境界性パーソナリティ障害

【BPD患者の感じ方④】境界性パーソナリティ障害は治る病気です。

2020年4月29日

こんにちは、エンパシスト兼マインドプロデューサーの関根(@cekineco)です。

この記事は、

【BPD患者の感じ方①】時計の秒針も怖くて、カーテンの隙間から漏れる光すら怖かった過去。

【BPD患者の感じ方②】いつの間に精神科に入院させられることになっていた?!

【BPD患者の感じ方③】病気を言い訳にしていたこと、ちゃんと知っていたけど・・・。

の続きですので、①から③まで先に読んでみてください。

妻と僕が再会したときが境界性パーソナリティ障害になってちょうど半年経過した頃でした。

 

【タイトル】
境界性人格障害になって半年。

 

彼に出会って、付き合って、月に1、2回会って、普通に遊んだり電話もしたり本当、皆と同じように付き合って。

彼と一緒にいる時は何にも考えずに普通の人でいれるのに、家に帰って1人になると全部がなくなったように感じて泣き崩れて、お酒のんで、リストカットして血が流れることで気持ちを落ち着かせてた。

1人になるとなにかが怖くて不安で自分が存在してるのか分からなくなってきて、リストカット、ODすることで微かに感じる痛みとか、苦しさとかで自分の存在を確かめてた。

 

そんなのが一年続いたとき、腕じゃなくて顔を切った。

血はダラダラ流れて床は血で真っ赤なのに痛みなんて全然なくて、今でも傷は消えない。

その少し後、一週間だけ彼と一緒に生活するようになった。一週間、普通に仕事に行って、お酒と薬は飲んでたけど、自傷行為は一回もしなかった。

 

仕事の日、彼は朝早く起きてお弁当を作ってくれた。

仕事から帰ると夜ご飯が作ってあって、一緒に食べて、夜一緒に寝て、私の仕事が休みの日はDVDを見ながらゆっくり過ごして、今までもらったことのない愛情をもらえてる気がして心地よかった。

でも一週間なんてあっという間で、残り1、2日間。

理由はわからないけど、一週間経っても一緒にいれることになった。今度は期間はない。

そこからはお弁当も自分で作るようになって、家事も一緒にやるようになった。

 

一緒に生活するのも段々慣れてきて、でもそう思えてきたタイミングで彼が仕事で家にいないことが増えてきて、1人でいる時間がどうしても耐えられなくなった。

その日、かなり深く、一緒に生活してから初めて、リストカットをした。どんなに血を止めようとしても止まらないくらい深かった。

切って割りとすぐ彼が帰ってきて、手当してくれて血は止まったけど肉が見えるくらい切れてて、病院で縫ってもらった。

 

その日から気持ちをコントロールできなくなってきた。

泣き叫んだこともある。暴れて、彼を殴ったこともある。それでも一緒にいてくれた、仕事がないときには遊びにも連れて行ってくれて、いくらでも話を聞いてくれて、いろんなアドバイスをくれた。

感じたことないような、貰ったことないような愛情をたくさん感じられた、くれた。それだけでほんの少し満足出来た。

 

最終的にはそのまま同棲になりましたが、僕は妻のご両親に1週間お預かりする提案をして、2016年05月頃に期間限定の生活がスタートしました。

 

併せて読みたい
境界性パーソナリティ障害の特徴と彼女が2年で完治した話。

続きを見る

 

上の記事でこのときの大まかな流れを話していますのでよろしければご覧ください。

 

安定と不安定の繰り返し

はじめの1週間のうちの3、4日はすごく心が安定していましたが、一週間という制限付きのため、実家に帰る日が近くなってくると少しずつ不安定になりました。

顔つきも声も表情もそんなに変わりはないのですが、妻が放つエネルギーがすごく不安定な感じなんですね。

気分が良いときや先々に大きな心配事がないときには心は安定し、それ以外は不安定になりがちです。

言ってしまえば誰しもそうだと思うのですが、この起伏の激しさが境界性パーソナリティ障害の特徴でもありますので、症状がかなり荒れているときは気をつけないと何が起こるかわかりません。

ただ一番苦しいのは本人、つまり妻ですから、僕は僕にできることだけを本気でやり続けた感じです。

 

本格的なカウンセリング&マインドプロデュース

実際に妻に行なってきたことは僕が持つエンパスを使ったカウンセリングとマインドプロデュースです。

エンパシーカウンセリングはとくになにも厳しいことはないのですが、マインドプロデュースは自分を良いマインドに変えていく訓練のようなものなので、とても苦しく、厳しいものです。

これからの妻はこの2つが絶対に必要でした。

逆をいうと、この2つを少しずつ行なっていけば境界性パーソナリティ障害は必ず治るという僕なりの確信があったのです。

 

完治までのカウントダウン

境界性パーソナリティ障害、また精神疾患は「完治」という概念があまりないので、実際は完治ではないのかもしれませんが、お医者さんから「治ってるよ」と言われるまでの最後のお話。

