こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
婚活に潜む闇、婚活・結婚・幸せの真実を語ります。
先日、YouTubeでとある女性の婚活カウンセラーが自社の結婚相談所の宣伝と共に婚活の極意をお話されていました。
アラサー女性やアラフォー女性や男性に向けてのお話でしたが、そこでチョット思うことがありましたので今回はそのお話をさせていただきますね。
その前にですね、今回僕がお話する3つのことをお伝えしておきます。
(Ⅰ)結婚と幸せは全くの別問題である
(Ⅱ)表面上ではなく根本と原理原則を考える
(Ⅲ)相手の条件を下げたら不幸になる?
婚活、結婚、幸せの真実を知りたい方はぜひ最後までお読みください。
婚活がうまくいかない理由
いの一番にこちらの婚活カウンセラーは、「婚活がうまくいかない理由」を「相手の条件が高すぎる」「高望みしすぎ」とお話されていました。
相手に求める条件でよくあるのがこんな感じです。
●高収入(年収1000万円以上)
●大企業勤め
●大卒以上
●長男ではなく次男
●家事や子育てに協力的
●結婚後の親との同居NG
●イケメン
●優しい
●包容力がある
この婚活カウンセラーがお話されていたこと自体は本当にそのとおりだと思いますし、思いっきり「こんな好条件の男性は既に結婚してるか彼女がいるし、アラサー、アラフォーのあなたを選ぶはずがない」と話されていましたので、こういうぶっちゃけっぷりはすごく好きです。
結婚と幸せの自己定義ができていない
問題はここからでして、「結婚できない理由=条件が高すぎる」というのは僕は成り立たないと思っていて、そもそも「結婚できないこと」と「相手に求める条件」というのは別問題なんです。
もちろん「条件が高すぎる」というのは結婚できない理由の原因のひとつにはなります。
ですが極論を言えば、どんなに高すぎる条件を持っていても良いですし、高すぎる条件を持っていても結婚できる人はできるんです。
原理原則を考えていただけたらわかっていただけると思うので質問させてください。
あなたはなぜ結婚したいのですか?
周りが結婚して焦っているからですか?
結婚はするべきと思っているからですか?
親から急かされているからですか?
もしこのような思いの方はもう一度結婚について冷静に自分の気持ちと照らし合わせながら考えていただきたいのですが、多くの方はきっとそうじゃないはずです。
結婚したい真の理由は、「今よりも幸せになりたい」とか「自分の夢や目標を叶えるためにはパートナーが必要」とか「愛に満たされて幸福感を得たい」という気持ちではありませんか?
これが真の欲求であって、基本的にそこにある感情は「改善」なんです。
●今よりももっと幸せになれる
●夢や目標を実現するため
●自分1人では足りないものを補ってもらいたい
これらすべては「改善」です。
「改善」というのは「自分を満たす」とも言えます。
つまり、自分にとっての結婚とはなにか、自分にとっての幸せとはなにかの自己定義を婚活する前の段階でしっかりと明確にしておくことが大切です。
★99%の確信を99.9%の確信にするための実験
この「改善」と「自分を満たす」ということにもっともっと絶対的な確信を持ってお伝えするために、理由を隠して妻に協力してもらいました。
あ、もちろん「実験したいことがあるんだけど、質問に答えてもらえる?」という許可はもらいましたよっ!
