境界性パーソナリティ障害

【BPD患者の感じ方①】時計の秒針も怖くて、カーテンの隙間から漏れる光すら怖かった過去。

2020年4月26日

こんにちは、エンパシスト兼マインドプロデューサーの関根(@cekineco)です。

このブログで既にカミングアウトしていますが、僕の妻は境界性パーソナリティ障害でした。

精神疾患の場合は「完治/治った」という基準が難しく、症状が落ち着いても再発の恐れがあることから、お医者さんでも「完治」という言葉はほとんど使わないそうです。

骨折などはレントゲンなどで治っているかがすぐにわかりますが、精神は肉眼では見えませんし、再発の可能性も高めではあるので。

 

併せて読みたい
境界性パーソナリティ障害の特徴と彼女が2年で完治した話。

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上の記事で彼女の病気と僕が1年かけて行った改善法の全体像を書いていますので、まだお読みでない方はぜひ先に読んでいただけるとよりイメージが伝わりやすいかと思います。

 

当時、感じていたこと

妻が境界性パーソナリティ障害に苦しんでいた当時、症状がとくに強かった頃の様子、心の中などを話してくれました。3年ほど前(2018年5月〜7月ごろ)までに妻がやっていたブログで公開していたものを引用します。

 

【タイトル】
境界性人格障害、治りました。

ついこの間まで境界性人格障害だった。

治らないと言われることもある境界性人格障害が約2年で治った。約1年ぶりに病院に行って、「治ったよ」って言われたとき、あの孤独の世界から「やっと出れた。。」と思った。

テレビとか小説とかで「世界が違く見える」みたいなのあるけど、本当に違く見えた。

これから先、10年、20年って真っ暗な世界で生きていって、おばさんになってやっと普通に生きていけるって想像してたからまさか2年で治るなんて考えらなれなかった。

けど、100%治ったわけじゃない。100%なんて証明しようがないわけで。でも昔思ってた些細なことが今ではどうでも良くなったことならたくさんある。

 

例えば、夜横になってると聞こえてくる時計の秒針の音、自分の心臓の音、朝になると聞こえてくる鳥の鳴き声、カーテンの隙間から入ってくる太陽の光。

皆が当たり前のように聞いてて、見えて、感じるどうでもいいくらい小さい事が毎日毎日怖かった。

毎日その恐怖からどうやって逃れようか考えて考えて考えて、そうしたらいつの間にか涙で顔はぐちゃぐちゃで、手にはカッターを握ってて当たり前のように血が流れて、毎日そんなことの繰り返し。

でも、今は時計の音も、太陽の光も気になるだけでなんとも思わなくなった。腕にある数え切らないくらいの傷も恥ずかしいと思える様になった。

もちろん今になって切りたい(リストカット)なんて0.1%も思わなくなった。OD(オーバードーズ)もアルコール依存症も今考えたらやらなきゃよかったかなーって思えるまでになれた。

 

最後に、治ったからこその今後の目標!の前に、どうして治ったか私なりの分析。
多かれ、少なかれ、必ず治る、絶対治してやるって信じてた。

そして、何が起きても、誰に何を言われても全部を信じないで、「しょうがないか~」「ま、いっか」だけを意識してそれだけ考えてたら治った。と自分では思ってる。

これからの目標!
取り敢えず、妥協、取り敢えず、自分の悪いとこを認めること、腕にある傷をきれいにしたいと思えるまでなにがあってももがくこと。

おしまい。

 

この記事は「境界性パーソナリティ障害が治ったぞ!」ということをタイトルにした記事なので、内容は病院の先生から『治ったよ』と言われたときの気持ちがメインです。

 

このとき僕はこんな質問をしました。

セキネ
先生に『治ったよ』って言われたとき、どういう気持ちだった?

すると妻はこう答えました。

なんだろ。こう、目の前がパッと明るくなった感じ!暗闇にいたけど、やっと光が見えた感じ。トンネルの中みたいな。

境界性パーソナリティ障害に苦しんでいた頃はまさに闇の中にいる感じだったようで、それがかなり苦しかったみたいです。

 

自分を信じ、進み続ける

ちなみに病院の先生から『治ったよ』と言われたのが2017年05月で、その後すぐにFacebookで公開。その後はもちろんリストカットなどの自傷行為は一切していません。

どうして治ったか私なりの分析。
多かれ、少なかれ、必ず治る、絶対治してやるって信じてた。

どの精神疾患にも言えることなのですが、この言葉がすごく重要なんです。

妻は最初、「僕といれば病気が治る」と思っていて、僕としてはどうしてもその考えを辞めてほしかったんです。それはただの依存になってしまって、別の問題が出てきてしまうからです。

なので、最初の数ヶ月は「大丈夫と思っていたら大丈夫。そして病気を治せるのは自分しかいないんだよ」と言い、妻を洗脳し続けました。

 

なにかに依存している以上は精神疾患は絶対に治らないんですね。

個人的な話をさせてもらうと、このバランスを取っていくのがすごく最初は難しくて、妻(当時は彼女)だからこその僕の気持ち(自我)が加わってしまいそうになります。

すると、すべてを甘えさせてしまいそうになるんです。あれもいいよ、これもいいよって。

 

たとえば依存もそうです。

妻に『俺に依存してくれていいよ!』って言えたらどんなに自分の気が楽か。自分の心を鬼にして、妻に厳しく伝えなければいけないこともたくさんありましたし、「自律」を見越しての言動をしていく難しさに何度も直面しました。

これが身内とお客さんの違いですね。僕も日々勉強、そして日々学びです。

 

診断から治っていくまでの様子

妻が当時(2018年)公開していたブログには「境界性パーソナリティ障害と診断されたとき」から「治ったとき」までの様子を公開していました。

今現在、境界性パーソナリティ障害で苦しんでいる人、そして患者さんのご家族や恋人などの周りの人にリアルの声をお届けし、少しでも接し方の参考していただきたく思いますので、僕も補足やコメントをつけて記事にしていきます。

 

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下記、境界性パーソナリティ障害に関連する記事ですので、併せて読んでみてください。

 

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関根 浩平/KOHEI SEKINE

悩みの根本原因を見抜き、根本から改善に導くコーチ・マインドコンサルタント。エンパス・HSPを活かして生きる、心の専門家。

心を知ると経営、恋愛などすべての人生に役立ちます。

顔色を伺って意味のないセッションは大嫌いなので、「結果」に全力投球しています。

リピート率87%、累計顧客数813名。

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