こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
婚活中の男性の皆さん、そろそろ婚活したいと考えている男性の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
恋愛のサイトや本などで「男性はコミュニケーション力が必要」という言葉を見聞きしたことがあると思いますが、あなたはコミュニケーション力とはなんだと思いますか?
トークスキルでしょうか?
女性への質問力でしょうか?
今回は、婚活男性に向けてコミュニケーション力とはなにかについてと、コミュニケーション力の落とし穴を徹底的に解説していきます。
この記事を読み終わったあとには、自信がなくて話すのが苦手な人でも、コミュニケーションが本当に苦手という人でも、きっとコミュニケーション力の理解が深まり、「やってみよう!」という気持ちに変わっているはずです。
深く考えすぎ説
いきなりで恐縮ですが、僕はどうも皆さん深く考えすぎなんじゃないかな?と思っています。
「深く考えすぎ説」と唱えたくなってしまいます。
真面目な人や何が何でも結婚したい!という方が陥りやすい問題なんですけど、コミュニケーション力はマニュアルを作ってしまえば作ってしまうほど成功しにくいんです。
もう一度いいます。
コミュニケーション力はマニュアルを作ってしまえば作ってしまうほど成功しにくいんです。
一度だけで良いので、僕と一緒に「原理原則」を考えてみましょう。
答えを引き出す原理原則思考
ちなみに僕はなにかの問題に直面したときや迷ったときは必ず「原理原則」を考えます。
これを僕は「答えを引き出す原理原則思考」と呼んでいます。
では婚活男性が直面している問題を「コミュニーケーション力」と定義して、原理原則を考えていきましょう。
(Ⅰ)コミュニケーションの原理原則
コミュニケーションの原理原則は、対話などによって意思を伝え合ったり、意思疎通を図ったりすることによって互いの仲を深めていくものです。
ここで考えていただきたいポイントは、「意思を伝え合う」「意思疎通を図る」です。
あなたがとてもとても気に入っているiPhoneを持っていたとして、「iPhoneちゃん、今日の調子はどうだい?」なんて聞いたとして、あなたがiPhoneのご機嫌を伺うことはできたとしても、iPhoneはそれに答えてはくれません。
では今度は、iPhoneに備わっているSiri(AIアシスタント)に「明日の天気は?」と聞けば「明日は気温◯℃で晴れです」というふうに答えてくれますが、「うわ〜、コミュニケーションとってるわ〜」と感じますか?
つまり、ロボットや機械的な形で相手に何かを伝えてもそれは「意思を伝え合う」「意思疎通を図る」には繋がらないということです。
「意思」というものは「気持ち」です。
話すのが苦手な人が相手に「ご趣味はなんですか?」と唐突に訪ねたとしても、相手は心の中で「え、昔のお見合い?なんか堅苦しくて話しにくいなぁ」と思ってしまいます。
質問できた勇気は素晴らしいです。
ですが、結婚を導き出していくためにもっともっと素晴らしいあなたになっていただきたいのです。
シチュエーションはお見合いでも良いですし、婚活パーティやイベントなどなんでも良いですが、会話の入り口をこのようにしてみてはいかがでしょうか?
「僕、初対面の方に必ず趣味をお聞きしていて、趣味の参考にしたいなぁと思っているんですけど、なにか普段からされていることとか趣味的なものってありますか?」
クッション言葉を山程使った手法なんですけど、実はこのひとつの質問の中にいくつものテクニックが隠されているんです。
後ほどご説明しますね!
(Ⅱ)人間の原理原則その1
「女性の原理原則」にしようと思ったんですけど、いや、これは女性だけじゃなくて男性にも当てはまってる人多いなと思ったので、敢えて「人間の原理原則」にしました。
私たち人間は、自分の興味がある話と興味がない話、どちらがすんなり相手に伝えられますか?
迷うことなく「自分の興味がある話」ですよね。
ではもうひとつ質問です。
あなたが「この人ともう一度会いたい!」と思うのはどのようなときですか?
