こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
今回は不安や悩みについてのお話。
人は多かれ少なかれ、不安や悩みを抱えています。自分自身のことかもしれませんし、パートナーや子供のことかもしれません。
悩みや不安が深くなればなるほど本当に毎日がつらいですよね。
僕は自分で「不安障害かよってぐらいいろんなことが不安」と友だちに話していたほどの不安を感じやすい体質で、答えの見えない時期を長く続けていたことがありました。
不安や悩みに直面したときに実際に僕がやっていることがありまして、今回はそのお話はきっと誰かのためになる!と思いましたのでシェアさせていただくことにしました。
気持ちに逆らわない気持ち
昔に比べて今は不安や悩みを抱えることはかなり減りました。
というのも、不安や悩みを抱えてもほぼ1日で解決してしまうので明くる日は覚えていないのかもしれません。
ちなみにこの場合の僕が思う解決って「自分の中での答えを見つけること」なんです。
イメージでいうと、「そうか、これをすれば良いのか!」という具体的な行動が見つかったり、「大切なものを見失っていたぞ!」と何かに気づいたりするといった感じです。
僕はふとしたときにこう感じることがありました。
「なぜかやる気が起きない」
「自分には目標実現が無理な気がする」
「すごい人を見ると逆にモチベーションが下がる」
「この場、この境遇から逃げたい」
無意識にこう感じて、昔はこの感情に気づけずに長い間引きずってしまっていたんです。
それでいて引きずりながらも「そんなことはない、やることやらなきゃ」と自分の感情に目を背けていたんですね。
「やることやらなきゃ」と思ってこの言葉通りにできるなら良いですが、結局仕事でいえば「非効率」「集中力がない」「ネガティブな感情」のまま…
そこで「向き合う大切さ」を学び、日頃から自分自身の感情と向き合う意識を持つようにしました。
すると、「あ、自分は今なにかが理由で凹んでいるんだ」という気づきや「今、きっと無気力で脱力感があるんだ」という気づきを得られるようになりました。
そして自分自身が感じている本当の気持ちに逆らわず、誰かの話を聞いているかのような感覚で「そうなんだぁ、大変なんだねぇ」と客観的に自分を見る感覚がとても大切ということに気が付きました。
逃げず、背けず
僕が今強く強く意識していることは「逃げず、背けず」です。
「今の自分の気持ちと、自分の目標や成し遂げたいこと、この2つと向き合うことから逃げない、目を背けない!」というモットーみたいな感じですね。
つまり、
●今の自分の気持ち
●自分の目標や成し遂げたいこと
不安や悩みを抱えているということは、この2つに温度差やギャップがあるということになります。
例えば、「今の自分の気持ち」が毎日が楽しくてチャレンジしまくりでモチベーションもずっと高いままだ!と思っていたら、自分の目標や成し遂げたいことに向かって進んでいるということです。
逆に、「今の自分の気持ち」がネガティブだったりマイナス感情が多かったりすれば、自分の目標や成し遂げたいこととの間に大きな壁や不安や悩みを抱えてしまう何らかの原因があるということです。
私たちが苦しむときはだいたいこの2つの温度差やギャップなんですよね。
だからこそ、ここから抜け出していくためには「自分の気持ちからは逃げない、目を背けない」を徹底してあげないと、今の自分の気持ちだけが置いてけぼりになってしまって、結果ずっと不安を感じたまま、悩んだままになってしまうんです。
答えを知っているのは?
