こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
当たり前のことを言うようですが、「悩み」というのは雨のように「外に出たら全員が味わう」というものではありません。
悩みには、「種」というものが存在し、自分の心の中でその種がいると「気になること」になり、その種が育つと「悩んでいる」に変わります。
僕は「悩みの根本改善」にこだわっていますが、これは「実際の悩み」を解決するだけでなく、その根本となる「種」を取り除かないとまた心の中で育ってしまうことから、「悩みの改善は根本から」と話しています。
さて、今回はどのような生き方や考え方が「悩みの種」となってしまうのか、ここについてじっくりと解説していきます。
今現在これからお話する悩みの種を抱えてしまっている人、まだ抱えていないけど悩みやすい体質の人は必ずチェックしていただきたいと思っています。
悩みの種が生まれる7か条
悩みの種となる生き方や考え方を、7つにまとめました。
こちらに事前にツイートしてありますので、まずはご覧ください。
悩みの種はこうして生まれる。
1️⃣ 自分の感情に嘘をつく
2️⃣ 依存をする
3️⃣ 完璧じゃないと嫌
4️⃣ 全力を出さない
5️⃣ リスクヘッジをしない
6️⃣ 自分に言い訳をする
7️⃣ 他人の世界で生きているこれらの種を蒔いても、決して育てずに新しい良い種を植え直そう。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) February 10, 2020
細かくいうと20か条、30か条になってしまうと思いましたので、とくに大きな要因となるものを7か条にまとめました。
サクッとひとつずつ解説していきますね。より詳しい解説がある項目においては、別途オススメ記事を掲載しています。
1,自分の感情に嘘をつく
「言いたいことが言えない」「気持ちとは相反することを言ってしまう」などもこの「自分の感情に嘘をつく」に含まれます。
そのほか、「頼まれたらイヤとは言えない」「やりたくないことをさせられる」といったものもそうで、1回や2回ならまだしも、生き方としてこういったクセがある人は要注意です。
自分の感情というのは「心」です。そして、悩みというのも心の中の出来事です。
つまり、この「心」を大切に扱うかどうかがとても肝心で、自分の感情を大切にできるのは他の誰かではなく自分自身なのです。
2,依存をする
とくに人に依存をしてしまう傾向にある人は、依存対象の人の思考や行動によって振り回されてしまいますので、「自分の意思」や「自分の感情」が疎かになります。
心の中では常々依存対象の人や物(アルコールなど)のことを考え、自分の思い通りにならなければ不安になったり不満を抱いたりします。
不安や不満は「悩み」の一種ですから、依存体質の人はほぼ常に悩みを抱えてしまうことに繋がります。
3,完璧じゃないと嫌
俗に言う「完璧主義者」というものです。
何かを完璧な状態にするのは素晴らしいことかもしれませんが、完璧主義者にとっての「完璧」とはあくまで自分自身の中での「完璧」です。
自分の心が「思った通りの状態(完璧)」と判断しないと気持ちが悪く、それでいてその完璧な状態にならないと前に進むことができないのであれば、「なにをしてもうまくいかない」「わかっているのに行動できない」といった悩みが生まれます。
僕も自他共認める完璧主義者でしたが、「やってみないとわからないこと」「完璧にやったところで思い通りになるとは限らない」と身を持って深く理解することができたので、ここを変えることができました。
今は、ビジネス系のなにかであれば「70%出来上がればGO!」と心に決めていますし、迷っていることがあればとりあえず「実験」を試みるという行動をとっています。
4,全力を出さない
恋愛、人間関係、お金、仕事、「自分は本当の本当に全力を出しているか」を自問してみてください。
例えば、好きになった人がいたとします。
「もう思い残すことはない」と心から思えるほど、あなたは全力を出せますか?
「こうしておけばよかった」「もっとこうできたのに」と思ったことはありませんか?