結婚を決めた理由は、「改善」や「自分なりの確信」が潜在意識(心の奥底の無意識の部分)に必ずあるという定義に基づいたものです。
こういうときはコーチングが最適ですので、妻に「なんで僕と結婚したの?」と質問しました。
すると妻は「5年先、10年先を考えたときに、一緒にいない生活が考えられなかったから」と答えました。つまりこれは、「5年先も10年先も一緒に暮らしているイメージがあったから」とも言い換えられます。
しかしこれは顕在意識にある考えであって、妻の真の答えではありません。
続けてこう質問しました。
「他に付き合った人との5年後、10年後のイメージはできなかったの?」と。
妻は「うん、なんか違う?って思ってた」と答えました。
妻のこの答えはだいぶ真の欲求に近づいてきましたね。
さらに「じゃあさ、他の人と僕の違いってなんだったの?」と質問すると、妻はしばらく考えて「う〜ん、他の人たちは優しいとか情のイメージって感じで、あなたは(実際には名前で)愛!って感じ。だからこの人以上の人は絶対にいないって言ってたでしょ?そういう意味!」と答えました。
そうなんです、妻の真の欲求として幼少期から「愛情」というものを求めていたのです。
ちなみに、僕はエンパスやテレパスという能力、別名HSPや超感覚的知覚というものを使って超感覚カウンセリングというものを長年行なっていました。
妻と初めて会ったとき、妻はほぼ無言で自分の話は一切しませんし、僕に質問してくるということも全くありませんでした。
ですがなぜかそのとき「愛情が欲しいの…」という心の声が聞こえてきたような気がして、つい「そうか、愛が欲しかったんだね」って言っちゃったんです。
仕事でもなければカウンセリングを依頼されてるわけでもないのに…
この日の夜、LINEで「なんでわかったの?」と聞かれました。
あんまり深堀りされてもあれですし、初めて会った人に「超感覚的知覚っていう能力があってね…」なんて話たら、「怪しい!」ってなるかもしれないので、調子に乗って「俺だからわかるのさ!」と返しておきました(笑)
「愛情が欲しかった」という想いがあることを知ったのは、今から5年以上前のことだったので普段思い出すことはないですし、これが結婚の決め手となる真の欲求であるということは、妻をコーチングしなければ知り得ないことでした。
つまりですね、妻には「大きな愛を与えてくれる人」を真の欲求として持っていて、妻のこの真の欲求を満たすスキル・能力を持っていた相手が僕だったということなんです。
極端かもしれませんが、「愛をあまり感じられていない生活」から「愛を感じられる生活」に改善したいということです。
そして、僕は「唯一無二の存在になりたい」という真の欲求があるんです。
これは自己成功定義になっているものなんですけど、妻は僕にとって唯一無二の存在にならせてくれています。
そうです、妻が自分自身で「相手の真の欲求を満たすスキル・能力が私が持っているか」を考えたとしたら、答えは「持っている」になります。
ですから結婚をし、一生涯のパートナーとして日々幸せに暮らせているのです。
相手は自分に合っている人なのか?を考えている
正直にいいますと、「相手は自分に合っている人なのか?」を考えている人は「さげまん女性」の特徴であって、自分のメリットを基本に考えています。
もちろん結婚できないということではありません。
しかし、結婚できたとしても次のような問題がおきます。
●結婚したら旦那は変わったと言う
●喧嘩が増える
●旦那からの愛を感じなくなる
●旦那の浮気
●夫婦の会話がない
●離婚危機・離婚
婚活を成功に導く考え方、そして幸せを手に入れる考え方は、「私は相手の願望を満たすスキル、能力を持っているのかどうか」を考えることです。
その上で「相手は私の願望を満たすスキル、能力を持っているかどうか」を見極めていくのです。
この原理原則を知っていれば、相手の条件を下げる必要なんてありませんし、「私は相手の願望を満たすスキルや能力が弱い」と思えば相手の条件を下げれば良いのです。
言い換えますと、好条件の相手と結婚したいのであれば、その好条件の人が求めていることや願望を満たせるスキルと能力を手に入れたら良いのです。
自分の強みがなく、自分の欲求だけに目を向けている
あなたは、相手の異性に対して何を与えられて、どのような状態にしてあげることができますか?
あなたがお年寄りにスマホのご案内をする販売員だとします。
お年寄りが求めていることは、
●シンプルでわかりやすい操作ができること
●落としたら嫌だからストラップが付けられること
●重くなるからスマホケースはつけたくない
この3つです。
Aのスマホは、その商品の強みを「かんたん操作」「デカ文字」「誰でもできる」に設定し、お年寄りの気持ちを考慮してストラップをつける穴まで用意されています。
しかしBのスマホは、とくに強みがなくてさらにかんたん操作ではなくお年寄りには扱いづらそうな商品です。
あなたは、どちらの商品をこちらのお年寄りにご案内しますか?
