カウンセラーになるには、心理学の知識は詰め込みすぎないことです。

起業・副業

こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。

ブログやnoteでは「心の問題」について書くことが多いので、あまりビジネスの話は馴染みがないと思うんですが、実のところ売上の半分はビジネス系の相談やコンサル(ホームページプロデュース含む)で占めています。

今、副業が当たり前の時代になったこともあり、「カウンセラーになりたいんですけど、どうすればいいですか?という相談や、「カウンセラーになったんですけど、全然集客できなくて・・・」という相談が増えてきました。

 

「依頼がこない間、普段なにされていますか?」と質問すると、「無料やワンコインぐらいでカウンセリングを販売してみたり、本を読んで知識を深めています」と答える方が非常に多いです。

カウンセラーというのは一部の専門職を除いて無資格でもなれる職業で、「はい!私今日からカウンセラーです!」と言ってしまえばカウンセラーとして活動できてしまうほど参入障壁が低いビジネスなんですね。

そして多くの人は本やネット情報から知識を深めていくんですが、これも誰でにもできる方法です。

 

さらにいうと心理学の基本はデータです。「実験の結果、100人中70人はこういう結果になりましたよ〜」というのがベースなわけです。

心理学の知識をどんどん増やしていくこと自体は悪いことではありませんし、とても立派なことではあるんですが、その知識量とビジネスのうまさや売上は比例しないということなんです。

 

というわけで今回は、これからカウンセラーになる方やカウンセラーになりたての人がどうすれば「息の長いカウンセラーになれるか」の話をしていきますね。

 

カウンセラーの本質は知識量ではない

こんなTweetをしました。

カウンセラーの本質は、「依頼者の悩みを共存し、共に改善策を導いていく能力(熱量)」なんですね。

目的はあくまでここであって、この目的を果たすために「心理学の知識」が必要になってきます。

カウンセラーの本質<心理学の知識

こうなりがちなんですが、本来であれば逆なはずです。

心理学の知識<カウンセラーの本質

頭でっかちで視野が狭い人ほど「知識こと正義」てきな考えなんですが、「心理学を教えます」などのセミナーをやるならこれでいいです。

ですが僕らは「お客さんの悩みが改善し、幸福感を味わうこと」が目的なので、心理学の知識「+アルファ」の部分が最も重要になってきます。

 

カウンセラー初心者が陥りやすい罠

冒頭でも挙げていますが、カウンセラーが陥りやすい罠があって、それによりどんどん自分の首を絞めていく悪循環があります。

【1】知識ばかりに意識がいっている

これは上で話したとおりです。

知識ばかりに一生懸命になってしまい、カウンセラーとしての本質を見失っていたり、自己満の世界に浸ってお客さんのことを考えられなくなってしまいます。

勘違いされてしまうといやなので念の為に補足しておきますが、カウンセラーになるのであれば最低限や一定のレベル以上の知識は必須です。

ただ、僕らは大学の教授で心理実験を行なっているわけではないので、自分自身がすべきことに集中しなければお金も稼げないですし、お客さんの悩みも改善しません。

お金も稼げずお客さんの悩みも改善しないのなら、カウンセラーをやっている意味がわからないので辞めたほうが得策になってしまいます。

 

【2】安い価格で提供してしまう

良い情報を発信していればお客さんが来てくれる時代はもう終わりました。

情報商材が流行りだす前はこの方法で稼げていた人もいるんですが、今は「なにを発信するか」よりも「誰が発信するか」の時代です。

これに繋がってくる話で、「安く提供すればお客さんが来てくれる」と思い込んでしまうと、後々かなりめんどくさいことになります。

具体的にいうと、変わる気がないめんどうなお客さんが来たり、価格以上の価値を無料で求めてくるお客さんが来たりですね。

自分の能力やスキルを本当に必要としてくれている人は誰かを選別しなければ、本領発揮なんてできませんのでこうしたお客さんを自分が選別する必要があるんです。

これをスクリーニングといいます。スクリーニングについてもっと深く知りたい方は下記の記事を読んでみてください。

数ヶ月前に4年ぶりにココナラにてカウンセリング(実際にはマインドコンサル)した様子もあるので、そちらは下記をご覧ください。

 

価格を無料にしたり、安くしたりするのであれば、「その理由」を明確にしておかないとあとでしんどくなります。

●自分を売り込むために安くするのか
●レビューを増やすために期間限定で無料にするのか

無料にしちゃいけない、安くしちゃいけないというわけではなく、無計画でただみんなと同じような方法を取るのではなく、戦略的にやっていかないと確実に価格競争に飲み込まれます。

心理学の知識だけで攻めるのであれば、なかなか差別化もできません。

差別化ができないということは、お客さんからしたら「誰にお願いしてもそんなに変わらなそうだから、安い人にお願いしよう」となるわけです。

 

