こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
深く悩んだときや専門家の助けが必要なときに、精神科(心療内科)に行ったらいいか、民間(個人)カウンセリングを受けたらいいかで悩んでしまうことがあるかと思います。
精神科のカウンセリングは意味がないという噂だったり、そもそもカウンセリングって意味あるの?という疑問もあると思うんですね。
実際にこのような相談も多いので、今回は「精神科(心療内科)と民間のカウンセリング、どっちが効果が高いのか」についてお話していきますね。
どっちに通うべき?
まず、カウンセリング効果の前に「どっちに通うべき?」を明確にする必要があります。
というのは、「精神科(心療内科)」と「民間カウンセリング」は似て非なるものだからです。
それぞれの大まかな役割を挙げますね。
精神科(心療内科)の役割
精神科(心療内科)は、主に薬をつかった治療を行なうところです。
また医師による病気の診断も行ないます(◯◯症、◯◯障害など)。
診断書(有料)も書いてもらうことができるので、会社や学校に提出する書類が必要な場合には精神科(心療内科)に行かなければいけません。
突発的な症状や夜眠れずに日常生活に支障をきたしている場合には、まずは精神科での診察がオススメです。入院施設のある精神科(心療内科)では入院することもできます。
民間カウンセリングの役割
民間カウンセリングは、病院ではありませんので病気の診断や薬の処方はできません。
また入院施設も原則ありませんので、突発的な症状や明らかに精神状態の悪い方の相談は引き受けないところもあります。
民間カウンセリングは、薬を使わずに、カウンセラーと相談者のコミュニケーションの中から悩みの改善を見つけ出していくものです。
カウンセリング効果が高いのは?
以上のことから、カウンセリング効果が高いのは「専門分野」として考えれば「民間カウンセリング」ということになります。
ただし、精神科(心療内科)には「臨床心理士」がいる場合もありますので一概には言えません。
精神科で行なうカウンセリングは、1回につき15分程度で料金は保険適応で3,000円程度と言われています。
一方、民間カウンセリングは、1回につき60分程度で料金は保険適応外で10,000円前後です。
ですから、1回のカウンセリングを長い時間しっかり行なってもらいたい場合には民間カウンセリングがオススメですし、時間は短くても良いから安く済ませたいという場合には精神科がオススメです。
僕がオススメするカウンセリングの受け方
もし精神面の異変に気付き、それが今後日常生活において支障をきたす可能性がある場合にはまずは精神科へ行かれることをオススメします。
そこで診断(診察)してもらい、まず自分がなんらかの病気かどうかを調べることは「自分を知る指標」としては良いと思います。
診断内容に納得がいかなかった場合にはセカンドオピニオンも検討してください。精神的なものは判断するのが難しく、その病気とみなすかは先生によるさじ加減とも言われています。
また先生によって得意分野と不得意分野がありますので、1つの病院だけで判断するのは危険です。
「日常生活に支障をきたすほどではない」という場合には精神科には行かずに民間カウンセリングでも良いと思います。
一過性のストレスによる精神面の乱れであれば、薬を飲まなくても1回〜3回程度のカウンセリングで回復する場合もありますから、まずはカウンセラーに相談してください。
最後に、費用面で悩んでいる方は、保険適応がある精神科(心療内科)での診療がオススメです。
ただし薬を処方されるだけで何十年もうつ病が治らないといった例が山ほどありますので、安く済むからといって精神科に通い続けるのも考えものです。
ちなみにですが、うつ病は治る病気です。
しかし5年以上症状が良くならない方、悪化している方は一度民間カウンセリングに行かれることをオススメします。良いカウンセラーと巡りあえれば、薬を絶ち根本的な部分から改善していける可能性があります。
さて、今回の題材である「精神科と民間カウンセリング、カウンセリングの効果が高いのはどっち?」ですが、「ケースバイケース」であり、受ける人によって異なるというのが結論です。
優劣をつけられるものではないので、自分に合っている場所、合っている人(先生やカウンセラー)を探すのが理想です。
良い先生に巡りあえれば精神科でも民間カウンセリングでも悩みの改善や症状の改善はできます。
もし「精神科」か「民間カウンセリング」かで悩んでいる場合は、一度ご相談いただければ忖度なくあなたに合うほうをお伝えしますので、Twitterやお問い合わせから遠慮なくお聞きくださいね。