こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
卒業シーズンとなりまして、卒業された学生の皆さん、卒業おめでとうございます。
そして親御さんも本当におめでとうございます。
さて、卒業シーズンと言えば「別れ」の時期ですね。
破局を意味する「別れ」ではなく、離れ離れになってしまう「別れ」なわけですが、同じ学校に通っていたカップル、学校は違うけど学生カップルの方々もいらっしゃるのかと。
これまでは学校に行けば会え、バイトがない日の放課後に会え、休日デートを楽しむなど、学生ならではの楽しみや恋愛の方法があったと思うんですね。
ですが、卒業することで環境が変わり、これまでと同じ付き合い方はできなくなるかもしれません。
これは別に悲しいことではないと思うんです。
自分にプラスになる捉え方をするならば、カップルとしての次のステージに進むみたいな感じですね。
より一層の絆を深められるか
誘惑の見極め
不安になる人も多いと思いますが、これを「チャンス」と捉えるか「不安(心配)」と捉えるかは、自分自身の心の持ちようで決まります。
「できることならチャンスと捉えたい」と思う方に向けて、「本当の絆」についての話をしていきますね。
絆が生まれるきっかけを逃さないこと
絆というのは、ただ長く付き合っていれば生まれるものではありません。
ただ長く付き合っていて生まれるものは「情」であり、それは絆とは違います。
絆は、ある条件を満たしたときに少しずつ生まれてくるものなんです。
その条件とは、
をベースとして、
です。
もちろん意識をしなくても、これが当たり前のようにできているカップルもたくさんいます。
ですが、与えることよりも求めることのほうが多い(強い)傾向にある人は、この卒業という環境の変化をつかって、自分自身を少しバージョンアップさせるタイミングです。
相手を理解することは、すべてを受け入れることではない
相手を理解するという言葉はよく耳にすると思うんですが、実際にはどういう意味だと思いますか?
中には、「すべてを受け入れるってことですか?」「自分が我慢しろってことですか?」と答える方もいるんですが、そうじゃないんです。
相手を理解するということは、相手の個性を尊重するということだと僕は思ってるんです。
こんなツイートをしました。
たまに、自分の意見と別の意見を言われたら「否定された」と感じる人がいるけど、これは自意識もプライドも高い。
「その意見は違います!」が否定であって、そうじゃないならただ別の意見というだけ。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) March 8, 2021
個性というのは、物事の価値観や過去から作られた人生観、家庭環境やその上での性格などです。
いくら仲良しのカップルでも、ケンカばっかりのカップルでも、必ずそれぞれの個性というのは存在しています。
この相手の個性というものに対して、自分自身がどう向き合っていけるかなんですね。
ツイートにも書きましたが、
ただ相手からのワガママや要求をすべて受け入れるのは言いなりであり、形が変われば「良いように使われている」「都合の良い相手」になってしまうわけです。
相手を理解するというのは、すべてを受け入れることではないんです。
相手の個性に肯定はできなかったとしてもそれを否定せず、「こういう考えの人もいるんだな」と、「相手」ではなく「存在」を肯定(認める)ことなんですね。
損得なく相手の未来を考えること
その相手と結婚するしない関係なく、損得勘定を持たずに相手の未来を考えることで、あなたの人間力が上がり、愛され、そして相手は大きな価値を感じます。
相手の未来を考えるというのは、
相手の得意なこと
相手の不得意なこと
相手の潜在的な能力
これらを考え、そして引き出してあげることです。
これは男女ともに「あげまん」のスキルです。
そう簡単に見抜き、それを引き出せるものではないかもしれませんが、自分自身の「こうしてほしい」というエゴを一度消し去ることでいつしか気づけるはずです。
「こうしたほうがもっと魅力が出るのになぁ」と相手に対して感じることがあれば、それを伝えてあげてください。
どんな温和な言い方をしても、相手のプライドが富士山ばりに高ければ勝手に凹んだり怒ったりするかもしれませんが、それが本当に相手のためになると思えば、嫌われる覚悟を持って伝えてあげてください。
言いたいことがあるのに黙っていても、絆は生まれませんし深まりません。
一緒に乗り越えることで一体感が生まれる
寂しいとき、つらいとき、凹んだとき、悲しいとき、ネガティブな感情を1人で解決できることは素晴らしいと思います。
ですがそれがカップルの場合、なにもかも1人で解決してしまうと、相手は結構さみしさを感じるものなんですよね。
それが自分の魅力や個性ならばそれで良いかもしれませんが、「一緒に乗り越えることで一体感が生まれる」という視点を持ってだけでも絆を生み出すきっかけになります。
話を聞いてあげることや、必要に応じてアドバイスすること、短い時間でも隣で手をつないであげること、ケースバイケースでいろいろできます。
とくに卒業して環境が変わると、人によっては悩みがめちゃくちゃ増えます。
人間関係かもしれませんし、社会人であれば単純に仕事がきついかもしれません。
お互いに同じ境遇ならば、「自分もしんどいのに・・・」と思うかもしれませんが、心に少しでも余裕があるときに自分ができることをやってあげてください。
案外、自分が悩んでるときに人の悩みを聞くことで、自分の悩みが軽減した感覚を味わうこともありますので。
それに、自分が本当にしんどいときに寄り添ってくれた恋人のことをもっと大切に、そしていなきゃならない存在になりますし。
僕は結婚または夫婦仲において「共有」というキーワードを大切にしてるんですけど、これはカップルにも当てはまります。
ポジティブなこともネガティブなことも共有し、いろいろ半分こしていくと2人の歴史も思い出も、絆も深まっていきます。
卒業される方に限らず、今回この記事で書いていることは、すべてのカップルにも効果的な視点や方法です。
もしお子さんを持つお母さんがこの記事を読んでいたら、お子さんが悩んだときにそれとなくアドバイスしてあげてくださいね。
親子の絆も深まりますから。