こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
怒りを抑えることって、すごく難しいと思います。
物に当たりたくなったり気が済むまで暴言を吐きたくなることもあるかもしれません。
今回は怒りについて悩んでおられる方に、少しでも救いになればと「怒りを抑えるコツ」についてお話させていただきます。
怒ることは悪いことじゃない
いつものごとく結論からお話していこうと思うのですが、その前に大前提があります。
それは「怒ることは悪いことじゃない」ということです。怒りを感じることも、怒りを表現することも悪いことじゃありません。
もしすぐに怒ってしまう自分を責めているのであれば、ぜひ「怒っても良いんだ」という大前提を心にしまってください。
「悪いこと」というのは、怒りをコントロール出来ずに他者に危害を加えることや後先考えずに暴れることです。
怒りを抑える魔法の言葉
先日、こんなTweetをしました。
怒りを抑える魔法の言葉を作っていますか?ちなみに僕は「ま、いっか」と「あとでゆっくり考えよ」です。そもそもあまり感情的にならないのですが、イライラしたときに何かを考えても120%冷静な判断はできないですし、フェアな視点は冷静なときじゃないと持てないんですよね。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) November 14, 2019
だからイライラして、どうしても今相手に何か伝えなきゃいけないとき以外は、一度深呼吸して「おいちゃんは、今、イライラしている!」と自分の感情に目を向けます。ここに否定も肯定もしません。ただ目を向けるだけです。5分もすれば落ち着いてくるので、落ち着いたときに俯瞰するようにしています。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) November 14, 2019
ちなみに僕は「ま、いっか」と「あとでゆっくり考えよ」です。
そもそもあまり感情的にならないのですが、イライラしたときに何かを考えても120%冷静な判断はできないですし、フェアな視点は冷静なときじゃないと持てないんですよね。
だからイライラして、どうしても今相手に何か伝えなきゃいけないとき以外は、一度深呼吸して「おいちゃんは、今、イライラしている!」と自分の感情に目を向けます。
ここに否定も肯定もしません。
ただ目を向けるだけです。
5分もすれば落ち着いてくるので、落ち着いたときに俯瞰するようにしています。
昔(20代前半ぐらい)は結構すぐに感情的になっていました。
気に食わなければ怒り、納得いかないことがあれば上司だろうが社長だろうが関係なく食ってかかっていました。
もう少しで、口癖が「おかしーだろーーーー!」になるレベルに。
僕は学校の勉強はあまりできませんし、宗教のように何かを信仰したり崇拝するものも何もないのですが、心理学や脳科学は結構好きで、それに付随して精神世界の勉強もしました。
心の勉強をしていくうちに「俯瞰(ふかん)/客観視」することを覚えると、すぐに感情的になる自分がすごくバカバカしく思えてしまうようになりました。
こんな風に自分に対するイメージを自分で感じました。
といっても、感情的に怒っている人を見下しているわけでも貶しているわけでもなく、あくまで「僕は」です。
そこから自分自身をカスタマイズしていくべく、怒りを抑える言葉を探すようになりました。
それが「ま、いっか」と「あとでゆっくり考えよう」です。
魔法はないけど自分だけの魔法は作り出せる
「ま、いっか」というのは、「そんな小さいこと気にしなくていいや」みたいな意味合いで、使ってみると結構面白いことが起きます。
友達の前で「うわー、これ最悪じゃん!まじかよー。…ま、いっか。」と言えばなぜか「いいんかい!」とツッコミ、笑ってくれます。
ふざけんなっ!と思うことであっても、不機嫌になりたくなっても、なぜか5分もすれば怒りの感情はかなり薄れていました(笑ってもらえると嬉しい性格なので)。
そして「あとでゆっくり考えよう」は良い意味で現実逃避をつくり出し、先延ばしにしています。
目的は「怒りを抑えること」なので、口数が少なくなろうがテンションが下がろうがそれで良いと思うようにしました。無理して明るく振る舞っても空回りするだけですし。
そしてその日の夜に本格的に部屋を真っ暗にして、起きた出来事を振り返ってみます。すると、思い起こして再び頭にくることがあっても、不思議と抑えられない怒りでも何かに八つ当たりしたい気持ちも消えています。
「ほんとないわー」
「やっぱりおいちゃん間違ってないよなー?」
「なんでこうなのかねー?」
独り言のように心の中でこう感じることはあります。
もちろん、
「大人げなかったかな…」
「もう少し別の言い方あったかも」
「うーわ、これ完全においちゃんも悪いやつ!」
と反省することもたくさんあります。
僕にとって「ま、いっか」と「あとでゆっくり考えよう」という言葉はまさに魔法そのもので、怒りを抑える効果をもたらしてくれるのです。
怒りを抑える魔法の言葉を今つくりませんか?