歯医者さんが「あちゃ〜、これは虫歯ですねぇ」と言えるのは、虫歯を目で見ることができるからです。
しかし私たちの心の中は誰も見ることができませんから、一瞬で不安や悩みの原因を特定することはすごく難しいんです。
「無気力で脱力感がある」という悩みひとつにしても、統計学として「大きな何かを失った可能性がある」「疲れている可能性がある」「栄養が足りていない可能性がある」というように、いくつもの可能性が浮上してきてしまうんですね。
僕はマインドのことを専門に仕事をさせていただいているので、心理学や脳科学からの可能性はいくつも見いだせたとしても、僕のケースにピッタリと合った原因を見つけることは統計論だけでは限界があります。
占いと似ていて「これは当てはまってるけど、こっちはしっくりこないなぁ」みたいな感じですね。
ちなみにこのブログやYouTubeやLINE公式アカウントでの音声講座と個人セッション(パーソナルプロデュース)の大きな違いはここなんです。
カウンセラーとして活動し始めた頃は、エンパス(超感覚的知覚/HSP)という特殊能力を使って、お客様の心を直接感じ取って原因を特定していくということをしていました。
有り難いことに多くのお客様にご利用いただき、たくさんの嬉しいお言葉をいただきました。
ですが、カウンセリングで僕がお客様の不安や悩みの原因を感じ取って、改善策を細かく細かくお伝えしていっても、「どうしてわかったんですか?」や「能力は本物でした」というお言葉が多く、「じゃあどれだけの人が本当に改善できたんだろう?」と疑問を抱くようになりました。
カウンセリング中にしっくりする答え(僕がお伝えした原因や改善策)を得ることができて「よし、頑張ろう!」と思えたとしても、それに満足をしてしまって改善までの道のりを途中で辞めてしまう人がかなり多かったんです。
カウンセリングはエンターテインメントショーとは僕は考えていないので、お客様の不安や悩みが改善されなければ僕の存在価値がわからなくなってしまいます。
そこで新たに「マインドプロデュース」というサービスを作り、僕のカウンセリングによって不安や悩みの原因と改善策を導き出しながら、自分で自分のマインドを良いものに創り上げていく「セルフマインドプロデュース」の伝授をはじめました。
しばらくして「カウンセリングだけを受けた人」と「マインドプロデュースを受けた人」で変化の様子を比較してみました。
※マインドプロデュースは、コーチング、コンサルティング、カウンセリングのすべてが詰まった僕独自のサービスです。
すると圧倒的に、マインドプロデュースを受けた人のほうが早いスピードで変化し、さらにはさらなる困難、不安、悩みが訪れたときにも自分自身の力で解決していけるようになったのです。
そうか、こういうことだったのか!
僕はこう思いました。
人は、他人からただ当てられたことや言われたことは自分自身のこととして捉えるのが難しく、本当に不安や悩みの改善、そして目標や成し遂げたいことの実現をしていくためには、誰かのサポートを受けながら、自分自身の力で気づきや答えを見つけ出さなきゃいけないということに確信を持つことができた瞬間でした。
この「誰かのサポートを受けながら」の「誰か」が僕の役目なんだと気づくことができました。
ですから今はカウンセリングだけのサービスは一切辞めて、コーチングが中心のパーソナルプロデュースとして「恋愛結婚プロデュース」「自立支援・自己実現プロデュース」を行なっています。
そしてパーソナルプロデュースには「セルフコーチング」も伝授させていただいています。
自分の不安や悩みの答えは、自分自身が一番にわかっているのです。
セルフコーチングの大切さ
僕は、今でも不安や悩みに直面したときは必ずすぐにセルフコーチングを行ないます。
言ってしまえば「歯が痛くなったから歯医者に行く」「風邪をひいたから病院に行く」「お腹が空いたからご飯を食べる」感覚でセルフコーチングを行なっています。
先日もセルフコーチングを行ないました。
セルフコーチングはノートを使ってやっていくのですが、そのときの走り書きがあるので画像を貼り付けておきますね。
セルフコーチングのイメージとしてまず持っていただきたいものは、自分と自分の対話、厳密にいうと「今の自分」と「心の中にいるもう1人の自分」との対話です。
原因と改善策を導き出していくので、先入観は取り払います。
僕はこのとき、意識できる感情として「脱力感」と「モチベーションのダウン」を感じていました。
ですのでまずはノートに、
●脱力感がある
●モチベーションのダウン
と書き込んでいきます。
心の中にいるもう1人の自分(以下:もう1人の自分)が質問をします。ちなみに質問するのはいつでも「もう1人の自分」です。
Q:なにか凹む出来事とかあったの?
A:とくにないと思う。思いつかないだけかも。
(思いつかないということは大きな出来事ではないとして捉えるので、原因はこれではないということがここでわかります)
Q:じゃあ、最近ちゃんと休んでる?
A:微妙。睡眠は足りてないかも。
Q:睡眠が足りてないのはどうして?
A:ついつい夜が遅くなってしまう。
Q:夜は何してるの?
A:妻としゃべったり、しゃべりながらお互いにスマホ見てたり…
Q:それをもっと早い時間にずらせないの?
A:仕事とか考えることが多くて難しかった。妻とあまり話す時間がない罪悪感も感じてた。
(ここで、「妻への罪悪感の気持ち」と「上手な時間の使い方」に気づきました)
Q:じゃあモチベーションはどういうときにアップする?
