こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
人間関係といいますか、夫婦や恋人、ビジネスパートナーなど、深く関わる人との関係はできる限りよくしたいと思いますよね。
ですが、もっと深い絆をつくっていきたいと思っても、どうしたら良いかわからないことって多いと思いますし、自分はその気でも相手にその気がないんじゃないかと思うこともあると思うんですね。
1つの個性と1つの個性を1つの絆にすることって、そんなに簡単なことではないです。
とはいえ、1つの個性と1つの個性だからこそ、歩み寄りを行っていくこともできますし、価値観の共有をしていくこともできます。
人間関係のキホンを愚直に行なう
見る人が見れば「当たり前のことだよね」と思うんですが、当たり前とわかっていながらも実際にはできていないことってたくさんあると思うんですね。
ですからここでは「当たり前のこと」とは思わずに、「大切なことだよね」という認識にすることで、今一度初心に戻ってフラットな気持ちになれるはずです。
人間関係のキホンは、Give and Take(ギブアンドテイク)です。
なにを与えるかについては「気持ち」です。
人間関係で悩んでいる人を見ると、これが逆になっている人がかなり多いです。
Take and Give(テイクアンドギブ)の状態ですね。
具体的にいうと、「これをしてもらったからこうしよう」や「これをしてくれたらこうしてあげる」みたいな感じです。
私たち人間は楽をしたい生き物なので、こうしたい気持ちは誰にでもあると思うんですね。
「相手が挨拶をすれば自分も挨拶をする」という人もいるでしょうし、「相手が優しくしてくれたら自分も優しくする」という人もいると思います。
ですが、この状態の大きな問題が1つあるんです。
それは「相手次第で自分が変わってしまう」ということです。
相手次第で自分の機嫌が変わり、相手次第で自分が優しくなり、相手次第で自分が嫌な人間になってしまう。
そんな状態になってしまうのが大きな問題です。
人間関係のキホンはとにかくGive and Take。
これを困ったときや悩んだとき、イライラしたときほど強く意識し、キホンを愚直に行っていくことが大切です。
関係性を深くする2つの視点
人間関係全般にも言えることですし、とくに夫婦、恋人関係に言えることなんですが、関係性を深くする2つの視点があります。
こんなツイートをしました。
すべては共有と協力。
深く関わっていく人ほど、この2つを大切にしていくと、大きな問題や溝はできにくい。大きな問題や溝の原因の1つは、自分のエゴだったりするんでね。
エゴもときには必要だけど、エゴ中心ではうまくいかないことが多いです。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) October 8, 2020
「共有」と「協力」です。
ここにすべてが詰まっているといっても過言ではないほど、かなり大切な2つです。
共有
共有というのは、価値観、自分の今の状況、将来のこと、自分が今思っていることなどを相手に伝えることです。
そして自分が伝えるだけでは自己満足になってしまうことが多いので、相手の価値観、状況、将来のこと、今思っていることなどをコミュニケーションの中で聞いていくことです。
何においても言えることだと思うんですが、なにか問題が起きたときに、理由がわかっているときと理由がわからないときとでは、圧倒的に理由がわかっているときのほうがスピーディに問題解決へと進んでいきます。
自分のことを察してほしいのは言うまでもないですが、相手に期待してしまうと察してくれなかったときに不満が出てきてしまうので、察してもらうより伝える、コミュニケーションを積極的にとっていったほうが円満な関係になります。
協力
頑なに役割分担をしようとすると、不満が募りやすいものです。
●男は仕事
●女は家のこと
これも一種の協力なのかもしれませんが、お互いの大変さがわからないと心無い言葉が原因で喧嘩になってしまうこともありますよね。
経験がある方もいらっしゃるかもですが、こうなるとどんどん溝が深まるばかりで会話も減り、一緒の空間にいることが苦痛になってしまいます。
もちろん修復も可能ですが、ある程度の期間は必要です。
それならば、はじめから「協力」という視点を2人が頭の中に入れておき、すべてにおいて協力しあえる関係性を作っておくと今もこの先もメリットだらけです。
2人で楽しくずっと生きていくために、仕事も家事も育児もすべてを協力しあうこと、これが理想であり、夫婦のあるべき姿の1つだと思っています。
相手の痛みがわかれば伝える言葉も変わってくるはずです。
相手の痛みがわかれば接し方も変わってくるはずです。
感謝・敬い・思いやりは相手の性格と感じ方を変える
一生懸命に育児をしている妻に対し、こんな言葉を投げかけたらどう思いますか?
もしも合法ならば、憎たらしくて鼻の骨をへし折ってやりたい気持ちになりませんか?
では、もしこんな言葉をかけたらどう思いますか?
言葉だけで実際にやってくれないのであれば話は変わってきますが、誰一人として嫌な気持ちにはならないはずです。
そうなると、こう言われた側も少しだけ心に余裕ができ、優しい言葉をお返しできたりするものです。
これを机上の空論と思うか、現実にできるかもしれないと思うかで、今後の人生が変わっていきます。
「感謝」「敬い」「思いやり」をお互いに目一杯やり合うんです。
もちろん「形式」じゃなく心を込めて。
現に僕は家庭においてこれを実行していて、妻にも「こうしていこう」と話しています。
妻がなにか悩んでいたり精神が乱れていたりするときは、必ず僕にも原因があると思うんですね。
万が一それが妻の「捉え方」や「考え方」に問題があったとしても、それを共有し、体も気持ちも楽になれるように協力してあげられていないという反省点もあるわけです。
夫婦であっても恋人であっても、深い絆を作っていく者同士の問題はほぼ2人の問題です。
責任転嫁して、相手だけに責任をなすりつけたい気持ちもあると思いますが、それをしたところでなにかが好転することってないんですね。
それならばすべて2人の問題であり、自分自身にも責任があると自覚して、この先どのように改善していくかを考えていくほうがずっと有意義です。
人間関係の悪化は精神的に病んでいきます。
自分のことがどうでもよく思えたり、相手のことがどうでもよく思えたり、無気力で投げやりな生き方になってしまうかもしれません。
今回お話した人間関係のキホンをぜひ実行していただき、あなたの大切な人との関係性に役立てていただければ嬉しいです。