エンパシスト兼マインドプロデューサーの関根(@cekineco)です。

境界性パーソナリティ障害(境界性人格障害・BPD)の原因はまだ医学的根拠に乏しく、確定はしていません。

しかし、原因となりうる事柄については少しずつ解明されつつあり、可能性が高いと思われるものもいくつか挙がっています。

今回は、そもそも境界性パーソナリティ障害の原因は「生まれつきのもの」なのか、それとも「家庭環境」が大きく影響しているのかについてお話していきますが、結論から申し上げますと、「どちらの可能性もある」が答えです。

 

ではどのように見極めていくのでしょうか。

境界性パーソナリティ障害がどのような病気なのか、特徴を知りたいという方につきましては、この記事をお読みになる前に下記の記事を先にお読みください。

 

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境界性パーソナリティ障害の特徴と彼女が2年で完治した話。

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境界性パーソナリティ障害の原因やきっかけ

冒頭でもお話したとおり、断定された原因やきっかけは医学的に明らかになっていません。

しかし有力な説として、「生物学的な気質要因」「環境的要因」「遺伝的要因」の3つが挙げられています。

 

生物学的な気質要因

生物学的な気質として以下の4つの項目が挙げられています。

前頭前皮質
行動をコントロールし、合理的判断に関係する部位です。なんらかのストレスによりこの部分の活動が低下すると、扁桃体の活動を抑えることができず、感情や行動をコントロールできなくなると考えられています。

扁桃体(へんとうたい)
怒りや不安といった感情をつかさどっている部位です。境界性パーソナリティ障害がある人は扁桃体が平均より小さいという研究があります。扁桃体の特定の部位が、感情的な刺激に対して過剰に反応するという研究があります。

視床下部・下垂体
ストレスに対する反応に関係する部位です。ちょっとしたトラブルにもイライラや落ち込みを感じる人とあまり動じない人がいますが、それはこの部位の反応の個人差が一因と考えられています。境界性パーソナリティ障害がある人は過剰にストレスを感じ、精神的なショックを受けて落ち込んでしまったり、心が傷ついたりするのは、この部位に関連があると考えられます。

セロトニン系
脳内にある神経細胞間の神経細胞伝達物質のひとつです。セロトニンがうまくはたらかないと、不安やうつの気分が強くなったり、衝動性が抑えられなかったりすることがわかっています。

参考:よくわかる境界性パーソナリティ障害

 

環境的要因

幼少期に親からの虐待や「見捨てられるかもしない」という不安があると、人は心に深い傷を負います。

たとえそれが親から子への冗談での行動であったとしても、感じ方は人それぞれです。

両親の離婚、両親が共働き、兄弟(姉妹)が増えたことによりかまってもらえる時間が減った、親がうつ病などの精神疾患を患いかまってもらえる時間が減ったなど、「子供と親の接する時間」と物理的な距離が原因になっている可能性があります。

 

遺伝的要因

両親のどちらかが「境界性パーソナリティ障害になりやすい性格」であった場合、生まれつき境界性パーソナリティ障害の子として生まれてきてしまう可能性があります。

また、うつ病、統合失調症などのその他の精神疾患を両親のどちらかが患っていたことにより、子供が境界性パーソナリティ障害を発症してしまう例もあります。

 

これらの原因から言えること

様々な要因(原因)があり、どれが本当なのかは医学的に証明されない以上は判断が難しいところです。

しかし、骨折を想像してみてください。

骨折の原因は決して1つではありません。くじいたことによる骨折、疲労による骨折、ぶつけたことによる骨折など、骨が折れる原因はたくさんあります。

境界性パーソナリティ障害は「性格」と「個性」になりますので、レントゲンで撮影しても骨が折れたときのように視覚的には判断できません。

ですから今後「証明」される日が来たとしても、現在有力な説として挙がっている要因のすべてが当てはまるものだと思っています。

 

生まれつきだったら治らない?

もし仮に、境界性パーソナリティ障害になってしまった原因が「家庭環境」によるものだとしたら、長い年月をかけて家庭環境を改善したり、精神的なケアを行なっていくことで「改善の兆し」は十分に見えてくるかもしれません。

しかし、「じゃあ生まれつきだったら治らないの?」という不安を抱えていらっしゃる患者さんや親御さんも多いかもしれません。

僕は医者ではないので、医学的根拠は専門の方にお任せするしかありませんが、上記の記事にもありますのように、僕の妻は境界性パーソナリティ障害を克服することができました。

ですから僕の中ではある程度断言できることがあります。

 

彼女の場合は、「生まれつき(遺伝的)」の要因と「家庭環境」の要因の2つを持ち合わせていたはずです。

まず、親御さんのマインド(精神)が乱れていて、うつ病、統合失調症を患っている(もしくは予兆がある)場合、その症状や気質(きしつ)は子に受け継がれやすくなることがわかっています。

境界性パーソナリティ障害は、「ADHD」「うつ病」と併用しやすい病気と言われていて、親御さんはたまたまうつ病だけだったとしても、「遺伝」と「家庭環境」が合わさってしまい、子供が境界性パーソナリティ障害になってしまいます。

親:うつ病、ADHD
子:うつ秒、ADHD、境界性パーソナリティ障害

このように、精神的な病気は「環境」によって増えていきます。

例えば、子供の頃にコミュニケーションにおいて大きなトラブルや失敗があった場合、「対人恐怖症」や「パニック障害」が付け加わってしまうこともあります。

 

じゃあどうやって克服していく?

通常であれば、現在通われている病院の主治医の診療方法に従うのが良いです。

しかし何年も良くならない、またはどんどん悪化していっている場合には「セカンドオピニオン」も視野に入れ、まずは先生と良好な関係を築いてください。

それでもどうしても「お医者さんでは無理だ」と思ってしまう場合、一番となる原因を特定できる専門の能力をもった人に依頼をする方法もあります。

 

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関根 浩平(せきね こうへい)

生まれ持った気質である「エンパス」を使い、2014年から精神の専門家として北は北海道、南は沖縄県までの累計738名以上の方々の恋愛、結婚、人間関係、仕事、人生など精神支援と目標支援を行なっています。

猫3匹、犬1匹に毎日癒やしをもらって過ごしています。「なんちゃって自己啓発」が大嫌いです。


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