こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
血の気がやたらと多い人でもない限り、喧嘩はできることならしたくないものだと思うはずです。
喧嘩したくないからと、または「相手が怒り出すから言いたくない」からと自分が犠牲になって我慢し続けることはストレスも溜まり生きづらさを味わうことになってしまいます。
ストレスを溜めてでもなるべく喧嘩をしないように我慢するのが良いのか、それともなるべく我慢せず喧嘩を恐れないほうが良いのか、どちらが両者にとって良いと思いますか?
今回の記事は恋人や夫婦間をテーマに書いていますが、これは基本的には上司と部下、友だちなどのあらゆる対人関係にも当てはまることばかりです。
その上で、僕が実践していることや心に決めていることも途中に挟みながらお話していきますね。
喧嘩はすべき?それとも喧嘩は避けるべき?
きっと、このツイートを読んだら察していただけると思います。
互いに顔色伺ってケンカせず波風立てずに過ごしていくか。
ケンカを恐れず互いが納得行くまで話し合い、価値観のすり合わせを行なっていくか。
2人が同じ意見じゃないと成立しないことですが、末永く一緒にいたいと思うなら絶対に後者です。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) September 19, 2020
とはいえ、一問一答のように答えられるものでもないんですね。
たとえば、普段の私生活でしっかりとコミュニケーションが取れていて、価値観のすり合わせが十分にできているカップルや夫婦であれば、喧嘩する出来事がほとんどないと思います。
また、相手を心から尊敬や信頼をしているからこそ、「この人の言うとおりにしておけばきっと大丈夫」と思っていれば、喧嘩になる理由もあまりありません。
つまり、喧嘩する必要がないのに無理して喧嘩をする必要はないということなんですね。
よく「喧嘩しなきゃ本当には分かり合えない」みたいなことも聞くかもしれませんが、それは固定観念でしかありません。
「互いの考えを伝え、尊重または納得できるかどうか」が大切なわけで、それが喧嘩であろうが冷静な話し合いであろうがどっちでもいいんです。
目的が「2人が幸せになるため」や「仲良く楽しくやっていくため」といったポジティブなものであれば、たとえ喧嘩になったとしても自分の気持ちをしっかりと伝えることはものすごく大切なことです。
喧嘩になる心理と理由は2パターンある
大まかにですが、喧嘩になる心理と理由は2パターンあると思っています。
そのパターンとワンポイントアドバイスを話していきます。
【パターン1】感情のエスカレート
自分の気持ちを伝えたいのに相手がそれをわかってくれない場合には、ついつい声を荒げたり興奮して感情的になってしまうこともあると思います。
「自分の気持ちをわかってほしい」という心理ですね。
これは誰しもが持つ心理のひとつですので、この気持ちは消そうとして消せるものではないんです。
なので、この気持ちと上手に付き合っていく意識を持ちましょう。
できれば喧嘩をせずに分かり合いたいならば、まず冷静な話し合いを提案して、互いの意見を最後まで伝え合ってください。それから意見が合わないところをすり合わせていってください。
【パターン2】相手を服従させたい・自分の意見を貫きたい
このパターンは、分からず屋で聞く耳を持たない男性に多いタイプです。
男性は本能的にプライドが高めの生き物だと思うんですが、調教師であってもそれは信頼関係がある上でのことですよね。
ただただ自分の意見に従わせたいというのは自己中心的で幼稚なんですね。
こういったタイプの人はあまり自分に自信がありません。
自信をあるように見せるのがうまいので一見自信があるように見えますが、心は結構グラグラ。
そして何らかの恐怖心もあったりします。
その恐怖心は人それぞれなんですが、幼少期のトラウマから「何かを失う恐怖」であったり、「自分の存在がなくなってしまう恐怖」であったりします。
もし自分がこのタイプであれば、「人間関係で服従させようとすればするほど、信頼関係は壊れていく」ということを肝に銘じてください。
もし相手がこのタイプであれば、僕のブログを全記事読むつもりで人間心理を学んでください。そして相手より精神レベルも知識も上に立ち、同じ土俵に立たずに向き合ってください。
僕が実践している3つのこと
