こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
「幸せになるためには、愚痴やワガママを言っちゃいけないんですかね?」というような相談をいただくことが多々あります。
超シンプルにお答えするとしたら、「あなたの幸せってなんですか?」という逆質問が答えのような感じです。
といってもこれでは分かりづらいと思いますので、今回もしっかりお話していきますね。
前提条件:幸せとは?
まずここが一番大切です。
自分にとっての幸せとはなにか?をまずは決めておかないと「幸せを手に入れること」はとてもむずかしいです。
なぜなら、幸せというのは無形の感覚的なもの(感情)ですから、自分にとっての幸せを定義しておかないと目指すところが分からなくなってしまうからです。
●毎日自然な笑顔になれちゃうような結婚生活
●不安が全然ない状態
●愛する人と相思相愛でいること
このように、あなただけの幸せの自己定義を考えてみましょう。
幸せになるために愚痴やワガママを言ってはいけない?
さて本題です。
僕の答えは「NO」です。つまり、愚痴やワガママを言っても幸せになることはできます。
愚痴やワガママを言うことと「幸せ」は別問題です。
恐らくこのような疑問が浮かんできてしまう人は少し難しく考え過ぎてしまっているのではないかな?と思うのですが、実はすごくシンプルなんです。
例えば、先程幸せの自己定義であげた3つのことが「私の幸せ」だとします。
これです。
●毎日自然な笑顔になれちゃうような結婚生活
●不安が全然ない状態
●愛する人と相思相愛でいること
これを手に入れていくためのステップはすごくシンプルです。
(Ⅰ)出会う
(Ⅱ)自分の価値観と相手の価値観を知る
(Ⅲ)価値観のすり合わせを行なう
(Ⅳ)お互いが好きになっていく
(Ⅴ)婚約・結婚
(Ⅵ)結婚生活
こんな感じです。
もちろんこのステップの中ではいろいろ考えたほうが良いポイントや実践していただきたいワークはいくつもありますが、流れはこの通りです。
ここであなたに質問です。
愚痴を言いたいのに愚痴を言えない、ワガママだって言いたいのにワガママも言えない状態、あなたはこれで本当に幸せと言えますか?
これは「我慢」ですよね。
我慢をしている状況というのは、錯覚で幸せと感じることはあっても「真の幸せ」とは到底言えないのではないでしょうか?
お互いの価値観が決め手
これを言うと結構驚かれるのですが、僕も愚痴は言います。
言っても仕方ないことってたくさんあると思うんですけど、「暑いー!おいちゃん干からびてしまうかもしれないよ?」なんて嘆いたり、「夏嫌いだけど、夏の風物詩は味わいたくなるなぁ」なんてどうでも良いことを嘆いたりすることも全然あります。
妻に「最近ちょっと体がしんどいんですー。腰痛いですー。肩凝ってますー」なんて言うことだってあります。
ここで大切なキーワードは、
●自分の価値観
●相手の価値観
●思いやりの気持ち
この3つです。
つまりもし「愚痴だってたまには聞いてほしいよ」とか「ワガママだってたまには言いたいもん!」と思うのであれば、そのあなたの価値観を理解してくれる相手であれば良いのです。
もちろん自然と「愚痴なんて言わないほうがいいなぁ」と思うことができればそれはそれで素晴らしいことです。ですがこれは、あくまで自然と思うようになるのがベストです。
もし相手の価値観として、「愚痴は絶対聞きたくない!」「ワガママとか言わないでほしい!」という考えがあったとしたら、この相手とあなたが幸せを作り上げていくことは難しくなっていきます。
どこまで思いやりを持てるか
価値観だけをみるとこのような感じにはなってしまうのですが、私たち人間には「思いやりの気持ち」というものがどんな人であっても大小関わらず存在しています。
あなたの「愚痴やワガママも言いたい」という価値観と、相手の「愚痴やワガママNG!」という価値観をお互いに思いやりでカバーしていきます。
話し合いの結果、あなたは、
●LINEでは愚痴は言わないようにする
●タイミングを考える
●愚痴の時間を長引かせない
という約束ができるかもしれません。
そして相手は、
●会ったときならば愚痴は聞く
●甘えたい(ワガママ)タイミングを理解する
という約束ができるかもしれません。
これがお互いが思いやる気持ちです。
ちなみに…
口を開けば愚痴ばかり言ってしまう、生活がだらしないといったことは、相手に理解してもらうことを考えるよりも「改善していくこと」を考えたほうが良いです。
相手だけに自分自身を理解してほしいという気持ちは「思いやりの気持ちが弱い」という見方も出来てしまいますし、そもそも「だらしなさ」は様々な面において悪影響を及ぼします。
もし今そのような相手がいなかったとしても、「改善していこう!」という気持ちは一種の思いやりでもあります。
幸せというのは自分1人ではつくっていくことはできません。
愛する人と協力して、2人で作り上げていってくださいね!