こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
いきなりこんな切り口はどうかと思うのですが、どんな場所に行ってもどんな物を持っても幸せになれる人もいますし、不幸になってしまう人もいます。
「場所」というのはスピリチュアルスポットやパワースポット、初詣などです。そして「物」というのは、幸運を引き寄せるアイテムやパワーストーンなどです。
他力本願、依存体質の人は、「この場所に行けば幸せが訪れるかも」「これを持っていたら幸せが訪れるかも」と思いがちで、「行ったらOK」「持っていたらOK」という思考になっている人が多い傾向にあります。
断言しますが、それだけでは不幸から抜け出すことも、幸運を引き寄せることもできません。
関根はタロットカードで遊ぶ
僕は、タロットカードというものを2種類持っています。
簡単にタロットカードを説明しますと、大アルカナと呼ばれるカードが22枚、小アルカナと呼ばれるカードが56枚の計78枚がワンセットとなったものです。
世間一般では「タロット占い」という言葉に馴染みがあるかもしれません。
とはいえ僕は占い師ではないので、占いとして使うことはありません。
先日、かれこれ10年の付き合いになる女性の友人が我が家に遊びに来てくれたので、妻と3人でワイワイ談笑していました。
この友人は昔タロットカードやオラクルカードなどを勉強したこともあり、こういう系の遊びが好きなんですね。
たまたまタロットカードの話になり、妻が「タロットやりたい!」と切り出したのをきっかけに、友人も「やろう!というか、やって!」と言われたので、そこからタロット遊びをすることになりました。
僕はもともとタロットなどの非科学的なものは好きじゃなかったのですが、深く勉強すると、エネルギーの話になるので実は科学的に認められていることも結構多いことがわかりました。
そしてタロットの面白いところというか、すごいところというのが、「今必要なメッセージが届く」というもの。
タロットカードは持ち主の念や想い、自我などがエネルギーとしてカードに宿っているので、僕の場合、自分以外の誰かに引いてもらうときは一度カードのリセットをします。
リセットというのは、イメージでいうと「無」にするということです。
僕は今回、自分で自分の今の状況を把握できていたので、タロットカードを引く必要性もなかったのですが、女性陣2人に引いてと言われてしまったので、「結果はもう分かってるんだけどなぁ」と思いながら引いてみました。
エネルギーを感じるカードを引く
脳科学でいうと、私たちは潜在意識で「このカードを引こう」と思っていて、顕在意識で「どれにしよう」と考える人は引くカードを悩む傾向にあります。
ちなみに僕の今の状況というのは、かなり良い状況であると自覚していて、恋愛(夫婦間)、仕事、金銭面などの総合的に迷いや悩みがない状態だったんですね。
とはいえ、じゃあ絶対に別れない保証があるとか、一生できる仕事かどうかとか、腐るほどお金を持っているということではないんです。
僕の中でひとつの殻が破れたといいますか、迷いがなくなったというか、ガチッとした方向性を事前にセルフコーチングによって導き出していたので、タロットカードを引いても「同じようなメッセージが届くだろうな」と思っていました。
そして、実際に1枚引いてみた結果は・・・
「THE EMPRESS(女帝)」の「正位置」でございます。
※遊んでいたときは写真を撮っていなかったので、写真は今朝撮っています。
ちなみにタロットには「正位置」と「逆位置」というものがあり、カードを表にパッと向けたときに、絵柄の向きがどっちを向いていたかによって意味が変わってきます。
このカードは、例えば「仕事面」であれば、考えている企画、今やっていることが上向いていることを示しています。もっというと「女帝」なので、女性をもっと輝かせることや女性をリーダーにするといったメッセージが隠れていると思います。
「金銭面」であれば、金銭的な豊かさと心の豊かさの全体が上向いているというメッセージですね。
物質的なお金だけでなく、実りひとつひとつに感謝をしていくと、上向いている状態がしっかりと真っ直ぐにそのまま上に向かっていってくれると思います。