 

【タイトル】
境界性人格障害さん、さよなら。

 

彼と一緒に生活するようになって一ヶ月後、仕事をやめた。

その日から今まで約一年間仕事はしてない。

彼が仕事をして、私が家事をする。

今まで家事なんてまともにやったことなくて、洗濯機の回し方さえわからなかった。それにプラス猫を飼ってて猫のこともやらなきゃいけない。

でも、毎日毎日やってるうちにどんどん慣れてきて、洗濯するのも倍以上早くなった。ご飯作るのも、前は一つ作るのに一時間かけてたのに今は一時間で3、4個作れるようになった。

何にも出来なかった私が今ではご飯も、洗濯も、掃除も、猫のお世話も全部出来るようになった。

 

やることが全部終わると、残りの時間は好きに過ごしてた。

一緒に生活して、今までしてこなかったこと、出来なかったことが出来るようになって、薬とお酒からも少しずつ離れられるようになってた。

今はもう、半年くらいは薬もお酒も飲んでない。

前までは飲みたいと思ったら我慢できなくて、常に側にないと不安で不安で仕方なかったのに、今は飲みたいと思っても我慢出来るようになった。それより、薬は市販薬しかないし、お酒は一滴もない。

 

そんな皆と同じような、普通の生活をして一年。

なにか特別なことをしたわけじゃない、皆が普通と思ってるような、家事をしたり、猫のお世話をしたり、たまに遊びに行って、ご飯たべに行って。そんなことしてたら、たった一年で境界性人格障害が治ってた。

今まで3回も入院して、リストカットもして、ODもして、いろんな人に迷惑かけてきたのが馬鹿らしく思えるくらい、一年間普通に生活してたら治ってた。

それだけ。

境界性人格障害さん、さよなら。

 

当たり前にできるようにする努力

この妻の文を読んだ感想としては、これはもうただただ妻が自分自身の病気を治すためにがんばってくれた結果だと思います。

妻は家事、炊事、洗濯などはほとんどしたことがなかったのですが、妻の成長のためにはどんなに時間がかかっても、どんな大きなミスをしてもやってもらう必要がありました。

幸いなことに大きなミスで事故を起こしたことはありません。

 

「できないこと」や「はじめてのこと」をやろうとするのは難しいですし勇気が必要です。

しかし、一度ちょっと経験したり学んだりすると「やったことあること」に変わります。それであればそこまで大きな勇気も必要なくなりますし、難しさも半減します。

これが「自信」です。

今では妻は家事、炊事、洗濯、犬猫のお世話、熱帯魚のお世話などなど、すべてを当たり前のようにできるようになり、自分なりに「楽できるように」工夫もして一所懸命にやってくれています。

 

診断から2年、同棲から1年

最終的には、同棲から1年、境界性パーソナリティ障害と診断されてからたった2年という期間で病気を90%克服することができました。

といってもこれですべてが安心というわけでもありませんし、治ったからなにかがガラリと変わるわけでもありません。

境界性パーソナリティ障害の特徴として、「グラデーションを作るのが苦手」というものがあります。言うなれば「0か100」かのようなもので、偏った考え方をしてしまうことです。

妻は今現在もまだ若干この思考は残っています。ですがその都度毎回思考のアドバイスをして、偏った見方や考え方の思考を少しずつ弱くしていってもらっています。

 

ここまで妻ブログを紹介がてら僕からのコメントも掲載していきました。

今後は、境界性パーソナリティ障害を患っている方やご家族、彼氏彼女の方にお役に立てそうな記事は単発で書いていきます。

妻は今はもうブログを書いていませんが、書いた記事の記録だけは残していますので、今後も妻ブログの記事も用いながらコメントしていくこともあるかもしれません。

 

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お知らせ

決してお医者さんは推奨しないであろう方法・戦略で僕が境界性パーソナリティ障害だった妻に行なったことなどを詳しく書き綴ったコンテンツを公開しました。

タイトルは、『境界性パーソナリティ障害の彼女と本気で向き合った2年間』です。

多くの方に真似をされてしまってはいけませんので、ブログでは書かずに有料コンテンツとして公開しました。彼女の心の叫びを感じ取った鑑定方法や妻が大暴れしてしまったときの対処法なども含め、できるだけ時系列に沿って書いています。

病気で苦しむ方や親御さん、境界性パーソナリティ障害のパートナーを持つ方にぜひ読んでいただけたらと思っています。

 

 

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関根 浩平/KOHEI SEKINE

悩みの根本原因を見抜き、根本から改善に導くコーチ・マインドコンサルタント。エンパス・HSPを活かして生きる、心の専門家。

心を知ると経営、恋愛などすべての人生に役立ちます。

顔色を伺って意味のないセッションは大嫌いなので、「結果」に全力投球しています。

リピート率87%、累計顧客数813名。

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