「同じ空気を吸うのも嫌なんです」と僕が職場の先輩に伝えた結果。

生きづらさ・不満

こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。

職場の人間関係において、他人の悪口と人に関する情報交換は紙一重です。

例えば、「◯◯さんはこういうときこういうところがあるから、そのときはサポートしてあげたほうが良いよね」という会話はその人に関する情報交換です。

ですが、「◯◯さんはこういうときこういうところがあるから、それがなんかムカつくよね」という会話はその人の悪口になります。

 

必要あるなしでいえば、情報交換はそれぞれが仕事がしやすく、チームワークが必要な職場であれば必要なことですが、悪口はそこから良いものを生み出すことはないので必要がありません。

これが僕の人間関係における価値観です。

 

そして今回のテーマの結論を先にお話しますと、「言いたいことは言おう。嫌われようが自分の意思は貫こう」ということです。

この姿勢でいることが好かれるコツでもあり、頼られるコツでもあるということを僕の経験談から読み解いていきます。

 

え!そういうの嫌い!

昔こんなことがありました。

とある職場で働いていた頃、年末の時期になり職場のみんなで忘年会をすることになりました。

とはいっても会社として忘年会をするのではなく、7〜8人で自主的に集まって開くスタイルだったので、元従業員も呼んで一緒にご飯食べてお酒飲んで楽しもうぜ!てきなあれです。

 

『関根さん、忘年会とか来ます??』
何度も聞いてくれて、いつもかなり気を遣ってくれるTさん。

都合がつかずにその職場の上司が来られないことになったものの、忘年会はまずまずの盛り上がりで二次会のカラオケまで行なって終了となりました。

ちなみに職場の上司は女性で、仮にA子さんとします。

 

忘年会では僕が会ったことのなかった元従業員の男性もいました。別の席だったので少ししか会話していませんが、「まぁよく喋る人だなぁ」ぐらいで良い印象も悪い印象も特別ありませんでした。

ちなみにこの元従業員の男性をMさんとしておきます。

そして幹事役の女性をS子さんとしておきます。

 

問題は忘年会が終了し、年末年始休みが終わって仕事初めの「あけましておめでとう」の日。

朝、A子さんと2人きりになったとき、「忘年会どうだった?みんな楽しんでた?」と質問をされました。

「ええ、みんなお酒も入って、結構盛り上がってましたよ!前にここで働いていたMさんも来られていたみたいで、それで男女比がようやく半々ぐらいになりました(笑)」

こう話した瞬間、

「え!?Mも来てたの?!私、あいつ嫌いなんだよね!忘年会、ちょっと顔出せたら行こうと思ってたんだけど、行かなくて良かった。行ってたらブチギレてたかも!」

 

ええええ、
一体この2人の間になにがあったの?!

 

気になるけど聞けない…

 

というタイプではない僕。そして上司のA子さんにはかなり良くしていただいていたので僕は普通に聞きました。

「あ、そうなんですか?何かあったんですか?」

上司のA子さんも淡々と答えます。

 

「あいつね、ホントにお調子者で口だけで、全然仕事できないの!わからなかったら何度も確認していいからねって言っても、口ではわかりましたって言いながらしょっちゅうミスしてたの。」

ほむほむ。

そして、幹事のS子さんも出勤。

S子さんが出勤した瞬間、上司のA子さんが「S子、忘年会にMも来てたんだって?!私行かないでホントに良かったよ!」と。

 

すると幹事のS子さん。

「関根くん!Mが来ることはA子には内緒だったのに!」

 

いや、、、
知らんがな!!!

 

その後、幹事のS子さんと2人になったので話しました。

ちなみに幹事のS子さんと上司のA子さんはプライベートでも付き合いのあるもともと友達同士。だからお互いに下の名前を呼び捨てで呼び合う関係です。

「あのね、元従業員のMくんが来ることはA子には内緒だったの。それでT君に、Mくんも来るけど関根くんにはそのことをA子に内緒にしておいてって頼んでたの」

ちなみにT君は僕にいつも気を遣ってくれる人ですね。

うん、
だから、
それも、

 

知らんがな!!!