それぞれのタロットカードの説明の記事ではないので、この辺でカードの説明は終わりますが、僕には僕のカードの引き方があるので、それをご紹介しますね。
手品師がトランプをバーっとジャバラのように並べる並べ方で並べて、まずは「知りたいこと」や「自分に今必要なメッセージは?」と心の中で唱えます。
その後、カード全体をざっくりと見て、どのカードに呼ばれているか、どのカードが気になるかのおおよその目星をつけます。
次に実際に並べられたカードの上に手をかざし、「これだー!」となるまでエネルギーを感じます(ここ、集中力必須です)。
そして、選んだ1枚のカードを取り、めくります。
スピリチュアル的に表現すると「エネルギー」という言葉になるのですが、これはもう「潜在意識」です。
よく「潜在意識はあなたのすべてを知っている」と言いますよね?だからセルフコーチングが大切と僕はこのブログでも何度も何度も言っています。
引いたカードを目で見て、どんなことを意味しているのか、どんなメッセージがあるのかをまずは自分で考えてみることが大切です。
「読み解く力」というのは悩みの解決にも問題の解消にも大きく役立ちますので、この訓練になります。
カード通りに従うと不幸になる
ここからが今回僕がお伝えしたかった部分の本題なのですが、不幸になる特徴を持っている人は、カードが持つ意味をそのまま受け止め、カードのメッセージ通りに自分の思考と行動を変えてしまいます。
例えば、「今結婚しても良いか?」という問いに対して同じ「女帝」のカードで逆位置だったとします。
カードそのもののメッセージは「今は待つべき」や「冷静に考えるべき」というものですが、ただ単に「カードがこういってるんだからそうしよう」と思ってしまう人は、不幸を作り出す天才だと僕は思っています。
僕ならどう考えるか。
「もしかしたら、結婚よりも先に解決しなきゃいけない問題があるんじゃないかな?
「目を背けていること、なかったっけなぁ」
「結婚相手に『今』じゃない理由があるのかな?」
このように、深く深く読み解いていき、このカードが意味することを自分自身に置き換えて考えてみます。
すると、たいていの場合「あー、これだわ」と見つかります。
「確かに、これを自分の中で解決してからじゃないと、結婚生活に支障が出ちゃうのかもな」と思えば、「今は結婚をしない」という選択ではなく、「自分の今すべきこと」が見つかります。
タロットカードそのものは、あなたの人生を左右するものでも、幸運にするものでも、不幸にするものでもありません。
ただ、自分が選んだものには必ずメッセージが隠されていて、そのメッセージからなにを学ぶか、なにに気付くかなのです。
このように考えられない人は、不幸を作り出してしまうだけなので、少なくとも今はタロットカードを使うべきではないと思います。
行動の指針に
僕のところに相談に来られる方の9割は女性の方です。
女性は占いや心理学が結構好きな人が多いので、タロットカードをやってみたいとおっしゃるクライアントもいます。
心の中で唱えることは「今悩んでいること」でも良いですし、「今月のテーマ」でも「今週のテーマ」でもなんでも良いので、カードを1枚引いてもらい、絵柄を見ながら一緒にメッセージを読み解いています。
ただ僕がそこでしつこくしつこく言うのが、ここでもお話した「カードからのメッセージに左右されないように」「カードの責任にして物事を選択しないように」とお伝えしています。
ちなみにですが、僕がメインで使っているタロットカードは「アルケミア・タロット ― オリジナルタロットカード78枚セット」というものです。
初心者向けと言いますか、絵柄もすごくキレイで、カード1枚毎の解説が書いてある本もセットになっています。
自分自身に向けられているメッセージは、日常生活でも山ほどあります。
見たもの、体験したこと、出会った人、起きた出来事に対して、なにを感じ、どう読み解くか。
これが難しいという方は、タロットカードから意図的にメッセージをもらうと良い学びや気付きに繋げることができると思います。
メッセージは自分自身の行動の指針になります。
※「楽しく」「着実に」「確実に」をモットーにセッションを行っており、その一貫としてタロットカード遊びをしていますので、タロットカードが基本となるメニューを関根はご提供しておりません。