こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
誰が聞いても家庭環境が悪い家庭で育った人もいれば、伸び伸びすくすくと自分を尊重してもらいながら育った人もいる、家庭環境は本当に様々です。
世の中には育児放棄する親もいれば、肉体的な暴力や言葉の暴力まで浴びせる親もいます。
このような家庭で育った人は本当に大変でつらい想いをされたんだなぁと心底感じます。
さて、今回は「自分は家庭環境が悪かったなぁ」と思っている人向けの記事ですが、今幸せですか?それとも不幸だと感じていますか?
もし「今幸せです!」と胸を張って言える人は、大人になって社会に出てから言い訳もなにもせずに、ただ直向きになにかを頑張ってこられたはずです。
今不幸だと感じている人は、もしかしたら自分を苦しめる思い込みを抱いてしまっているのかもしれません。
家庭環境が悪いことが人生詰みではない
こんなTweetをしました。
家庭環境が悪かった人でも自立・独立して自分の規律に従って幸せになっている人もいて、その一方家庭環境が悪いことを理由に自分は幸せになれないと思っている人もいます。これは「家庭環境が悪かった=幸せになれない」という思い込みです。気の毒なこともあったと思いますが、どうか自分の幸せを。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) December 13, 2019
これは「家庭環境が悪かった=幸せになれない」という思い込みです。気の毒なこともあったと思いますが、どうか自分の幸せを。
本当は最後、「自分の幸せを見つけてください」と書きたかったのですが、文字数制限のためカッコつけたような文末になってしまいましたぁ。
Tweetに書いてあることが今回のテーマの結論ではあるのですが、もう少ししっかりと深堀りしていこうと思います。
まず、「家庭環境が悪い=幸せになれない」という思い込みをあなたが抱いてしまっているかどうかです。
すぐに答えが出ないときは自問しましょう。
この問いに対して、自然と「正直、思えないかも」と思ってしまった場合、この思い込みが意識下に根付いてしまっているかもしれません。
結論だけもう一度いいます。
育った家庭環境が悪いからといって幸せになれないことは絶対にあり得ません。
家庭環境が悪くても幸せになれる理由
「幸せ」というと定義が人それぞれ違うので表現が難しいのですが、ここでは「生きづらさや悩みをほぼ感じることなく、自分のやりたいことや好きなことができる」という状態を「幸せ」と定義しますね。
なぜ家庭環境が悪くても幸せになれるのかといいますと、あなたが家を出られる年齢に達していれば、いつでも毒親の存在と離れることができるからです。
家庭環境が悪かったことでトラウマや傷を負ってしまっていることもあると思います。
ですが、物理的に毒親と離れることでそのトラウマや傷が今後深くなることはなく、社会勉強や人間関係を育んでいく上で、多くの学びや気付きを得ることができます。
それが自己の癒やしになることもありますし、「あんな親に育てられたけど、もう自分は誰にも支配されないぞ!」と決意できるかもしれません。
不幸を感じている人を責めるつもりはありませんが、思い込みが自分自身を苦しめてしまうことがあるということだけでもわかっていただけると、今後少しずつ楽な考え方ができるようになってくると思います。
上の記事では毒親とアダルトチルドレンについてお話していますので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
思い込みを取り除く方法
ではどのようにして思い込みを取り除いていくかです。
これにはいくつか方法があるのですが、今回は誰にでもすぐに行える方法をお伝えします。
ステップ1:思い込みの原因を知る
まず知らなければなにも始まりません。
ということで、自分がそれを思い込むことになってしまった原因を知っていくことからはじめましょう。
これには自問自答が一番簡単です。
ノートとペンを用意していただいて、以下の質問を自分自身に投げかけ、ゆっくり答えを自分の中から引き出してみてください。
あまり多く書きすぎても混乱してしまうと思うので、とりあえず3つの質問を用意しました。
これを僕からあなたに質問している形ではなく、あなたがあなたの心に質問するイメージでノートに答えを書いてみてください。
ステップ2:答えを読み解いていく
1つ目の質問と2つ目の質問をあなたなりの答えで良いので答えることができたら、思い込みの原因のヒントに気が付くかもしれません。
何に支配されているのか、自分の人生を歩んでいるのか、親の人生を歩んでいるのかなど、どんな些細な気付きでもメモに残しておきましょう。
ステップ3:小さな幸せを実現させる
そして3つ目の質問で、あなたが思う小さな幸せを3つ挙げることができたら、明日までにその3つの小さな幸せをまずは実現させてみてください。
もし明日までに実現できそうにないものを書いてしまっていたら、もっともっと小さな幸せで良いです。
●プリンを食べる
●美味しいコーヒーを飲む
●アニメを観る
●友達と電話する
適当に書きましたが、本当になんでも良いです。あなたしかそのノートは見ないので、こんなこと書いたらバカにされるかもとか思わなくて大丈夫です。
3つ、実現させてください。
ステップ4:小さな幸せを実現させた工程を考える
小さな幸せを3つ実現させたあとに、もう2問だけ自問をします。
できるだけ、気持ちの変化から意識したこと、行動のひとつひとつをノートに書いてください。
例えば先程の例の「プリンを食べる」の場合…
(2)プリンを食べようと決意
(3)プリンを手に入れる決意
(4)財布を持って近くのコンビニへ
(5)コンビニでプリンを物色
(6)手に入れて帰宅
(7)パクパク
そして3つすべて終わったら最後の自問をしてください。
幸せは誰がなんと言おうと自分次第
綺麗事が嫌いなので根性論では伝えず、理論で解説しました。
幸せだなぁと感じている人と、不幸だなぁと感じている人の違いは家庭環境ではありません。
考え方と捉え方です。
小さな幸せであっても、3つぐらいであればほとんどの人が実現できると思います。
そのときの気持ちを大切にし、どうすればその幸せを手に入れることができたのかを考えてみていただきたいのです。
幸せの定義は誰かの定義ではなく、自分自身でつくるものです。
その幸せがブレてしまうと、どんなに状況が好転する出来事が起きても、どんなに大きなチャンスが来ようとも、幸せとして受け取れなくなってしまいます。
この記事を読んで感覚を少しでもわかっていただけたら、今度は小さな幸せを10個でも良いですし、人生としての幸せを大きな幸せを1つでも良いので、また同じ方法でチャレンジしてみてください。
そして3つの小さな幸せを実現させたときの工程を必ずヒントにしてください。
どんな心で、こんな意識と思考でそれを手に入れたのか、必ずそのヒントは役に立つはずです。
もしここであなたの考え方が少しでも変われば、それは「自力」が強化されたということです。
自力が強ければ強いほど困難を困難と感じなくなりますし、あなたの人間としての魅力と厚みが増していくのです。
下の関連記事に、きっと今のあなたに役に立つ記事を載せておきますので、ぜひ読んでみてください。