カウンセラーに必要なスキル

先ほども少し触れましたが、カウンセラーに必要なスキルというのは、心理学の知識+アルファのこの「+アルファ」の部分です。

たとえばですが、以下のような強力なスキルがあれば同業者との差別化もしやすいです。

●コーチングスキル
●コンサルティングスキル
●マーケティングスキル
●コミュニケーションスキル
●ラテラルシンキングスキル

本当にざっくりですが、こういったスキルを体得すれば価格競争に飲み込まれることもなく、自分自身を必要としてくれる人を獲得しやすくなります。

最後に挙げた「ラテラルシンキング」は聞き慣れない言葉かもしれませんが、意味合いとしては、様々な視点から物事を見て自由な発想でアイディアを生み出す思考法です。

カウンセリングにおいて、共感することでお客さんを引きつけつつ、お客さんがのびのび楽しく変わっていけるような発想やアイディアを提案することができれば、リピートにも繋がりますし、新規顧客へのアプローチもしやすくなります。

 

カウンセリングとコンサルティングの違い

ここで少しカウンセリングとコンサルティングの違いについても。

カウンセリングは、相談者と悩みを共有し、共存しながら改善法を考えていきます。

コンサルティングは一言でいうと「問題を解決する能力」です。

下記に簡単な表にしてまとめました。

項目中心事例
カウンセリング相手と自分安心させる、共に改善していくなど
コンサルティング自分具体的なノウハウ提供やアドバイスなど
コーチング相手引き出す、気づきを与える、才能開花など

僕は今はほとんどカウンセリングは行なっておらず、カウンセリング要素とコーチング要素も含めたマインドコンサルが中心ですが、それは単純に向き不向きの問題です。

自分自身にどんな能力があるか、向き不向きも含めて本当にカウンセリングを行なっていくかも考えてみてください。

なお、生粋のHSPの人はカウンセラー中心のサービスがやりやすいと思いますし、エンパスやテレパスなどの特殊なスペックを持っている人はカウンセリングに限らず、コンサルやコーチングにも踏み込みやすいと思います。

 

建前じゃなく、死ぬ気でお客さんのことを考えられるか

僕が最重要項目だと思っている部分なんですが、どんなに知識があっても、どんなに目では視えない心の中が視えても、お客さんのことを考えていなければ意味がないですし、新規顧客もリピーターも増えません。

言葉だけで「こんなことまでします!」というのは簡単ですし、誰でもできます。

ですが言葉で伝えているだけのうちは「建前」です。

その建前を本音に変えるためには、死ぬ気でお客さんのことを考えられる状況を整えたり行動に移したりすることです。

 

相談してきてくださったお客さんが、どんな状況になれば心が楽になるか、問題が改善するか、どんな言葉をかけたら安心するか、何が問題で今の状況になっていくかを必死に必死に考えます。

言いづらいこともあると思うんですが、「それは自分のためではなく、お客さんのため」と割り切ることで解消することができるはずです。

「嫌われたくない」「気を悪くされたらどうしよう」と思っているうちはまだ、自分だけを愛しているんです。

自分を犠牲にする必要はないですが、お客さんを犠牲にしちゃいけません。

 

知識は自動的にお客さんが増やしてくれる

人の心はひとりひとり違います。

状況も悩みも生き様も家庭環境も思考も個性もすべて違います。

ですからいくら本で勉強しても、マンツーマンで行なうセッションでその知識が使えるかどうかはまた別の話なんですね。

たくさんの人の心に触れることで、自分の知らない世界が見えてきます。

相談を受けるということは、知らない世界を学ぶ必要も出てくるので、リアルなお客さんに役立つ必要な知識はお客さんが増やしてくれるんです。

 

繰り返しになりますが、知識や情報は必要ですし大切です。

ですが、カウンセラーとしてしっかり稼ぎつつ、息を長く活動していくためには、知識や情報だけでなく+アルファの部分にも意識してスキルを体得していくことはもっともっと大切です。

どうせ目指すのであれば、自分にしかできないことを見つけてお客さんの心を救ってあげてくださいね!

 

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関根 浩平

関根 浩平

生まれつきのエンパスとHSPの2つの気質を活かし、徹底した読み解き力で戦略を組み立てる恋愛・結婚・マインドコンサルタント。1対1でガッツリ語り合うセッションとコンテンツ発信に力を入れ、2014年から総勢1021人以上の方々を問題解決へと導く。リピート(継続)率は91%。 得意な技法は、エンパス、心理学、人相学、脳科学。妻と0歳の息子(通称:ぷんた)、猫3匹、犬1匹の微妙に大家族。強みを活かして企業やフリーランスの方々のホームページ制作もしてますが、WEBデザイナーではないのです。

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関根 浩平

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生まれつきのエンパスとHSPの2つの気質を活かし、徹底した読み解き力で戦略を組み立てる恋愛・結婚・マインドコンサルタント。リピート(継続)率は91%。 得意な技法は、エンパス、心理学、人相学、脳科学。妻と0歳の息子(通称:ぷんた)、猫3匹、犬1匹の微妙に大家族。

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