 

…という気持ちは置いといて、

「そうだったんですか?あ、ちなみにTさん、僕がそういうの嫌いだと思って僕にはそういう話しないと思いますよ?事情があるなら直接言ってもらわないと(笑)」

と伝えました。

すると幹事のS子さん。

「そうだよね、ごめん。ほら、関根くんA子(上司)と結構仲良いでしょ?だから話が伝わらないようにT君にお願いしてたんだけど、関根くんはA子がMを嫌ってること知らなかったもんね。。」

 

うん、そう、
シラナカッタ!

 

ハッキリ言って僕はこういうのが大嫌いです。

するとTさんも登場!

Tさんが来るやいなや、幹事のS子さんは「おいT君!!!あの話関根くんにしといてって言ったじゃん!」と冗談半分で責め始めました。

だから言いました。

 

「例えば、こういう理由があってA子さん(上司)の気分が悪くなっちゃうから、元従業員のMさんが来たことは話さないでほしいと言われてたらもちろんそれは気遣いとして話してなかったです。

でも事情もなしにTさん経由で内緒にするように伝えられてたとしても、僕はそういうの嫌いなんで忘年会自体に参加してなかったと思いますよ!」

 

続けて…

「なんかね、誰が来るのを言わないとか、誰にはこれ内緒ねとかって本当に嫌なんですよね。そういう人と同じレベルになりたくないし、同じ空気すら吸いたくないって思っちゃいますね」

もっと続けて、

「だからそれを僕に伝えなかったTさんを責めるのも違う。そういう内緒事を作らないか、特別な事情があるなら忘年会前に何度も会ってるんだから直接言ってもらわないと…」

「そうだよね、本当にごめん。私が悪かったんだよね。。関根くん、今回のこと本当に気にしないでね?」

幹事のS子さんはこうつぶやきました。

 

Tさんのサポート

僕に気を遣ってくれるTさんは、僕と歳も近くてよく2人でいろんな話をしていました。

というか、いろいろと聞いてきてくれるんです。

Tさんはめちゃくちゃ優しい人で仕事もすごく丁寧。でも仕事が遅くて物覚えも少し悪いので上司のA子さんからめちゃくちゃよく怒られていました。

 

そして一番の問題は、反応までに時間がかかる&反応が薄いから、怒っている側に火がつきやすいということ。

だから僕がその場にいるときにTさんが上司のA子さんから怒られ始めたとき、僕はこんなことをしていました。

 

「Tくん、ここにメモとか置かないでって何度も言ってるじゃん!」

ここでTさんは「あー!すみません!すぐ片付けます!」とレスポンス良く反応していたら「何度も言わせないでよね?」と小言をひとつ言われておしまいになることが多いのですが、Tさんはこれが上手ではないんです。

 

だから上司のA子さんがTさんに怒った瞬間、

「あーあ、Tさんやっちゃったね!もうこれは取り返しつかないやつだね!」

と僕が茶々を入れると、そのときはTさんのレスポンスが良く、

「なんでですか!まだ取り返しつきます!」

と笑いながら答えます。

するとA子さんも一緒になって笑い、「もう本当に頼むね?」とだけ言い残しそれで終了。

怒られたときのかわし方って相手によっていろいろ方法があります。

すると後日、「関根さんのおかげで助かりました。。」なんて律儀に報告に来てくれることも多かったんです。

こういう関係性で、ありがたいことにTさんは僕に良い意味で気を遣ってくれる人なのです。

 

S子さんの変化

遠回しにですが「同じ空気すら吸いたくない」と言われた幹事のS子さん。

実はこの方も2人になるとなぜか自分自身の心の問題とお子さんの相談を僕にしてくださっていました。

Sさんの良いところはしっかりと気づけるところ、そして自分の行動で良くないと思ったことに対して謝れるところです。

 

当然僕も一生学びの身ですから、何かを相手に伝えることでまたこれが学びになり、気づきも得ることができます。

年始の仕事が始まってから数日後、S子さんからこんなことを言われました。

「Tくんにさ、関根さんはもう食事会とか忘年会とか二度と来てくれないかもしれないですよ?って言われちゃった。私、どうしたら良いのかなぁって」

 

え、それを僕に聞く?!

