こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
私、考える力がほんとにないんです!
私、良い関係になりたい人がいるんです!
という方でこの記事にたどり着いた方はめちゃくちゃ運の良い人です。
というのは、今回の記事は「考える力がない人」でも、相手の気を引いて良い人間関係を築くための戦略を僕からプレゼントさせていただこうかと思っています。
もちろん男女ともに効果的な戦略ですし、さらにいうとジャンルも関係ありません。
婚活
職場
取引先
友だちや先輩
これらすべてにおいて役立つ戦略になっていますので、あなたが良い人間関係を築きたいと思っている人を思い浮かべながらノウハウを習得していただければ嬉しいです。
達成したい目的からの逆算
考える力が弱かったり、人間関係があまり得意じゃなかったりする人からすると、「どうすりゃいいんだよ」と気持ちばかり焦るか諦めるかのどちらかになる可能性が高いんですね。
せめて今の5分間だけは気持ちを落ち着かせて、諦めるのもしばしお待ちを。
見出しにもあるんですが、こういうときは「達成したい目的からの逆算」をすると点と点が繋がり、理解も深まり、行動しやすくなります。
たとえば、「カレーを作ろう!」と決めた場合、あなたならどうしますか?
まずは材料はなにが必要なのかを考えませんか?
そのあとにどんな肯定で作るのかを知っていればそのとおりに実行し、知らなければルーの箱の裏に書いてあるレシピを見るか、ネットで調べるかのどちらかをすると思います。
当たり前のことを言っているように感じると思いますが、「対人関係を良好にする」という目的と「カレーを作る」という目的は、同じようなものなんです。
なんのために具材を煮込むか=カレーを作るため
目的を達成するために、アンダーラインを引いた部分(材料を揃える、具材を煮込む)の行動を取るわけですね。
そして、こうすることにより目的の達成に近づきます。
カレーのようにわかりやすい例なら簡単に感じると思いますが、目標の達成や実現は基本的にはすべてこの流れです。
では、次に「良い人間関係をつくる」という目標を達成するには、どんな要素が必要になるかを考えていきましょう。
良い人間関係を築くための必要な要素
良い人間関係を築くために必要な要素とはなんでしょうか。
僕の価値観では、その必要な要素は3つ。
親しみ
思いやり
「感情のまま、好きなように生きる」と豪語する有名人や芸能人もいますが、そんなつもりがなくてもどうしてもポジショントークになってしまう部分があります。
もちろんこれが悪いとはいいませんが、特別なスキルや才能がなかったとしても、上の3つの要素を取り入れることで、社会生活をうまく生き抜くことはできます。
今は自分に自信がなかったとしてもなにも問題なくて、良好な人間関係を築けたことをひとつの自信にしてしまいましょう。
自信というのは、チャレンジしたことや成し遂げたことの積み重ねで身についていくものです。
では、なぜ上で挙げた3つの要素、「可愛げ(素直さ)」「親しみ」「思いやり」が良い人間関係に役立つのかについてです。
可愛げ(素直さ)は相手を正直にさせる
屈託のない笑顔を振りまく赤ん坊は、とても可愛く素直です。
大好きなパパとママと一緒にお出かけした小さな子どもは、満面の笑顔で「楽しかったー!!」と言ってくれます。
その満面の笑顔を見せられた親は穏やかな気持ちになり、「また連れて行ってあげたい」「もっと楽しんでもらいたい!」と思います。
これが親の正直な気持ちですね。
可愛げや素直さは、相手の正直な気持ちにさせたり、もっとこうしてあげたいと思いやすくなるんですね。
親子関係や大人と子供の関係性であればこれで十分なんですが、大人対大人の場合はこれにもう少しアクセントを加えることで、効果を最大限まで高めることができます。
そのアクセントというのは、
(2)特別感
(3)承認欲求を埋める
いずれかの要素です。
婚活ならばお見合い、恋愛ならば付き合う前のデート、職場なら上司に美味しいお店に連れて行ってもらったり、貴重な話が聞けたり貴重な体験ができたりすることもあるかと思います。
丁寧に「ありがとうございました!また連れていってください。」と言えることは素晴らしいことなんですが、相手からするとこれには特別なにかを感じることはありません。
理由は、みんな同じだからです。
言ってしまえば社交辞令のように感じてしまい、余程あなたに魅力がなければ「また機会があればいつか誘ってみてもいいかもな」ぐらいにしか感じません。
では、こう伝えてみたらどうでしょうか?
