こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
毒親から育てられた人は、大人になった今でも様々な問題に直面しているかもしれません。
例えば、働いても働いてもお金がない、人間関係がうまくいかない、恋愛がうまくいかない、結婚生活がうまくいかないなど、日常生活の至るところに悪影響を及ぼしていることもあります。
そんな毎日や自分自身に嫌気が差して、勇気を出してカウンセリングに行こうと思っている人もいるかもしれません。
今回はこれからカウンセリングに行こうと思っている人や、現在通っているカウンセリングで本当に良いの?と疑問に思っている人に向けて、正しいカウンセラーの選び方やカウンセリングの受け方をお話していきます。
カウンセラーにも得意不得意がある
カウンセラーは心理学や脳科学といった専門知識のほかに、対応力が求められるのですが、全員のカウンセラーが毒親で悩む人の相談を引き受けられるわけではありません。
人間関係の悩みに強い、恋愛の悩みに強いといった相談ジャンルによる得意不得意はもちろんですが、他にも得意不得意が分かれるポイントがあります。
それは、
●表面上(現実)を見るのが得意か
●根本を見抜くのが得意か
です。
カウンセリングを受ける前には必ずホームページ等を見ると思うのですが、そのホームページから「表面上(現実)を改善していくのか」もしくは「根本から改善していくのか」をしっかり見るようにしてください。
この部分を疎かにしてしまうと、思いがけないトラブルを引き起こしてしまうことがあるのです。
カウンセリングは根本から改善しないと意味がない
毒親育ちが原因で日常生活に何らかの支障をきたしている場合、生き方、仕事、恋愛、お金、人間関係など、いくつか同時に悩んでいることが多いです。
表面上だけ改善するカウンセリングを受けてしまうと、人間関係のある一部分は改善したり気が楽になったとしても、お金の問題は全然改善できていなかったり、生きづらさは変わらなかったりといった問題が起きます。
すると、今度はこの悩みがあるからまたカウンセリングに通い、それが少し落ち着いたら今度はまた別の悩みでカウンセリングに通うというループがはじまります。
僕がよくこのブログでもお話している「臭いものに蓋をする」の状態になってしまうのです。
毒親に育てられてしまった人は、狭い世界(箱)に閉じ込められてしまっています。
親や周りの人から嫌われないためでもありますし、親の口癖によって刷り込まされてしまった思い込みでもあります。
表面上の改善というのは、この狭い世界(箱)の中だけで少しでも今の苦痛から逃れるイメージです。
そしてまたすぐに苦痛がやってきてしまい、次はどうするか、その次はどうするかと限られた選択肢の中だけで決めることになってしまいます。
俗に言う「いたちごっこ」というものですね。
毒親に育てられてしまったことによる生きづらさ解放(根本改善)というのは、「もうこの狭い世界(箱)から出ても良いんですよー!」とカウンセラーがアプローチし、相談者を狭い世界(箱)から出してあげることなんですね。
出してあげるといっても、物理的に強制的に引っ張り出すことはできないので、相談者には以下のことを伝えます。
●今苦しんでいる意味
●現実を引き起こしている深い理由
●今の悩みができる理由
●相談者の本質や個性
これらのことをお伝えしたり、会話によって気付いていただくことで、「私は狭い世界(箱)に閉じこもっていたんだ。こんなところからはもう脱出したい」と思うようになります。
表面上の改善というのは、頭痛で言えば頭痛薬を飲むことです。
「改善」と言っていますが、手軽ではあるものの本当の改善とは言えません。
根本的な改善というのは、頭痛で言えば「姿勢を正す」「冷え性改善」「食生活を見直す」などの頭痛に繋がりうる行動の改善や排除です。
慢性頭痛の人は根本的な改善を目指さなければ、いつまでも頭痛薬を飲み続けなければいけなくなってしまいます。
カウンセリングもまったく同じです。
頭痛薬のように手っ取り早く今の苦しみだけを改善しようと思うと、いつまで経っても根本的な部分は改善されずに悩みを繰り返します。
今回は毒親に育てられてしまった人をテーマにしていますが、悩みそのものはいつでも根本から改善する意識を持つようにしてください。
多くの気付きをくれるカウンセラーを探す
何でもかんでも教えてもらえたら楽ができます。
手っ取り早いですし、頭を使う必要もありません。
では、塾や学校の授業をイメージしてください。問題に対してすべて先生が答えを教えてくれたら、あなたはどうなりますか?
