メンタルブロックを解除する(取り除く)方法にもっとも役立つ6つのステップ

価値観・考え方・捉え方

こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。

メンタルブロックという言葉は今では聞いたことがある人が多いとは思いますが、果たしてメンタルブロックとはなにか、またそのメンタルブロックを解除(取り除く)方法はなにか、メンタルブロックを解除するとなにが良いのかを明確にわかっている人は少ないのが現状です。

ということで、メンタルブロックの意味、そして解除に役立つ6つのステップ、解除するとなにが良いのかを論理的にお話していきますね。

 

メンタルブロックとはなにか

メンタルブロックは別名「心のブロック」「心のブレーキ」「リミッティングビリーフ」と言い換えられますが、基本的な意味は同じです。

日本語でいうと「間違った思い込み」という意味になります。

どんなにキレイな人でも、どんなに可愛らしい人でも、どんなに優秀な人でもメンタルブロックを抱えていることは多く、またそれが1つであるとは限りません。

メンタルブロックを取り除いていくためには、まず心の正しい知識と理解が必要です。

 

潜在意識とメンタルブロックの関係

人間の心には、潜在意識と呼ばれる無意識の意識顕在意識と呼ばれる自覚されてる意識の2つがあります。

メンタルブロックはもともとは潜在意識に潜んでいるのですが、「メンタルブロックを知る」行為により顕在意識へ移動する場合もあります。

ですから「メンタルブロックの解除」というのは、自分自身の潜在意識にフォーカスする必要があります。

 

メンタルブロックができてしまう理由

多くの場合、男女ともに幼少期、少年期、青年期の家庭環境やその他の人間関係によりメンタルブロックができてしまいます。

例えば、小さい頃に「自分の意見を言ったらひどく叱られた」という経験が「自分の意見を言うと叱られる」というメンタルブロックになったりします。

また、小さい頃にお父さんが出張ばかりでほとんど家に帰れなかった場合、「お父さんと会うのは久しぶりだからすごく緊張する」という経験が、「男性と会うと緊張する(話せなくなる)」というようなメンタルブロックになった例もあります。

メンタルブロックというのは必ず原因と理由が存在しますから、「メンタルブロックの種類はこれです」というような定義はありません。

一人ひとり個性があるのことと同じで、メンタルブロックにも個性が現れるのです。

 

メンタルブロックを解除する6つのステップ

メンタルブロックの意味はお分かりいただけたと思いますので、今度はそれを解除(取り除く)方法をお話していきますね。

ステップ1:自分のメンタルブロックを知る

まずは自分のメンタルブロックを知らなければいけませんよね。

これを見つけていく方法は、自分の苦手なことや怖いこと、「あること」を考えると動悸や息切れをしてしまうことなど、自分自身の心にフォーカスしていきます。

複数のメンタルブロックがある場合もありますが、一度にすべてのメンタルブロックを解除することは難しいのでまずは1つを特定しましょう。

自分の中で、これが一番強いと思うもので良いです。

ここでは「人と会うのが怖い」というメンタルブロックを例にしてみますね。

 

ステップ2:イメージし、自分の気持ちを受け入れる

メンタルブロックとなっているその状況を具体的にイメージします。

「人と会うのが怖い」であれば、誰かと会って話しているイメージ、知らない人と話しているイメージなのです。

このとき、動悸が起きたり手汗がびっしょりになっても、焦らずに、焦らずに。

ちなみにこれらの反応(動悸や手汗)は、自分の気持ちに抵抗や反発している様子を表しています。

そして抵抗や反発している様子を否定しようとせず、そして自己嫌悪にならず、「そうか、私のメンタルブロックはこれなのね」と受け入れてあげましょう。

この受け入れてあげる気持ちを「自己愛」といいます。

「自己愛」というのは「自分自身の気持ちを大切にする気持ち」であり、この自己愛が弱すぎてしまうと私たちは悩みや不安を抱えやすくなります。

 

ステップ3:抵抗する意味を自問自答し、理由を知る

メンタルブロックには必ず理由が存在します。

「人と会うのが怖い」というメンタルブロックの場合、これに対し、深掘りしていくような気持ちで自問自答します。

 

どうして人と会うのが怖いと思うの?
う〜ん、なんか自分のことを知られると嫌われちゃうんじゃないかなって思うんだよね。
そっかぁ。じゃあどうして嫌われちゃうと思うのかな?
とくに秀でたところもないし、何も言わないほうが穏便に済むような気がして。
なるほどねぇ。昔、自分のことを知ってもらって嫌われちゃったことあるの?
自分の意見を言って親に否定されたことがあって、そこから言わなくなっちゃったのかも…。

 

こんな感じですね。

ここでは「否定された」という経験が「自信がない」という真の理由を知ることができました。

そして「嫌われたくない」という気持ちが本音ですね。

このように対話形式で理由を知れるのが一番スムーズなのですが、慣れていないと自分の心と対話するのは難しいかもしれません。

その場合は、紙に1つずつ書き出していきましょう。

過去の記憶、経験、原因となる物事、なんでも良いので思いつく限り書いてみます。

どうしても心の中の私の声が出てこなかったときは「視点を変える方法」がオススメです。

例えば、「じゃああなたの仲良い友達は、あなたのその行動をどう思っていると思う?」など、第三者の視点も交えて自問自答していくと気づきを得やすくなります。

 

