こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
肉体的な暴力であればDV(ドメスティックバイオレンス)、そして精神的な暴力や言葉の暴力であればモラハラ(モラル・ハラスメント)なんですが、肉体的な暴力はなくても、夫(旦那)からの精神的な攻撃や言葉の暴力で悩んでいる女性は結構多いです。
モラハラする夫なんかとはもう口も聞きたくない、目も合わせたくない、逃げたい、復習したいなどなど、モラハラの度合いや今の精神状況によいろんな思考が生まれてくると思うんですね。
ただ、お願いがありまして。
どんなにウザくても、どんなにキレたくても、あなたが捕まってしまうようなことは絶対に辞めてください。
モラハラ夫のせいで捕まるなんてことはあってはならないことなんです。
今日は、モラハラ夫に耐えられずに離婚を考えている人に向けて、僕がオススメする思考と行動をお話しますので、感情的になにか行動に移す前にぜひ読んでください。
離婚は最終手段
2016年のデータですが、婚姻件数は62万1000件で離婚件数は21万7000件だったそうです。つまり3組に1組離婚をしたことになります(離婚率30%)。
夫婦間のトラブルにおける最終手段は離婚であって、これ以上の最終手段は原則ないはずです。
中には離婚後も復讐を考えている女性もいるのですが、僕としては離婚後のトラブルは起こしてほしくないというのがぶっちゃけた本音です。
復習したところで、最終的に「心からスッキリした」と思えることはほとんどなく、自分自身の心が復讐の念で埋め尽くされたまま今後の人生を歩んでいかなければいけなくなります。
そればかりか、復讐の内容が法的にアウトの場合は仕掛けた側が捕まってしまったり、損害賠償請求をされてしまったりすることもあるわけです。
復讐したい気持ちはわからなくもないですが。。。
モラハラ夫の末路
モラハラ夫は、夫が自ら自分の思考と行動に気づき、自分の意志で改善に取り組んでいかなければ根本的な解決は難しいんですね。
特殊なテクニックを駆使すれば意図的に夫を改善に導いていく方法はあるにはありますが、その方法を知るためにはある程度のお金と技術が必要なので現実的ではないかなぁと。
あれこれと考える前にまず考えていただきたいのは、「モラハラ夫の末路はどうなるか」です。
これまであなたが味わってきたことを今後も誰かに続けていったとしたら、夫は幸せになれると思いますか?
幸せを感じるどころか、自分の周りから人がいなくなったり、人から相手にされなくなったりして、いつかは必ず1人ぼっちになるはずです。
モラハラ夫の特徴は、「ターゲットがいなくなればまた別のターゲットを探す」です。つまり、誤ちを誤ちと気づかずに、同じことを繰り返してしまいます。
ですが、モラハラ夫に少なくとも数年でも耐えてきたあなたは、実はたくさんの学びと忍耐力を習得しています。
習得したことをプラスに
モラハラ夫に耐える生活をしていると、自ずと夫のことを考える時間が増え、夫の思考や行動の予想をして「どうしたら回避できるんだろう」という考えを常々持っていたかと思います。
ネガティブに考えればストレスなんですが、ポジティブに考えると第六感(超感覚)を鍛えたり、人の心を見抜く術を学んでいたことになるんですね。これらは紛れもなく「スキル」です。
つまり今後のあなたの人生、恋愛、人間関係において、モラハラ夫に耐え続けたことを活かせるかもしれないということです。
女性は本質として男性よりも第六感(超感覚)があります。
今回はモラハラ夫を事前に見抜くことができなかったとしても、次に出会う人、次に好きになる人の本質を感じ取っていくことができるかもしれません。
僕のところには離婚を検討されている人からのご相談も多いですが、僕は常に「離婚するときは必ずポジティブな要因を1つ以上持ってください」とお伝えしています。
ネガティブな要因(夫へのイヤな気持ち、自己嫌悪など)だけで離婚してしまうと「後悔」に支配されることがかなり多いんです。
その後悔というのは「自分の人生は今後どうなるんだろう?」や「なんでこんな人と結婚しちゃったんだろう」という気持ちです。
