こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
自分のやりたいこと、恋人やパートナーへの愛、自分がイヤだと思っていることなど、自分の本当の気持ちを見つけることって難しいと感じたことはありませんか?
どれが本当の気持ちなのかをいろいろと考えてみても、
『あれ?なんかしっくりこないぞ?』
『自分にこう言い聞かせてるだけなのかな?』
と、モヤモヤが続いているなんてこともあるかもしれません。
また、ときにはいろんな気持ちが浮かびすぎてしまうこともあります。
そうなると、『結局、どれが自分の本当の気持ちなんだろう?』とこれまたモヤモヤしてしまうものです。
今回は、こんなモヤモヤを抱えている方に向けて、1日で自分の本当の気持ちを見つける方法についてお伝えしていきます。
この方法は、僕が私生活でも行なっている方法でもあり、セッション(お客さんへのマインドコンサルなど)でも行なっている方法です。
自分の本当の気持ちが見つかると、闇から抜け出した気持ちになります。そして、思考も行動もすごく楽になるので、ブレることなく意思決定できるようになります。
思いつく限りの自問自答タイム
早速ですが結論です。
自分の本当の気持ちがわからないとき、しっくりくる本音の見つけ方は、思いつく限りの自問自答をすることなんです。
流れは次のような感じです。
思いつく限り自問自答して答え合わせ
しっくり来るものがあると「これだ!」となる
自問自答というのは、自分で問題を出して自分で答えていくことです。
具体例は後ほどお話しますね。
自分の本音が自問自答で見つかる理由
なぜ自問自答で自分の本音が見つかるのか、この点についてお話しますね。
「本音」というのは、自分だけが知っているはずの自分の本当の気持ちです。
「なにを当たり前なことを」と思われるかもですが、ここにヒントが隠されているんです。
「自分だけが知っているはず」と書きましたが、この「はず」の部分が重要です。
自分自身のことですから、自分だけが知っているはずなのに、自分では本当の気持ちを見つけられない、気づけないという状態に陥っているわけですね。
これは仕方のないことなんです。
というのも、「自分の本当の気持ち(本音)」というのは、自分自身の心の奥底に潜んでいる感情です。
これを専門的な言葉では「潜在意識(せんざいいしき)」といいます。
次の図を見てください。
この図は、「自覚できている意識」と「自覚できてない意識」を分かりやすくまとめたものです。
ちなみに・・・
「自覚できてない意識=潜在意識(せんざいいしき)」
ということです。
「本音」というのは、自覚できてない意識に潜んでいるものなので、その気持ちに気が付けないというのは仕方のないことなんです。
ですが、間違いなく自分の意識の中に答えは隠されています。
それを探っていく手段として、思い出させる手段として「自問自答」を行なうんですね。
ちなみにセッションにもある「コーチング」という手法では、こちら側が答えやきっかけになる質問を繰り返し行なっていくものです。
「セルフコーチング」という自分自身で行なうコーチングの方法もブログで公開しているので、この記事の最後に載せておきますね。
本音は日々変化していく
具体例の前に、大前提があるのでちょびっとだけその話を。
こんなツイートをしました。
価値観が変わると本音が変わる。
本音が変わると思考と行動が変わる。
思考と行動が変わると現実が変わる。
人ってこうやって成長していくんだと思います。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) October 25, 2020
なにが言いたいかといいますと、「本音」というものは、自分の体験や体感によって日々変化していくということなんです。
これを「価値観」といいますが、価値観が変われば本音も変わっていきます。
ですから、今の本音と1年後の本音はまったく別のものかもしれません。
だからといって今の本音をないがしろにするんじゃなくて、今の本音も1年後の本音も大切にして、今回お話した方法で見つけていってほしいのです。
実践!本音を見つけ出した具体例
僕は年がら年中この方法をつかって自分の本音を見つけ出しています。
すごく最近の話を具体例に出しますね。
「精神の安定」というテーマが僕の中で浮かび、『なんだろうなぁ?』と考えていたんですね。
パッと「これです!」と答えようと思えば答えられるものなんですが、「それは本音なの?」と自分にツッコミを入れると、自信を持って「はい!」とは言えなかったので、本音を導き出す自問自答をすることにしました。
それもツイートしたものがあります。
だからコンテンツにしろセッションにしろ、それはただのツールでしかなくて。
本当は人のマインドに自分が影響されるのってあまり良いことじゃないんだけど、僕の場合はそれはもうしょうがない。
その中でこの気持ちとうまく付き合っていけるかどうかなのかなと。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) October 25, 2020
ちょっと脱線して、僕と仕事のあり方の本音まで見つけ出せました。
ここに至るまでのプロセスを書いていきますね。
まず、精神が安定しそうな状況、ツールを洗いざらい挙げていきます。
たとえばこんな感じ。
健康体であること
悩みや恐怖が限りなくゼロに近いこと
良い家に住むこと
ペットに囲まれていること
人から愛されていること
夫婦仲や家族仲が良いこと
僕は自問自答が日常的である程度慣れているので、今回は頭の中だけで自問自答しましたが、慣れていない人は紙に書いたほうが整理しやすいです。
ここで挙げた7つは、どれも精神の安定には繋がると思うんですね。
言ってしまえばどれも本音なのかもしれませんが、ズバッとしっくり来るものはたいてい1つです。
1つずつ挙げていく段階で、自問自答するんですね。
お金に困らないほど稼ぐことで精神は安定する?