勇気を持てずに全力が出せない、自分に甘くて全力を出さないという決断(思考のクセ)は、今現在の悩みを引き寄せている種が育った結果です。
全力を出せばすべての願いが叶うというキレイゴトは言いませんし、頑張ったら頑張っただけといった気休めを言うつもりもありません。
頑張っても頑張っても、ベクトルが別の方向に向いていたら望んだ結果は手に入らないこともたくさんありますので。
ですが、それもこれもまずは全力を出すクセをつけなければ、望んだ結果が手に入らないだけでなく、少し先の未来の悩みを引き起こす結果となります。
5,リスクヘッジをしない
リスクヘッジというのは、「リスクを予め予測して、そのリスクに備えておくこと」です。
リスクヘッジをしていないからといって、予測していない何らかの出来事が起きるまでは「悩み」は感じないのですが、心の中には悩みの種として植え付けられてしまっている状況です。
例えば、経営であれば「ここからの収益が途絶えた場合を想定して、別の収益の柱を整えておく」というのがリスクヘッジです。
「収益が絶対に途絶えないようにする」と意気込むのがリスクヘッジではありません。もちろんこの工程も大切なのですが、別の収益の柱も整えておくことで、選択肢が増え、焦りや依存に囚われない決断ができるようになります。
これは経営だけでなく「生き方」においても同じです。もっというと「お金」「恋愛」「健康」もそうです。
何でもかんでもリスクヘッジをすれば良いということではなく、今の自分にとって影響の大きいものに関してはリスクヘッジの視点を持って、日頃から備えておくマインドが大切です。
6,自分に言い訳をする
これは言わずもがなだと思いますが、「でも」「だって」が口癖の自分に言い訳をするクセがある人は、そのひとつひとつが悩みの種になっていることに気付きましょう。
「できない理由」や「やらない理由」を一生懸命考えたとしても、苦しむのは自分自身です。他の誰かではありません。
「言い訳をする」が種になり、「でも」「だって」を1回発するたびにその種に水をあげていると思ってください。どんどん成長し、悩みが膨れ上がり、生きづらさの出来上がりです。
よくある例ですが、「お金がなくて大変、どうしよう」と思っている人に、「もう少し支出を減らせるように工夫してみたら?」と言っても、考えるフリだけをして「もうこれ以上無理」と言います。
家賃、水道光熱費、スマホ代、保険代、もっともっと減らせるところはあるかもしれません。車を手放せるならば、駐車場代、ガソリン代、保険代などの維持費が一切なくなります。
また他の例では、「今の収入で足りないなら、休みの日にバイトをしてみたら?」や「少しの収入にでもなるように、副業してみたら?」と言っても、「メインの仕事が忙しいから無理」と即答する人もいるでしょう。
自分が無理と言えば無理。
実際には、休みの日にはバイトをしている人も大勢いますし、仕事が終わった後に収入の種になるブログ運営を一生懸命している人もいます。
本当に嫌な状態やつらい状況から抜け出すためには「言い訳をしない」を徹底してください。
言い訳をしないことは、自分自身の生き方や生活に直結しているのです。
7,他人の世界で生きている
「自分軸」や「他人軸」、または「自律」や「他律」ともいいますが、他人軸(他律)の人は、他人に心を支配されているといっても過言ではありません。
「周りの目が心配」「嫌われるのが嫌」これらは他人軸の象徴です。
自分軸というのは、「私はこうしたいからこうする」「私はこれを得るためにこうする」といった自分自身の規律に従った思考や行動を取ります。
当然、自分のしたいようにしているわけですから、悩みは生まれにくいものです。
よく「自分のしたいように仕事をしているのに稼げないんです」というフリーランスの方からご相談がありますが、この場合、まだ自分軸になりきれていない場合が多いです。
「遠慮して本音を言っていない」「売れるのが怖い」「叩かれたくない」などのメンタルが自分自身の思考や行動を無意識に制御してしまいます。
恋愛も人間関係も同じです。
「相手がどう」を考えるのではなく、「自分がどう」を常に考えるクセをつけて、その自分を好きになってもらう意識を持ってください。
自分じゃない自分を偽って好きになってもらっても、そこになんの意味があるのでしょうか。
一生その役を演じ続けなければいけないということは、常に苦しみ、悩み続けるということです。
「気付くこと」で自分を変えられる
7か条を解説しましたが、もし当てはまっているものがあれば、強く意識をして、今の自分自身のテーマとして前に進んでいきましょう。
人は「気付くこと」で自分自身を変えていくことができます。
【1】気付き
【2】学び
【3】深く理解する
【4】実践する
【5】変化
これをステップ・バイ・ステップで行なっていくことで、今どんなにつらい状況だったとしても、必ず解決の糸口は見えてきます。