いやらしくなく、遠回しになりすぎずに「あなたは私の考え方を変えてくれた特別な人」という隠れたメッセージを相手に届けることができます。
これを受け取った相手は「そうか。そんなに考え方が変わったのなら、また近いうちに誘ってみよう」と思うかもしれません。
恋愛ならばこんなに堅苦しいことはないんですが、気になる男性や女性に対して「うまれて初めて」などの希少性を出す言葉を投げかけることで、相手の心を動かすことができます。
また、人には「自分のことを認めてもらいたい」という強力な心理欲求があります。
これは消し去ることができないほど強い欲求です。
ですから「あなたの考え方が素敵」や「こんな成果はあなたにしか出せない」といった承認欲求を埋めるキーワードも相手の心を動かすポイントになります。
親しみは、相手との距離をグッと縮める
社交辞令繋がりになりますが、ありきたりな感謝の言葉やメールは相手の心に響きませんし、印象にも残りません。
理想は、
恋愛=馴れ馴れしくてもOK
仕事=馴れ馴れしすぎず堅苦しすぎず
こんな感じです。
問題なのは「姿勢」ではなく、使う「言葉」です。
堅苦しい言葉は一見すると丁寧で律儀に見えますが、「ありきたり」や「印象に残らない」デメリットがあります。
親しみを込めて、できる限り話し言葉で投げかけることで、相手との関係性をグッと縮めたり、印象に残りやすいストーリーを組み立てることもできます。
恋愛であれば、ガードを固めすぎず緩めすぎずです。
ガードを固めるばかりに相手を試すような行動を無意識に取ってしまうようであれば、良い関係を築く前に相手が去ってしまうことも。
言葉を使って相手の心を動かすことができるようになれば、執拗なガードはいらなくなります。
相手の心を動かす思いやり
僕が思う思いやりというのは、相手の感情を読み解き、それを言葉や姿勢で伝えることです。
こんなツイートをしました。
僕が思う思いやりは、相手の感情を読み解き、それを言葉や姿勢で伝えること。
相手の中にあるポジティブな気持ちとネガティブな気持ちを察すると、「こうであるべき」「でもこうしたい」という2つの気持ちが隠れています。
思いやりは、相手から好かれ、大切にされます。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) August 30, 2020
たとえば、めちゃくちゃ家事を頑張っている奥さんがいたとして、この奥さんは「完璧にしなきゃダメだ」や「家事は女の仕事だから夫には迷惑かけられない」という気持ちがあるかもしれません。
ですが本音はきっと「私だってたまにはのんびり休みたい」と思っているはずです。
もしこの奥さんの旦那さんだった場合、この奥さんの中に隠れている2つの気持ちに気づいてあげてほしいのです。
こんなことを夫が言ってあげられたら、奥さんは「自分の言えなかった気持ちを代弁してくれた」と感じ、モチベーションがアップしたり、優しく接してくれた夫に対して深い感謝を抱くようになります。
もちろんできないことを口に出すのは信頼を損ねる行動になるので、お願いされたら快く引き受けるようにするべきです。
これが上司と部下の関係であっても同じですし、恋愛でも婚活でも友人関係でも同じことです。
相手の2つの気持ちに気づき、それを言葉と姿勢で伝えてあげることで相手の心は動かされ、あなたに好意を抱くようになります。
相手のすべてに注目しておく意識を持つ
僕は占い師でもなければマジシャンでもないんですが、「どうしてわかったんですか?」と公私ともに言われることが多いです。
エンパスという共感能力で感覚として感じることもありますが、エンパスは相手の材料が多ければ多いほど深いところまで感じ取れるという特徴を持っています。
そのためにやるべきことがあるんです。
それは、相手の身なりや言葉などのすべてに注目することなんですね。
どんな言葉を使う人なのか、語尾はどんな感じか、句読点の使い方、思考や趣味嗜好など、形あるものからないものまでできる限りすべてです。
つまり、僕が「当てた」んじゃなく、「相手が教えてくれた」というのが正しい見方なんだと思っています。
これはエンパスじゃなくてもHSPじゃなくても誰にでもできることです。
関係性を深めたい相手がよく使う言葉、口癖、思考、行動をよく観察しておくことで、相手にピッタリの言葉をプレゼントしやすくなります。
そのためにはもちろん勉強やトレーニングも必要ですが、難関大学の入試問題よりは簡単だと思いますし、いくつかのパターンを見つけていくことで対応しやすくなります。
まずは今回お話した3つの要素を熟知し、実際に活用していってみてください。
早ければ数日で変化を実感できるはずです。