ん〜、どうかね?お金の不安はなくなるけど、それが核心ではないんじゃないかね?
じゃあ健康な体でいることは?
それは大事。結局、体が資本だからね。でも、健康体も核心ではないかな。
悩みや恐怖がないことは?
めっちゃ大事。かなり近づいてきた気がする。
良い家に住むことは?
うん、良い家に住んでそこで仕事ができたら良いね。でもこれは別に旅行とか別荘でも良くね?
ペットに囲まれて暮らすことは?
まぁ、もう囲まれてるけども。それに、自分が健康じゃなかったらペットへの愛情も弱くなるわけでこれは要素であって核心ではない。
人から愛されることは?
かなり大事。でも、人から愛されるためには自分自身を愛していることが必要。じゃあ人から愛されるためには?
夫婦の仲が良いことは?
これ!妻や家族(子供やペットも)が安心した顔して寝ていたり、仲良く同じ空間で楽しく暮らせてるときってすごく自分の心が安定している。うん、これだ。
こんな感じで自分自身と対話していくイメージです。
本音にたどり着けば良いので、あまり深く考えすぎずにパッと思い浮かぶものを次々と質問していきます。
いくら対話をしても本音にたどり着かない場合は?
じっくりと対話したにも関わらず、本音にたどり着かないこともあるかもしれません。
この場合、以下の3つの理由が考えられます。
そもそも答えがない
理性が邪魔をしている
1つ目の「質問が少なすぎる」について。
選択肢が3つしかなければ、その中から答えを見つけるのは難しいです。
あまり多すぎても本音にたどり着くまでに疲れちゃいますが、浮かぶなら浮かぶだけ挙げたほうがいいです。
2つ目の「そもそも答えがない」について。
「考えることが好きな人」や「悩むために悩む人」によくある問題です。
やたらと物事を難しく考えすぎると、なにに悩んでるのか、なにが正解なのかがわからなくなってくるものです。
3つ目の「理性が邪魔をしている」について。
本音というのは理性ではなく感情です。
たとえば、今お金がなくてすごくすごく苦しい思いをしている人は、「楽しい人生」と「とにかく稼げる仕事」を天秤にかけたときに、本音では「楽しい人生」を求めていても、理性では「とにかく稼げる仕事」を選択しがちです。
理性が影響して自分の感情にブレーキがかかっていることもあるので、その場合は「感情」と「理性」をバラバラにして考えていくと「本当はどうしたい?」にたどり着きやすいと思います。
参考になりそうな記事があるので、ぜひこちらも読んでみてください。
自分と向き合うことは大切だけど、時間をかけすぎちゃダメ
もう一度、結論を書いておきますね。
自分の気持ちがわからないときは、思いつく限り浮かんだものを当てはめていく自問自答をすることで、短時間で本音にたどり着くことができます。
自分と向き合うことってめちゃくちゃ大切です。
自分を理解してこそ人のことも理解できるようになります。
ですが、延々と時間をかければ良いということではないんですね。
長くても1日2日で自分の本音を見つけ出し、その本音に向かって進んでいくか、今は理性的かつ論理的にことを進めていくかの決断をします。
そうしなければ、いつまでもふわふわして自分の思考や行動が定まらないんですね。
上の記事では、先程お話した「セルフコーチング」の方法について、僕が実際にノートに書いたものを公開しながら解説しています。
ノートを使って早期発見・早期改善を目指す方は、ぜひ一度目を通しておいていただくと理解が深まると思います。