こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
昨今のインターネット界隈では、「AIによって仕事が奪われるから起業すべき」や「AIがすべての仕事を行なう」などのいろんな情報が出回って、それを見た人が不安を感じているようですが、あなたはどのように感じていますか?
僕はこれらをほぼ「デマ」と思っていまして、影響力がある人(インフルエンサー等)ほどこういったデマを平気で言ってしまいます。
もちろんすべてがデマというわけでもありませんが、ひとつ言えることは「AIに仕事を奪われるから起業しよう」というのは、本質とは少しかけ離れていると思います。
ということで、AIに仕事が奪われるから起業すべきなのか、それとも雇われたままでいるべきなのかを物事の本質に沿って解説していきますね。
起業すべきか雇われたままのほうが良いか
ツイッターに結論をつぶやきました。
「AIに仕事を奪われるから起業したほうが良い」は半分正解半分不正解。
確かにAIに奪われる仕事はたくさんありますが、だからといって起業するのが安泰というわけではないです。
本質は「自己価値」。ここを高めないとこれからの時代はかなりキツイです。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) March 8, 2020
起業したらAIに奪われた仕事を取り戻せるのか、起業したらAIにはできない仕事ができるのかという話になってしまいますが、それとこれとは別の話であって、本来考えるべきポイントは「自己価値」の部分です。
このツイートをもう少し深堀りしていきます。
AIに仕事を奪われる?
今流行のAI、つまり人工知能ですね。
「いろんなお店はAIがやることになるから、雇われている人の仕事はなくなってしまう」というのが言い分なのは理解できなくはないのですが、ちょっとこれは安易です。
人間の本質とサービスの本質を考えたらわかることがあります。
それは感情のこもったサービスはAIでは不可能、様々なシチュエーションによってサービスを変えていく技術はAIでは不可能ということです。
例えばアパレル店員。
ただ働き、お客さんがレジに来たら対応している店員さんは仕事がなくなってしまうかもしれませんね。
ですが、お客さんの雰囲気、スタイルによってコーディネートするスタイリスト的な役割をしっかりと果たしている店員さんであればどうでしょうか。
その店員さんの顧客満足度が高ければ、AIに仕事が奪われることはありません。
つまり、人間だからこそできること、もっと言えば「私だからできること」を見つけていくことができれば、AIに仕事を奪われることなんてないのです。
そこに起業か雇われかは関係ない
僕は「私だからできること」が大切であると考えているので「起業するべきか、雇われ人でいるべきか」はどっちでも良い思っています。
言ってしまえば、感情もサービス力も必要のないビジネスやそういう人であれば起業していても稼げない時代になります。
一方雇われている人でも、「私だからできること」に誇りをもってやり続ければ稼げる時代ということです。
やりたいことや好きなことだけで起業をしようとすると、どうしても「私だからできること」という考えを見失いがちです。
起業について、以下の記事もオススメですのでよろしければご覧ください。
大切なのは「自己価値」である
なんのためにあなたの名前があり、あなたを表す「個性」があるのか。
これが人間の本質だと思いませんか?
全員が同じ知能、能力、感情、名前、性格であれば、結婚相手も誰でも良いし、両親が今の両親じゃなくても良いしというひっちゃかめっちゃかになってしまいます。
その人の歴史、経験、元々備わっている本質、性格などの個性があるからこそ人間であり、愛したり、大切に思ったりします。
これはビジネスにおいても僕は同じであると思っています。
同じ商品であっても、この人に接客してもらいたいという店員さんはいますし、この人には接客してもらいたくないという店員さんだっているわけです。
私だからできること=自己価値
私だからできることの答えは「自己価値」です。
つまり「あなたが人にどんな価値を与えられるか」「自分の価値を高め、それを共有していく能力」などです。
サラリー(給与所得者)であれば前者「あなたが人にどんな価値を与えられるか」がポイントになってきます。そして起業家であれば両方ですね。
仕事に行ったらお金がもらえるからという考え方では、AI関係なくいずれ仕事はなくなります。
「私だからできること」を探し、誇りを持って仕事をしなければいけません。
これからはAIに仕事を奪われるから起業したほうが良いというインフルエンサーがいるが、僕はそうは思わない。「AI=仕事がなくなる」は安易な気がして、こういう発言をしてしまう人ほどAIに仕事を奪われてしまうのかもしれない。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) April 6, 2018
起業している自分がいうのもおかしいけれど、自分の仕事に自信を持っている人は起業であれサラリーであれ立派なこと。誇りを持てない人は確実にチャンスの場は減っていく時代。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) April 6, 2018
一部の人たちは「起業=OK」「サラリー=今後ヤバい」という強い思い込みがあるようで、これは全員に言えることではないと思っています。
「起業=積む」人もいると思いますし、「サラリー=安泰に近い」人もいると思うので、ネット上のインフルエンサーなどの言葉をすべて鵜呑みにしてしまうのは危険です。
転職するなら希望と目標を持つ
転職には2つの考え方があります。
1つは「逃げ」の気持ちと、もう1つは「攻め」の気持ち。
「逃げ」というのは、今の仕事がイヤだ、嫌いな人がいるなどですね。特別な事情(精神疾患やセクハラ、過度なパワハラなど)がある場合を除き、自己都合のその場しのぎの転職は次の職場でも同じことを繰り返してしまうことが多いです。
「攻め」というのは、挑戦の気持ちやもっと成長したいという気持ちですね。自分の能力に自信を持ち、もっと多く給料がもらえるところを希望することは僕はとても良い思考だと思います。
このように、明確で前向きな理由を持って転職したほうが成長にも大きく繋がってくるはずです。
自己価値を高めていく方法
なによりも大切なのは「自己価値を高めていく」ことです。
これを疎かにするから「仕事が奪われる」と思ったり、周りからの言葉や影響に不安を感じたりしてしまうのです。
自己価値を高めていく方法は、勉強とチャレンジとトライアンドエラーの繰り返ししかありません。
自己価値を高める=勉強+チャレンジ(経験を増やす)
トライアンドエラーの繰り返しが成功体験も増やしますし、それがやがて自信へと繋がっていく唯一無二の手段です。
今日からぜひ、あなたにしかできないことを必死に探し、追い求めていってください。
そうすればあなたの価値はどんどん高まり、決して「AIに仕事が奪われる」なんて不安は一瞬にして消え去っていくはずです。