悩みが頭から離れない場合は「最悪のケース」を考えておくことで解消される。

価値観・考え方・捉え方

こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。

考えないようにしていても悩みが頭にこびりつき、なにをしても手につかないほど悩んでしまっているとき、そんな自分とどのように向き合っていけば良いのでしょうか。

巷では、こういった悩みに対して「大丈夫」「私ならできる!」と自分に言い聞かせることが良しとされていますが、僕からするとこれは「ベター」であって「ベスト」ではありません。

なぜなら、言い聞かせただけで解決するなら、そもそも悩みが頭から離れないといった状況にはなっていないからです。

 

そもそもこれは心理学で言うところの「自己暗示」。ロジックを簡単に説明すると、自己肯定感を意識的に高めることで自信を持たせるといった効果があります。

ですから、この自己暗示や自己肯定感を高めること自体は否定しません。状況に応じてこれが高い効果を発揮することもあります。

 

今回僕が解説する方法は、もっと理性的に物事を捉える視点です。

この視点を持つことで、今回の悩みだけでなく今後抱えるかもしれない悩みにも使えますし、「精神力」のベースが上がりますから、5分間だけ僕にお付き合いいただければと思います。

 

結論:最悪のケースを考えまくる

結論だけいいますと、「最悪のケースを考えまくる」ことで、悩みが頭から離れないといった状況を変えていくことができます。

とはいえ、悩みが解決するわけではありません。

「悩みが頭から離れない」という問題と、「悩みを解決する」という問題はまったくの別問題ですから、ここを一緒に考えるのではなく、バラバラにして1つずつ向き合う意識でいてください。

悩みがあって眠れない、悩みが頭から離れないという人は、まずはここの見極めが出来ていなくて苦しんでいる可能性もあるので、これを別々の問題として捉えていくことで心が少し軽くなるかもしれません。

 

なぜ最悪のケースを考えまくるのか

「そんなことしたら悪化するだけじゃない?」と思うかもしれません。

ですが、よ〜く考えてみてください。

「今が悪化した状態」であって、今、物事をポジティブに捉えられない状況でもあり、小手先のテクニックでは腑に落ちないはずです。

そんなにひどい状態なのであれば、今はどうせネガティブなことしか考えられないので、この状態を逆手に取って、「ネガティブな発想」を活かすのです。

もう1つ狙いがあります。

ネガティブな発想は「悪」と思われがちですが、多くのビジネスアイディアは「世の中の不満」から生まれますし、ネガティブな発想で浮かび上がったものを解決していくことで、読み解く力や精神力、考える力が一気に向上します。

 

とはいえ、「最悪なケース」とはなんなのか。

「最悪なケース」に定義はなく、自分が「こうなったら最悪だ!」と思う範囲をいくつも自由に決めたら良いのです。

具体例を3つほど出します。

 

恋人・夫婦関係の悩み

彼氏や彼女とのトラブルで悩んでいるならば、別れて寂しい思いをすること、楽しかった思い出がもう味わえないかもしれないこと、自分がしてもらって嬉しかったことをひたすら考えます。

自分が怒っていてそれが悩みになっているのであれば、こういった視点が「許そう」と思えるきっかけになるかもしれませんし、相手を怒らせてしまったのであれば「もう一度ちゃんと謝ろう」と思えるきっかけになるかもしれません。

 

お金の悩み

お金のことで悩んでいるならば、言い方は悪いですが、刑務所の中に入っている人の気持ちになってみても良いです。

「自分はこんなに自由な身なのに、狭い空間だけで悩んでいる」と気付けるかもしれません。

生活のレベルは自分の意思で下げられます。

今はキャッシュアウトしない程度で身の丈にあった思考でいることで、必要な分だけ稼げば良いのです。

借金であれば、最悪のケースは「自己破産」という手もあります。自己破産できないケースもありますが、いずれにしても、自分で蒔いた種は自分で刈り取るしかありません。

悩んで解決するものではないですから、理性的に、借金問題に詳しい専門家に相談したり、弁護士さんの無料相談などを活用してみると、「今すべきこと」が明確になるはずです。

 

人間関係の悩み

そもそも人間関係の悩みというのは、言いたいことを言えていないほど悩みが深くなっていくものです。

誰かに陰口を言われている、この人にこう思われているかもしれないといった悩みがよくある例ではありますが、「嫌なことは嫌」「おかしいと思うことはおかしい」と言えないとどんどんモヤモヤが増し、精神的にも肉体的にも悪影響を及ぼします。

 

この場合、「言いたいことを言った場合の自分の中での最悪のケース」を考えます。

職場の人間関係であれば、「会社に居づらくなる」「クビになるかもしれない」が最悪のケースだったとしたら、そうなった場合にどうするかを考えます。

「どんな出会いが待っているんだろう」と思えば勇気が持てます。

「また人間関係で悩むのかな」と不安になればなかなか勇気は持てずまた悩みます。

いつも勇気が持てない考え方をしてしまう人は、無理にポジティブに変えようと思わずに、感情を一度抜きにして「理性」だけで考えてください。

 