ステップ4:どの手段で前に進んでいくかを自分と相談してみる

メンタルブロックを抱えていて、これに悩んでいる人は2つの感情がひしめき合っています。

1つは、「このままでいたほうが楽」という感情と、もう1つは「メンタルブロックを解除して自由になりたい」という感情です。

このステップでは、このメンタルブロックを今後どうしていきたいか、勇気を持って解除していけるかを自問自答してみましょう。

「人と会うのが怖い」というメンタルブロックがある場合は、これまでの手段は「人と会うのを極力避ける」と「人と会っても自分の意見は言わずに相手に合わす」という行動が予測されます。

「嫌われない方法」は「人と会うのを極力避ける」「人と会っても自分の意見は言わずに相手に合わす」だけではありませんから、それ以外の方法をとっても良いかを自分自身に尋ねてみましょう。

 

ステップ5:潜在意識を書き換える=メンタルブロックの解除

メンタルブロックが潜んでいる潜在意識は、ある条件によって「書き換え」を行なうことができます。

ある条件というのは、ポジティブなイメージを繰り返し行なうことで、ネガティブなイメージからポジティブなイメージにすり替わった時に「書き換え」が行われます。

ですから、焦らずにある程度の期間をかけて少しずつ改善していく心がけが必要なんです。

※早い人で3ヶ月、遅い人で1年程度/メンタルブロックの強さ、事柄にもよる

そしてこのステップで大切なことは「ポジティブなイメージ」をすることです。

例えば・・・

  • 人と会ってすごく楽しそうにしているイメージ
  • 自分の意見を言って相手にすごく喜ばれているイメージ
  • 自分の意見をはっきり言って心がスッキリしているイメージ
  • 「自分の意見をはっきり言うほうが人から好かれる」と思い込む
  • 「自分はちゃんと変われるんだ」と思い込む

「思い込む」と書きましたが、メンタルブロックはそもそも「経験や教え」によってつくられた自分の中だけの「間違った思い込み」のことを表していますので、良い思い込みを擦り込ませていくことも効果的です。

これを「自己暗示(アファメーション)」と言います。

 

ステップ6:一歩ずつ一歩ずつ前に進んでいく

イメージや思い込みだけではメンタルブロックを解除することはできないので、ここからは「行動」です。

とは言っても焦る必要はまったくなく、1日1歩のイメージで充分です。

自分で行動のカリキュラム(ステップのようなもの)を作るのが一番オススメの方法なので、以下のようなものを自分自身で作ってみましょう。

※例:「人と会うのが怖い」の場合

カリキュラム11日10分、良いイメージをする(まずは1週間継続)
カリキュラム2慣れた人(家族や恋人、同僚)との会話の中で、自分の意見を1つ伝えてみる
カリキュラム3勇気を出して、自分から食事に誘ってみる
カリキュラム4お気に入りのアイテム(服やカバン)などを手に入れる(気分を高める効果)
カリキュラム5「自分の意見」を話して良かったことをノートに書く
カリキュラム6「相手の意見」を聞き入れながら(尊重)、「自分の意見」を持つ意識をする
カリキュラム7人と会うことにそこまでの怖さを感じなくなった
カリキュラム8人と会うことが楽しくなった(メンタルブロック解除大成功)

このように、時間をかけて1つずつ前に進んでいくイメージです。

自分の力で問題を克服していくのはとても大変ですが、それを達成できたときはとてつもない高揚感が得られますし、着実に変化している様子を実感するととても楽しいものです。

 

メンタルブロックを解除すると手に入れられるもの

メンタルブロック自体にはいろいろありますが、手に入れられるものは「お金」「心と行動の自由」「幸福感」のいずれかである場合が多いです。

「お金」の場合はお金のメンタルブロックを解除していくことが必要ですが、今回の例であれば「心と行動の自由」に当てはまります。

自分の意思で人に会う、自分の意思で意見を言う、自分の意思で人を好きになる、自分の意思で人を選ぶなどの「自由」を手に入れることで、これまでとは違った生活、人生になっていくはずです。

「類は友を呼ぶ」といいますから、出会う人も変わってきます。

これまでは似たようなタイプの人を好き好んで付き合っていたと思いますが、自分が変われば出会う人(付き合う人)も変わってくるということです。

 

まとめ

とにかくメンタルブロックを解除には「焦り」は禁物です。

今日思って明日解除できているというものではありませんので、1歩1歩を心から意識してくださいね。

またメンタルブロックが強ければ強いほど時間がかかりますし、場合によっては自分1人ではどうにもできない場合もあります。

●自分のメンタルブロックを知る
●メンタルブロックを解除していくカリキュラムをつくる
●カリキュラムに沿って行動していく

僕関根はこの3つのステップでメンタルブロックの解除を行ない、自由な発想や行動、新しい自分のスタイルを確立していくお手伝いをしています。

メンタルブロックを解除していくセッションも行なっておりますので、ぜひお申し込みくださいね。

 

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関根 浩平

関根 浩平

生まれつきのエンパスとHSPの2つの気質を活かし、徹底した読み解き力で戦略を組み立てる恋愛・結婚・マインドコンサルタント。1対1でガッツリ語り合うセッションとコンテンツ発信に力を入れ、2014年から総勢1021人以上の方々を問題解決へと導く。リピート(継続)率は91%。 得意な技法は、エンパス、心理学、人相学、脳科学。妻と0歳の息子(通称:ぷんた)、猫3匹、犬1匹の微妙に大家族。強みを活かして企業やフリーランスの方々のホームページ制作もしてますが、WEBデザイナーではないのです。

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関根 浩平

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生まれつきのエンパスとHSPの2つの気質を活かし、徹底した読み解き力で戦略を組み立てる恋愛・結婚・マインドコンサルタント。リピート(継続)率は91%。 得意な技法は、エンパス、心理学、人相学、脳科学。妻と0歳の息子(通称:ぷんた)、猫3匹、犬1匹の微妙に大家族。

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