●めっちゃ楽だけど賢くはなっていない
●問題の解き方すらわからない
●いつでも誰かから答えを得ようとする
●成長できない
間違いなく、こういった結果になってしまいますよね。
今でこそ僕のところに相談に来られる方でこのような方は減りましたが、カウンセラー(もしくはコーチ・コンサル)に答えだけを求めに来る人も大勢います。
そんなとき、僕はハッキリとこう言います。
と。
それでも答えだけを求めている人は僕からは離れていくと思いますし、根本から改善を求めない人を僕はサポートすることはできない(相手がお金の無駄になることが多い)ので、ある意味Win-Winなんだと思います。
カウンセラーを探す際は、あなたに多くの気付きや学びを与えてくれるカウンセラーを探してください。
答えを教えてくれるカウンセラーではなく、問題に対して一緒に向き合ってくれる人であり、どんなあなたでも冷静に受け入れてくれる人です。
スキル・能力が高くても相性が合わなければ効果が薄れる
いくらカウンセラーといっても、一人の人間です。
ですから、生理的に受け付けなかったりすることもあるでしょうし、単純に相性が合わないと感じることもあるかと思います。
カウンセラーに知識が豊富にあって、持っているスキルや能力がどんなに高かったとしても、あなたと相性が合わなければ効果を最大限まで発揮することはできません。
むしろ逆効果になってしまうこともあります。
根本改善となればある程度の時間も必要です。
根本から改善されるということは「潜在意識(無意識)」から変わるということなのですが、それは早くて3ヶ月、通常で6ヶ月、遅くて1年以上かかる場合もあります。
ですから長いお付き合いになります。
だからこそ「この先生にお願いしたい!」と思える先生と出会っていただきたいと思います。
ネット上の姿に騙されるな!
ネット上に出ているカウンセラー(またはコーチ・コンサル)の姿を見て、目に見える部分だけで判断するのはとても危険です。
とくにSNSは自己承認欲求が集結していますので、幸せ感をアピールすること、お金持ちをアピールすることは今は簡単にできる時代です。
目で見える情報だけで決めてしまうと、その世界観を共有することで気持ちよくなったとしても根本はなにも変わっていない、つまり、現実はなにも変わっていないということはよくある話です。
人を見極めるところは、目では見えない部分に着目しましょう。
発している言葉、大切にしている価値観、見ている視点など、隠そうとしても隠しきれない部分をできるだけよく観察するようにしてください。
なぜこんなお話をさせていただいたのかと言いますと…
僕のこのTweetをご覧ください。
個人向けのコーチング、マインドコンサル、カウンセリングと企業向けのコンサル&ウェブサイトプロデュースをしているのですが、共通点はなぜか「過去にうまいこと言われて騙された経験のある人(会社)」です。
結果的に高い勉強代として捉える方が多いですが、本質を見極めること、大切ですね。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) January 8, 2020
カウンセリングやコーチングに関しては「自分には意味がありませんでした」と話す方も多いです。
先生側のスキル・能力の問題もあるのは事実ですが、それよりもご自身の向き合い方や捉え方が変わってきたんじゃないですかね?
先入観があると、良いものも悪いものに見えてきますし、その逆も然り。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) January 8, 2020
Tweetにもありますように、僕のところには結構このような方が多く相談に来られるのです。
「引き寄せの法則(スクール)を60万円近く払って受講したが、結局なにも引き寄せられない…」という声もありますし、10年以上カウンセリングに通っているけど一向によくならないという声もあります。
引き寄せの法則については正しく理解できている人が先生側もかなり少ないので、かなり注意が必要です。
引き寄せの法則のよくある間違いについては上記の記事で詳しく解説しています。
人の見極めは恋愛においても人間関係においても必要なスキルになってきますので、普段から見極める訓練をしておきましょう。