理性的に考えて、どっちのほうが幸せか。
理性的に考えて、人にオススメする方法はなにか。

 

再就職できなかったらどうしようと思ってしまうのであれば、再就職できるまで行動し続ければ解決します。

ハローワークや求人誌から応募し、50社落ちても51社目で受かれば解決です。落ちたときに「失敗」と思わず「実験」と思うことで、次の面接への意欲が湧くはずです。

その実験により、自分に向いているキャラやスタイルが見つかるかもしれません。

僕がオススメしている「実験思考」は、職場も決まり、自分のスタイルも見つかる、一石二鳥の方法でもあるのです。

 

悪いことをして悩んでいるなら自首すること

これは僕の話をしたほうが分かりやすいと思うので、実話ベースでお話します。

僕はかなりの小心者で精神は弱いほうだと自覚しています。ですから、悪いことをしたときに、「バレちゃうかも」と思ったままの精神で居続けることができないんですね。

心が持たないといいますか、食欲もなくなりますし、何をしても楽しくなくて、いつも頭の中は「バレちゃうかも」に支配されます。

さらに、「自分は悪いことをした」という罪悪感にも耐えられません。

 

今は、これに苦しまない方法を見つけました。

それは「そもそも悪いことをしないこと」。今更かよと思うかもしれませんが、子供のときって何かと悪いことをしたくなってしまうタチでして・・・。

 

そしてもし悪気がなかったとしても「悪いことをしちゃったなぁ」と思ったら、素直に正直に白状し謝るようにしています。

ですから、悪いことをして悩みが頭から離れないという人は、無駄な思考、無駄な労力、無駄な精神力、無駄な時間を使うことになりますので、素直に打ち明けましょう。

法に触れることをしたのであれば自首してください。

悪気がなくても誰かを傷つけてしまったのであれば、きちんと謝罪し、改めて自分の気持ちを伝えてください。

これだけで天国に行ったときと同じようなスッキリとした感覚になれます(天国には言ったことがありませんが)。

 

最悪のケースを考えると自分のレベルが上がる

僕がお伝えしている「悩みが頭から離れないなら最悪のケースを考える」というものは、実際に僕自身が普段から行なっている方法です。

もともとは、「落ち込むことがあったら一度もっとどん底まで落ち込む」という僕独自の手法があり、そこから派生させたものです。

 

自分のレベルが上がるというのは、物理的なものではなくあくまで精神的なものです。

具体的にいうと、思考力、読み解く力、精神力、考える力、分析力、対応力の向上です。

自分にとっての正しい答えを導き出すためには、根本部分まで掘り下げていかないとその場しのぎになり、何も解決しません。

根本部分にたどり着くためには、いろんなことを考え、どうすれば自分が良い状態になるか、良くないことが起きたときにどうすれば良いかの考えるクセを付けておくことで、自分のレベルが上がり、些細なことには動じない自分が出来上がります。

 

そして「最悪なケース」を考えるというのは、自分の中での想定内を厚くしておくことにも繋がっています。

想定外のことが起きたら人はあたふたしがちですが、想定内であれば対応がしやすいです。

想定内の範疇に自分の悩みの最悪のケースを収めておくことで、「そうなったら嫌だなぁ」という感情はあったとしても、少なくとも「悩みが頭から離れない」といった状態からは解放されるはずです。

 

考える力は先天的なものではなく、後天的なものです。

センスの有無はあったとしても、誰もがトライアンドエラーを繰り返していくことで手に入れることができる技術です。

その技術は、他の誰かからみたら「才能」にもなります。

 

とにかく、よく考えるクセをつけて自分のレベルを上げ、悩みに苦しまない自分づくりをしていきましょう。

 

 

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関根 浩平

関根 浩平

生まれつきのエンパスとHSPの2つの気質を活かし、徹底した読み解き力で戦略を組み立てる恋愛・結婚・マインドコンサルタント。1対1でガッツリ語り合うセッションとコンテンツ発信に力を入れ、2014年から総勢1021人以上の方々を問題解決へと導く。リピート(継続)率は91%。 得意な技法は、エンパス、心理学、人相学、脳科学。妻と0歳の息子(通称:ぷんた)、猫3匹、犬1匹の微妙に大家族。強みを活かして企業やフリーランスの方々のホームページ制作もしてますが、WEBデザイナーではないのです。

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関根 浩平

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生まれつきのエンパスとHSPの2つの気質を活かし、徹底した読み解き力で戦略を組み立てる恋愛・結婚・マインドコンサルタント。リピート(継続)率は91%。 得意な技法は、エンパス、心理学、人相学、脳科学。妻と0歳の息子(通称:ぷんた)、猫3匹、犬1匹の微妙に大家族。

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