 

という心の声はしまって、

「もしかしたら勘違いされてるかもですが、僕、誰が嫌いとかって一切ないんですね。もちろんS子さんのことも。

ただ、事情も話さずにネガティブなことでこれは誰かに内緒とか、そういうのが僕は嫌いなだけですし、今後もそういうことをするなら個人的には食事会とかには参加しないですね。

誰かと話をするときに、これも言っちゃいけない話だったのかな?とか考えながら話すようになるとめんどくさくなるだけなので。」

こう答えました。

 

「本当に私もそう思う。でも関根くんがここで働くまでみんな上司のA子には気を遣って、これは内緒にしようとか考えることが多かったのね。

改革してくれる人がいなかったっていうか…。でもこういうのってやめたほうが良いよね。」

 

いつもはおちゃらけキャラの忘年会幹事だったSさんがいつになく神妙な口調でこう話していました。

僕はこういう言葉が聞けるだけでも嬉しいと思ってしまいます。

それが建前であったとしても言わないより良いと思いますし、人間すぐには変われないので、自分の幸せや楽しい日々になっていくようにみんなが少しずつ成長していければ良いと思います。

 

僕はこの職場は面接の段階で「1年で辞めます」と宣言して働いていたので、数カ月後には辞めました。

最後の日、Sさんから個別に菓子折りをいただきました。

そのとき、「いろいろ相談させてもらっちゃったんだけど、本当に毎回心を軽くさせてもらってたからその御礼。これめっちゃ私好きなお菓子だから!」といつの間にお菓子の話にすり替わっていましたが、素直にものすごく嬉しかったです。

そして僕の大好きなお菓子でもある「えびせんべい」。エビの味がかなり濃厚でびっくりするぐらい美味しかったです。

 

素直になろう、正直に伝えよう。

今回、僕の自慢話をしたかったわけではありません。

といいますか、自慢になるようなことでもないと思っています。

今回のテーマは職場での話ですが、もしかしたら自分の本心や意見が言えずに、ただただ苦しい想いをされている方がいらっしゃるかもしれないので、この話をすることにしました。

 

僕は職場で自分が貫きたいスタンスを貫き通すことに決めていて、それでその職場に不向きだと思われても、誰かに嫌われてもそれで良いと思っていました。

精神は決して強くないと自認しているので、居づらくなったら僕は辞めればいいやと思っていました。

 

今は独立してしまっているので居づらくなるといった環境にはいませんが、居づらく感じるってとても苦しいことですよね。

自分の本心と意思、そして居づらくなるかもの2つを天秤にかけて、どちらを大切にするかは自由です。

ひとつ言えることは、しっかりと筋が通っていて、その筋がブレなければ必ず誰かがそれに好反応を示してくれるということです。

 

そしてその好反応を示してくれた人は、あなたの人間性を好み、大きな信頼や信用をプレゼントしてくれます。

もちろんこれは僕の価値観に過ぎませんので、考え方のひとつの例として捉えていただけたらと思います。

 

 

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関根 浩平

関根 浩平

生まれつきのエンパスとHSPの2つの気質を活かし、徹底した読み解き力で戦略を組み立てる恋愛・結婚・マインドコンサルタント。1対1でガッツリ語り合うセッションとコンテンツ発信に力を入れ、2014年から総勢1021人以上の方々を問題解決へと導く。リピート(継続)率は91%。 得意な技法は、エンパス、心理学、人相学、脳科学。妻と0歳の息子(通称:ぷんた)、猫3匹、犬1匹の微妙に大家族。強みを活かして企業やフリーランスの方々のホームページ制作もしてますが、WEBデザイナーではないのです。

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関根 浩平

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