A:人から感謝してもらえたとき、嬉しいことがあったときに「頑張ろう」って思ってモチベーションがアップする。
Q:最近あまり人からの感謝を味わってないの?
A:そんなことない。仕事でも家でも感謝の言葉をもらえてる。
Q:目標に対する今の気持ちは?
A:もっと頑張って早くサブゴールにたどり着きたい。
Q:今一番に見えているサブゴールってなに?
A:まだ出会ったことのない人にたくさん会っていきたい。そのために日々できることを全力でやっている。出会いが増えていくのが楽しい。
Q:じゃあもしそのサブゴールの前にいくつかサブゴールを作るとしたら?
A:「たくさんの人」じゃなくて「数人」かな。やったことないことにもどんどんチャレンジしたい。
Q:じゃあ一歩ずつだね。今日はこれからどうする?
A:サブゴールが少し遠すぎて、「コツコツ」をわかっているつもりでもどこかで焦ってしまっていた。体の疲れ、脳の疲れを無意識に感じ取っていて、それが焦りにも繋がっていたのかもしれない。今日はもう少しだけやりたいことがある。
Q:妻への罪悪感も消せそう?
A:自分自身のいろんな要素が重なって、ここ数日間は妻のことを気にしてあげられていなかったのかもしれない。睡眠とコミュニケーションをもっと大切にして、1日1歩をもう一度心がけてみる。
はい、これが僕が実際に行なったセルフコーチングの一連の流れです。
ブログで公開するつもりがなかったので、画像は字が汚くてすみません(笑)
さて、僕はこのセルフコーチングによって「脱力感」と「モチベーションのダウン」の原因として、様々なことに気が付きました。
(Ⅰ)睡眠不足
(Ⅱ)時間の使い方
(Ⅲ)サブゴールをもっと細かく
(Ⅳ)焦り
(Ⅴ)妻とのコミュニケーション
これらの原因が僕の心を少しばかり苦しめていたようです。
5つもキーワードを導きだしたのでものすごくスッキリして、一瞬にして「今からやること」がわかり不安や悩みがなくなりました。
ちなみにこれにかけた時間はたったの10分間です。
セルフコーチングをしていなかったらきっとしばらくはこの悩みと共に過ごすことになっていて、どんどん深い悩みになっていったと思います。
妻には仕事人間と思われているんですけど、僕の中では「仕事一番」「何が何でも仕事優先」という気持ちはなく、「家庭も大事にしたい」という気持ちがあるんですね。
それが今回のセルフコーチングでも気づくことができましたが、この「家庭も大事にしたい」という気持ちが、自分自身の行動と矛盾してしまい、さらにそれが妻への罪悪感を呼び、疲れ、焦り、脱力感、モチベーションのダウンに繋がってしまったのだと思います。
仕事的にどうしても「見えないもの」を扱っているのでエネルギー消費量が大きいです。だからこそ、もっと自分の体や気持ちに素直になっていかなきゃ、仕事にも悪影響が出てしまうということに今一度気づくことができました。
とにかく仕事に悪影響が出る前に解消できて良かったです。本当に危ないところでした(笑)
最終的に「良かったこと」にフォーカスしてみると、モチベーションが一気アップしていきます。
逆に「ネガティブ」にフォーカスしてしまうとモチベーションがダウンしてしまいます。
成長というポジティブワード
僕は自分自身が苦しめば苦しむほど「ラッキー」と思っています。
職業柄、自分自身が苦しみ、それを改善していくことで誰かに何かしらお役に立てそうなことをお伝えできるかもしれないからです。
不安や悩みと聞くとすごくネガティブワードで、良くないイメージをしてしまうと思います。
しかしそれを乗り越えていくことで、長い人生でみると「成長」になりますから一気にポジティブワードに変わります。
ポジティブとネガティブってつくづく紙一重だなぁって感じますし、視点を変えるだけでネガティブからポジティブに変えていくことだってできます。
今回お話したセルフコーチングは、自分自身に行なっているものなので通常のコーチングのようなクッション言葉は使いませんが、コーチングのスキルはどうしても必要になってきてしまいます。
僕はこれまで個人セッションしかやってこなかったのですが、今後このようなセルフコーチングを気軽に手軽に学んでいただけるように、お茶会や勉強会、プチセミナーにもチャレンジしていこうと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
参考にしていただけますととても嬉しいです。