僕は現在の妻とは約4年間同棲し、その後結婚しました。
妻のことについては下記の記事も読んでみてください。
僕の目的はただひとつで、「楽しく暮らしていくこと」です。
心から「楽しい」と思えることってものすごく大きなパワーを発揮すると思っているんですね。
楽しいことをしているはずなのに楽しいと思えないようではダメですし、なにかの不安や恐怖があれば楽しいとは思えません。
だからこそ「楽しい」という感情は僕の中では大切なんです。
この目的を達成・意地するために、食い違いがあったときや妻に伝えたいことがあるときには以下の3つを心がけています。
我慢ではなく、敢えて言わないとき
感情的になるのは2割で十分
怒る・伝える前に必ずすべきこと
ひとつずつ簡単に解説します。
我慢ではなく、敢えて言わないとき
伝えるタイミングは「伝え方」と同じようにとても重要です。
あまり相手の機嫌が良くないときに言ってしまえば険悪ムードになる確率も高くなります。
逆にハイテンションなときに言ってしまえば「なんでこんなときに言うの?」と相手の気分を害すことになります。
ですから僕は、「今じゃない」と思えば「そう遠くはない未来であって、言う必要がなくなれば言わない」と決めています。
言うべきタイミングは、ハイテンションまでいかない元気でちょっと機嫌がいいときです。
このタイミングと「伝え方」を工夫することで、険悪ムードにならずに言いたいことが言えます。
とはいえ、夫婦間ですからどちらが上とか下とかありません。
偉そうに命令するわけじゃなく、相手を責めるわけじゃなく、直してほしいところや相手のために直したほうが良いと思うところを「お願いベース」で言うだけです。
感情的になるのは2割で十分
僕はあまり感情的になりません。
嫌な人間と思われるかもですが、感情的になるときは余程のことが起きたときか、意図的に感情的になるときのどちらかです。
感情がないわけじゃなく、情けでどうにかしてもらうのがイヤだからこそ感情は抑えて理性で向き合います。
自分にとって、そして相手にとって一番ベストなことはなんなのか。
ビジネスの「目先の利益と将来の利益」にも共通する話ですが、今すぐにどうこうよりも、まだ続いていく人生をいかに幸せに生きていけるかを考えたいんですね。
だから感情的になるのは僕は2割で十分だと思っているんです。
怒る・伝える前に必ずすべきこと
これは言わなきゃダメだ!ということがあったとしたら、それをそのまま言うことはほとんどありません。
その前に必ずすべきことがあります。
それは「相手に理由を聞くこと」です。
どんなに長い付き合いでも、相手の考えすべてを見抜くことは不可能です。
見抜けると豪語する人がいたら、それはとてつもないエゴ。
だからこそ、相手に教えてもらうんですね。
こんなふうに理由を聞いてみると、相手の考えがわかります。
「わからない」と答える場合もあると思いますが、その場合は深く追求せずに「こうしてみたらどう?」といった提案や、「こうしてほしい」というお願いを伝えるだけです。
もちろんその提案やお願いの理由も添えて。
我慢をしても信頼は築けない
僕が心がけている3つのことを話しましたが、妻にも「おかしい、直してほしいと思うことがあったら言ってね」と日頃から話しています。
信頼関係を築くためにはどちらか一方ではなく、お互いに正すべき部分を正したり、伸ばせる部分を伸ばしたりなど、様々なことを共有していくことが大切です。
言いたいのに自分の気持ちが言えない人もいます。
言えるけど相手が聞く耳を持たないから言わない人もいます。
もし、信頼関係を築きたい相手がいるならば、自分自身の将来のためにも小さなことから始めてみてください。
言えるけど相手が聞く耳を持たないから言わないという人は、本当にその人と信頼関係を築きたいか、それとも我慢することのメリットとデメリットを考えてみてください。
今後一生我慢し続けなければいけないとしたら、それは本当に幸せなのか。
自分が行動しなければ相手は変わりません。
「いつか変わってくれるはず」と待っているだけでは相手は変わりません。
自分が変われば選択肢も増えますし、強くもなれます。
恐れていることがあると言いたいことも言えず、気分のアップダウンを繰り返して耐え忍ぶ人生です。
それでも我慢しているほうが幸せだと思う人はそれで良いと思いますが、そこに疑問を感じる人はぜひこの記事を参考に、少しずつ自発的な行動を取ってみてくださいね。