これらの後悔に支配されてしまうと、同じ失敗を繰り返す確率が高くなったり、夫を恨む気持ちが消えずに幸福感を味わえない人生になってしまったりするかもしれないのです。
夫から逃れることができたとしても、あなたの心と肉体が解放されて自由にならなければ、根本的な悩みの解決にならないんじゃないかなと僕は思います。
ポジティブな要因を見つけ出そう
さて、ポジティブな要因とはどのようなものでしょうか。
例えば、「自分一人でも、子供を連れてでも、夫から逃れて自分が心から喜べる仕事がしたい」と思うのもポジティブな要因です。
この場合、離婚を検討しだしたタイミングで「どんな仕事をしていくか」を考えるのがベストです。
特殊なポジティブ要因としては、「自分と同じでモラハラ夫に耐えている女性をサポートする仕事をしよう」と考え、自分が経験したこと、工夫してきたこと、そして離婚までのプロセスをブログや有料コンテンツに書き、それをマネタイズ(収益化)していくなどもポジティブな要因といえます。
離婚を考えていない人へはカウンセリングという形でサービスを提供していけば、収益をどんどんアップさせていくこともできるかもしれませんね。「夫に苦しめられたから、夫のネタを使って稼いでやる!」と思うのも復讐のひとつなのかもしれません。
もう夫のことは忘れたい、モラハラを忘れたいという人であればこの方法はオススメできませんが、自分の経験をお金に変えるということもポジティブな要因です。
他には、結婚していたときはできなかったこと、モラハラ夫と離婚できたからできることなどもポジティブな要因で、「逃れる(離婚)+◯◯をする/したい」という考え方はポジティブな要因です。
今後の人生を幸せに生きるために
あなたがお腹が空いて死にそうになっていたとき、見知らぬ人が買ってきたばかりの大きなピザを数枚分けてくれました。
このときあなたはどんな気持ちになりますか?また、同じような状況に直面したとき、あなたは他人に自分のピザを分けてあげることはできますか?
この問いに対して「心が温まった」「私も分けてあげたい」と思った人は今後幸せになれる要素をたくさん持った人です。
他にもこの問いで「善」の気持ちが芽生えた人は、どうかその気持ちを忘れないでください。その善の気持ちがあなたの本当の姿です。
そしてあなたの幸せはその「善」の気持ちを味わい続けることで叶っていくものです。「悪」の気持ちが幸せを生み出すことは絶対にないのです。
パワハラ夫に耐え続けた意味は自分自身のため、子供のため、中には「夫のため」だったかもしれませんが、その耐え続けた自分の我慢強さと気持ちを褒めてあげてください。
つらさを知った人は強いです。それは精神的にも人間的にも。
離婚することになったとしても、くれぐれも自分自身を責めずに自分自身の成長として捉えてみてください。
これからのことを冷静に
離婚するかどうかでまだ悩んでいる人であれば、家族や友達に相談し、それでもなかなか決断に至るようなアドバイスをもらえなかった場合は僕を含め、専門のカウンセラーなどに相談してみてください。
ただし、離婚を決断している場合は、カウンセラーではなく、夫婦間トラブルや離婚問題に強い弁護士のほうがいいです。
弁護士さんから法律に基づいた然るべき対処法、離婚調停になった場合の流れなどをしっかりと聞き、冷静に向き合っていきましょう。
冷静さを失って後先考えずに行動するのはかなり危険なので、冒頭の繰り返しになりますが注意してください。
モラハラがきちんと立証されれば慰謝料をもらえる可能性もありますから、モラハラを確証できる記録(録音やメールの履歴など)はすべて保存しておきましょう。
大変な時期は何年も何十年も続かず、必ず平穏な暮らしが待ち受けています。
それを信じて乗り越えましょうよ。
乗り越えられない試練はないっていいますから、自分を信じましょう。
まだ離婚を決断されていない人は、上の記事でモラハラ夫への接し方や対処法を書いていますのでぜひ参考にしてみてください。
モラハラ夫に苦しめられているあなたが、近い将来、幸せそうな笑顔で毎日を過ごしていることを心から願っています。