この答えは迷ってしまうかと思うので、「この人ともう一度会いたい!」と思う心理をいくつか挙げておきますね。
●興味深い話が聞けたとき
●自分の話を興味深く聞いてくれたとき
●話しやすくエスコートしてくれたとき
●相手に魅力を感じたとき
●この人は自分のことを分かってくれると感じたとき
こんな感じなんです。
これらをシンプルな感情で表すと、、、
●楽しかった
●嬉しかった
なんです。
この原理原則は少し考えてみたら誰もが気づけるはずですので、もう一度再確認するつもりで意識するようにしてみてください。
(Ⅱ)人間の原理原則その2
人間の原理原則その2は、とくに女性に強い心理ではあるのですが、ほぼ全員の女性が無意識に求めていることがあります。
それはなんでしょうか。
答えは「安心感」です。
別の言葉で「包容力」「サポート」「協力」「スキンシップ」などがありますが、まとめると「安心感」です。
「女性は決断力を求めている」という人もいますが、これは全員が全員ではないので原理原則には含めませんでした。
ちなみに、決断力を求めている女性は「サポートタイプ」で、決断力を求めていない女性は「リーダータイプ」であって、女性自身がどちらのタイプの性質を持っているかによって求めることが変わってきます。
話を安心感に戻しますが、この安心感は徹底して意識をするようにしてください。
●表情
●言葉選び
●質問の仕方
●モットーや信念
どこからでも安心感を女性に与えることはできますし、言ってしまえばできるだけ全部安心感を与えられるものを心がけてください。
真顔より笑顔、話しやすい雰囲気、あなたの人生のテーマやモットー、信念なども女性の安心感に繋げる気持ちがベストです。
コミュニケーション力の落とし穴
今度はコミュニケーション力の落とし穴の話をしていきますね。
これは本当によく聞く言葉で「女性は話すのが大好き」や「女性に話を多くさせてあげて」というものがあります。
恐らくあなたも聞いたことがあると思います。
これを鵜呑みにして「女性は話すのが好きなんだ」「女性に多く話してもらうようにしなきゃ!」と頭でっかちにマニュアル化してしまうと落とし穴にハマってしまいます。
もちろん、パーセンテージで見たらお話好きの女性は多いと思います。そして女性に話を多くしてもらうというのも決して間違ってはいないんです。
だからこその落とし穴なんですけど、注意していただきたいのは「マニュアル化しない」ということです。
そして「初対面」もしくは「あなたにまだ慣れていない」ということもしっかりと考慮してください。
初対面からガンガンおしゃべりできる女性もいますが、一方で「初対面はすごく緊張する女性」「自信がなくて自分の話をするのが苦手な女性」「引っ込み思案な女性」も同じくらいたくさんいるということをぜひ知ってください。
このような女性にとっては、序盤の5分〜10分ぐらいは男性メインで話してくれたほうが気が楽と感じる女性もいるでしょうし、男性側に相手の言葉を引き出す質問力があれば女性に心地よさと安心感を味わってもらうことができるのです。
コミュニケーションに必要なスキル
ここで一度、原理原則と落とし穴を踏まえた「コミュニケーションに必要なスキル」をシンプルにお伝えしますね。
●見極める力
●対応力
●質問力
はい、この3つです。
見極める力というのは、相手の女性が「ガンガン自分から話せる人なのか」「一回話しだしたら止まらない人なのか」「初対面の人と話すのが苦手な人なのか」などを相手の女性のタイプを見極めることです。
そして対応力は、見極めた女性のタイプに対してどのように対応していくかを瞬時に見つけ出すことです。
最初からガンガン話せる女性であれば、もっと女性が心地よく楽しくおしゃべりできるように「相槌」と「反応」を極めていくことができます。
初対面の人と話すのが苦手な人であれば、相手が「YES」か「NO」で答えられる質問を何度か繰り返し、徐々に緊張が解けていったところで対話に持ち込むという流れを作り出していくことができます。
女性が話しやすくなっちゃう質問テクニック
原理原則のお話のときに、会話の入り口で、
「僕、初対面の方に必ず趣味をお聞きしていて、趣味の参考にしたいなぁと思っているんですけど、なにか普段からされていることとか趣味的なものってありますか?」
という質問にしてみてはいかがでしょうか?とお話しました。
ここではサンプルとして趣味の話にしていますが、趣味じゃなくても「好きな食べ物」でも「苦手な食べ物」でもなんでも構いません。
まずこのような質問をするとき、質問することを自分ではわかっていてすんなり噛まずに質問できたとしても、少しゆっくりめに相手の女性に質問をします。
理由は単純です。
スムーズにスピーディに質問してしまうと気持ちがこもらず、ロボット感が出てしまって不自然だからです。
不自然さは「違和感」に繋がり、その違和感が「不快感」に繋がってしまったら元も子もないのであくまでも「自然に」です。
会社の面接を思い出してみてください。
ぶっきらぼうに「志望動機を教えてください」と質問されるのと、
少し柔らかい表情で「少し質問させてくださいね〜。◯◯さんは、どうしてこの会社の面接に受けてくださったんですか?」
と聞かれた場合、どちらが話しやすいですか?