そこで、もし怒りを抑えるのが苦手という人は、ぜひ今このタイミングで怒りを抑える言葉をつくってみませんか?というちょっとしたご提案です。
もちろん自分にとって効果のある言葉を見つけるためにはトライアンドエラーが必要で、いろいろ使っていくうちにそのうちしっくりくる効果ある言葉が見つかります。
ここで考える「怒りを抑える魔法の言葉」というのは、「こんな言葉使ったら性格悪いかな?」や「人としてどうなの?」という気持ちは消してしまってOKです。
自分の中だけで唱えるだけで良いので、誰かに言うわけではありません。
例えば、
●バカばっかりだな!
●かわいそうな人だ
こんな言葉でも良いと思います。というより、実際思ったこともありますし、今でもニュースで性犯罪を犯すおっちゃんや平気で人を殺めてしまう人を見るとこう思います。
他にも、条件反射(レモンを見ると唾液がでる)のように「結びつけ」を行なう方法もいけると思いますし、認知的不協和をつかって、心と発言の違和感を心に感じさせる方法も良いと思います。
怒りポイントになったら「ちょー気持ちいい!」と思ってみたり、「やばっ、ゾワゾワすっぞ」と思ってみたりすることで、「怒り=快感」や、自分の思い込みによって「怒り=なんか不思議な気持ち」になっていくことで、抑えきれないほどの怒りの感情は薄れているかもしれません。
こればかりは人それぞれ効果のある言葉は違うので、いろいろ試してみてください。
少し落ち着いたら俯瞰してみよう
怒りを抑える魔法の言葉も大切ですが、落ち着いたときに俯瞰してみることはもっともっと大切なことです。
Tweetにもありましたように、
ここに否定も肯定もしません。
ただ目を向けるだけです。
ここがポイントです。
東京タワーの頂上からありんこみたいに見える人をただただ見ているイメージで、自分自身をただただ見ているイメージをしてみてください。
このクセがついてくると、俯瞰している自分にやたらと親近感が湧き「主観+客観視の視点」を少しずつ取り入れられるようになります。
繰り返し行なっていくことで、感情的になって怒り出すことの無意味さに気付くかもしれません。
感情的になることはすぐには改善できなかったとしても、1秒、2秒の時間は作れるようになるかもしれません。
そうなったらここで登場するのが「怒りを抑える魔法の言葉」です。
1秒あれば魔法の言葉を思い出せるはずです。
5秒我慢できるようになれば今までより暴力的にならないかもしれませんし、10秒我慢できるようになれば怒りの感情が薄れているかもしれません。
ここまで来たら大きな成長だと思いませんか?
もしよろしければ大切な人に…
今回ここでお話した内容を、もしよろしければあなたの大切な人や抑えられない怒りで悩んでいる方に教えてあげてください。
僕の名前も僕のブログも見せなくても良いです。ただここで少しでも学べることがあったならば、あなたの言葉で伝えてみてください。
怒りは莫大なエネルギーを消費します。とても疲れますし、ときには後悔の念を抱いてしまうこともあります。
怒りのエネルギーを目標や成し遂げたいことへの実現に向けて惜しみなく使っていきたいですね。
最後にもう一度だけ。
怒ることは決して悪いことではありません。怒りの感情も、怒りの表現も悪いことではありません。