こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
サラリーマンであれば嫌な上司と付き合っていくこともあると思いますし、主婦であればご近所付き合いやママ友さんたちとの付き合い、学生であれば友達などなど、どんな状況でも常に人間関係があります。
人間関係によるトラブルや悩みを抱えている人も多く、どのように付き合っていくか、どのように対処していくかを必死に考えている人も多いのではないでしょうか。
人間関係の悩みを改善していくためには、悩みの原因となっている人から離れる方法、悩みの原因となっている人とうまく付き合っていく方法があります。
一時的なストレス解消法もたくさんありますが、人間関係の根本から読み解いていかないと結局は「臭いものにはフタ」になってしまいますので、あなたが抱える人間関係のストレスの度合い、トラブルの度合いによって上手にコントロールしていきましょう。
今日は人間関係における「リセット」と頭の整理の仕方や大切さについてお話していきますので、今人間関係で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
人間関係のリセットとは?
人間関係のリセットというのは、悩みの原因となっている人と離れること、距離を置くこと、縁を切ることをいいます。
喧嘩ばかりになってしまった恋人と一度別れてみたり、距離を置いてみるという行動も一種の人間関係のリセットで、自分自身の悩みの原因を遠ざける行為です。
また、職場での人間関係の場合は別の部署に異動したり、仕事を辞めることもリセットです。
リセットできる場合とできない場合
環境や状況によって人間関係がリセットできない場合があります。
例えば家族であればそう簡単には人間関係のリセットはできません。しかし、恋人や友達であれば自分の勇気次第でリセットすることは可能ですね。
難しいのは「職場」や「隣人(子供繋がりなど)」です。
仕事を辞めれば確かに人間関係のリセットはできるかもしれませんが、辞めてしまえば収入がなくなりますからその後ことも気にしなければいけません。
また子供繋がりの隣人(ママ友など)も子供同士の関係のことも気にしなければいけませんので、そう簡単に判断・決断できるものではないかと思います。
ここで考えるべきポイントは、「理性的に対処できる思考を持っているかどうか」、また「目的を持ってリセットできるかどうか」です。
理性的に対処できる思考を持っているかどうか
感情で動けば後悔したり、取り返しのつかない状況に陥りやすくなります。
ですからたとえ人間関係のトラブルや悩みを抱えても、そこで感情的になって後先考えない行動をするのではなく、理性的に対処できる思考を持つことが必要です。
もしこの思考を持っている人であれば、人間関係のトラブルや悩みを改善していくことはそう難しいことではありません。
目的を持ってリセットできるかどうか
目的を持たない行動はギャンブルに近いものがあります。
「なぜリセットするのか」に対する明確な目的を持たなければそれは「逃げ」であり、次もまた同じことの繰り返しになる確率が高くなってしまいます。
「試練」という言葉がありますが、試練というのは自分自身の身に起きる出来事は工夫や考え方などで必ず乗り越えられるもののことをいいます。
職場の人間関係をリセットする(仕事を辞める)決断をしたのであれば、必ず明確な目的を持って次の道を探してください。そして同じことでトラブルや悩みを抱えないために、自分が反省すべきところも考えましょう。
悩んだときは頭を整理してみよう
たかが「人間関係のリセット」と感じる人もいるかと思いますが、悩んでいるときは頭の中がぐちゃぐちゃになりやすく、何がなんだかわからなくなってしまうことがあります。
こういうときは一度頭を中を整理する必要があります。
頭の中を整理するメリット
頭の中を整理することで物事がシンプルに見えてくることがあります。
今自分は何に悩み、どんな状況にある。何がどうなれば自分の悩みはなくなり、元気に生きていくことができるのか。
このように問題をシンプルにすることでぐちゃぐちゃになってしまった頭の中をクリーンにすることができます。
これを考えるときは1人落ち着ける空間で行なうのがベストで、自分自身の問題点や課題も一緒に考えるとより進む先が見やすくなります。
頭の中を整理をすれば本質が見えてくる
頭を整理することで、物事の本質も見やすくなります。
ここでの物事の本質とは「人間関係のトラブルの根本的な原因」や「人間関係の悩みを抱えることになった原因」などです。
もしかしたら自分自身の弱さに気付くかもしれませんし、ただの自分勝手な思考であったことに気がつくかもしれません。
例えば上司との人間関係で、明らかに上司に問題がある場合、上司が私生活で抱えている問題や中間管理職ゆえの悩みによるストレスが原因であるということが頭の中の整理によって知ることができるかもしれません。
「上司は上司で責任があって大変なんだな」とその上司を許す気持ちを持つだけで、その気持ちが無意識に上司に伝わり上司の対応が変わることだってあります。
理不尽な人やストレスを人にぶつける人、愚痴や文句が多い人は、結局は「環境や自分自身への不満」を抱えています。
ですからあなたが相手よりも大人になり、つらい気持ちをわかってあげたり、少しでもストレスが分散されるように工夫してあげるだけで人間関係のトラブルが改善できることもあります。
人間関係の本質を理解すること
人間関係は生きていくためには必要なものではありますが、「この人じゃなければいけない」という断定的なものではありません。
ですから人間関係の本質として持っておいていただきたい思考は、「この人が自分の人生からいなくなったところで、自分の人生は不幸になるのか?」ということです。
これを考えると、その人をリセットすべきか、今はリセットせずに「試練」として受け止め耐えるべきなのかの見極めがしやすくなります。
そして人間関係すべてを「学び」として捉えることです。
トラブルがない人間関係なんてものはありませんし、感情や価値観があるのが人間ですからぶつかりあうことだってあります。
ですから何でもかんでもリセットすれば良いというわけではなく、あなたにとって明らかに悪影響かどうかも判断基準になりますし、なにか学べる成長材料があるかどうかも考えていくべきポイントです。
ただし、一点だけ「離れたほうが良い人」の特徴をお伝えしておきます。
それは「自分勝手で悪の心を持つ人」です。こういう人も時間をかければ改善していくことはできますが、本人にその気がなければいつか大きな後悔をして気付きを得ていくまではこの人は決して変わろうとしません。
悪友は悪友を呼び、悪事を引き寄せます。
人間関係の究極の理想は、あなたが成長させてもらえる状況であり、見返りを求めない大きな心の持ち主に囲まれることだと思います。
もちろんこれは理想であり、すぐには得られるものではありません。
だからこそ今から人間関係をリセットしていくことも大切なのです。
[st-card myclass=”” id=1475 label=”併せて読みたい” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on”]