次に「初対面の方に必ず趣味をお聞きしていて、趣味の参考にしたいなぁと思っているんですけど」の部分です。
一見「無駄」に思えるかもしれませんが、とてもとても大切な「安心感」に繋げるための言葉なのです。
まず、いきなり初対面の人に「趣味の参考にしたい」といったら「なんで?」「無理やり私に合わせようとしてる?」と思われてしまうかもしれません。
ですが「初対面の方に必ずお聞きしている」をちょっと添えてあげるだけで「私だけじゃないのか」「本当に趣味の参考にしてる人なのか」と相手が感じやすく、警戒心や不信感を与えない工夫ができます。
そして後半の「なにか普段からされていることとか趣味的なものってありますか?」の部分です。
これは「気遣い」です。
ここで一度、僕が質問することに心の中で答えてみてください。
Q:好きな食べ物はなんですか?
・・・
・・・
・・・
すんなり素早く答えられましたか?
もうこの食べ物以外好きな食べ物はない!という方であれば答えやすいと思うんですけど、好きな食べ物とか美味しく感じる食べ物ってたくさんありますよね?
では、質問の仕方を少し変えてみますね。
Q:和食と洋食、どっちが好きですか?
・・・
・・・
・・・
恐らく多くの人がこちらの質問のほうが答えやすかったと思います。
さらに「その日の気分による」という答えを言われてしまうと話を広げるのが難しくなると思う人は、「その日の気分にもよると思うんですけど、和食と洋食だったらどっちのほうが好きですか?」という質問の仕方に変えると、相手はどちらかを選ぶか、「笑いながら、本当にどっちも好きなんです」と答えてくれる確率が高くなります。
これはダブルバインドというテクニックでもありますが、実際ダブルバインドのテクニックはあまり実用性がないですし、詳しく説明していくと話が長くなってしまうので今回は割愛しますね。
質問の仕方から「気遣い」を感じていただけたかと思います。
ただ質問をして女性に話してもらうのではなく、「気遣い」というエッセンスを少し入れるだけで、女性は無意識に話しやすく感じ、無意識に居心地の良さを感じてくれます。
今日からやっていただきたいこと
「コミュニケーションに必要なスキル」として、
●見極める力
●対応力
●質問力
の3つとお話しました。
これはシンプルにしたほうが分かりやすいので3つにしているのですが、実態には質問力には気遣いも必要というお話もしたので、学ぶことはこれ以外にもたくさんあります。
コミュニケーション力というものに一度悩んでしまうと長い間この悩みから抜け出せなくなり、考えれば考えるほど難しく感じてしまうかもしれません。
ですから「難しく考えずにシンプルに!」を強く意識してください。
「コミュニケーションに必要なスキル」の「見極める力」「対応力」「質問力」を磨いていくために、あなたには今日から意識していただきたいことがあります。
それは「柔らかさ」です。
やわらかさの反対は「鋭さ」「冷たさ」「かたさ」だと思ってください。
するどく尖った質問の仕方をすれば女性は冷たさや恐怖を感じます。あなたの言葉にかたさがあれば女性はあなたと話すことに疲れてしまいます。
女性と食事に行ってメニューを決めるとき、「決まった?」と唐突に聞けば「なんか言葉がキツく感じるなぁ」と感じてしまいます。
同じ「決まった?」でもイントネーションや語尾の余韻に気をつけるだけで柔らかさを演出することができます。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!