もちろんAのスマホですよね。
Bのスマホのほうが販売フィー(販売手数料)が高かったとして、Bのスマホを半ば強引に売りつけたとしたら「操作しにくいじゃないか!」「騙したのか?」「こんな商品売りつけられた」とクレームのオンパレードがオチとして待っています。
このように、相手の求めていることや願望に目を向けず、自分が売りたいほうを売っていたらトラブルになりやすく、さらにはあなたからスマホを買いたいと思ってくれる人は誰ひとりとしていなくなります。
ここでいう自分が売りたいほうを売るというのは、先程の「自分に合っているかどうか」を先に考えてしまうということです。
まず相手にはどのような欲求や願望があって、それに叶えられるスキル(Aのスマホの強み)を提示することができれば、相手も自分も満たされた気持ちになることができるのです。
Bのスマホは売りがないから売りにくいですし、仮にBのスマホのほうが販売手数料を多くもらえたとしても、相手のニーズに合い、さらには強みのある商品を売ったほうが売れやすいし喜ばれやすいのです。
今度はBのスマホをルックスや若さだと考えてください。
賢い男性はいくら若くてルックスが良かったとしても、何の強みもなければこの女性を選びません。
とくに「ビジネスで成功したい!」と思っている男性であれば、必ずあげまん女性を選ぼうとするのです。
僕が結婚や婚活に若さやルックスは関係ないと言っているのはこれが理由です。
もちろん若くてルックスもスタイルも良くてさらには男性が望むスキルを持ち合わせている女性は最強です。こういう女性が玉の輿に乗ったり一流のスポーツ選手や実業家と結婚したりしています。
何よりも先に考えなければいけないのは、自分自身の強みであって、いつでもどこでもすぐに「私の強みはこれです!」と答えられるようにしっかりと考えておかなければ婚活は成功しにくいですし、婚活は成功できたとしても、幸せな結婚生活や一生涯のパートナーシップを築いていくことは難しくなります。
結婚はゴールではなく、スタートです!
今回僕が思ったことは、結婚相談所は「結婚はスタートです」ということは建前で、結局は「条件を下げてもらって成婚率を上げよう」「条件を下げてもらって成婚してもらおう」という思いが見え隠れしたからです。
結婚相談所もビジネスですから仕方のない部分ではあります。
結婚相談所は「入会金」「月額費用」「成婚料」を主たる収入源としています。他にもお見合い料などもありますが、結婚が長引けば脱会される恐れも考えると、結局は成婚料の30万円とか20万円を手に入れて、成婚した人としてインタビューに答えてもらって次なるお客様をゲットする必要があります。
これはビジネスの仕組みや戦略ですから、これ自体に一切否定も批判もするつもりはありません。実際に僕もお客様の声などを紹介させてもらっていますからね。
ここで考えていただきたいのは、この記事を呼んでくださっているあなたには、ただただ「条件を下げなきゃ結婚できないですよ!」という言葉だけを鵜呑みにしないでいただきたいということです。
「条件を下げなきゃ結婚できないですよ!」というのはその場しのぎの方法であって、言ってしまえば臭いものにフタと同じで根本の改善やあなた自身の本当の幸せではないかもしれないことを選択するということです。
まとめ
もっとお伝えしたいことが山ほどあるのですが、今回はここでまとめに入ります。
結婚と幸せは別問題である
結婚と幸せというものは全くの別問題です。
結婚したら幸せになれるわけでもないですし、結婚しないから幸せになれないということでもありません。また、結婚しなくても幸せな人はいますし、もちろん結婚して幸せな人もいます。
つまり、結婚は結婚、幸せは幸せです。
結婚と幸せをそれぞれ切り離して、それぞれの自己定義をじっくりと考えてみてください。
●私にとって結婚とはなにか
●私の真の欲求はなにか
●私の強みはなにか
●私の欲求を満たすスキルを自分は持っているか
●私の強みを活かせる相手は誰か
●私にとっての幸せとはなにか
婚活を成功させるために、そして結婚し幸せな日々をずっと暮らしていけるように、これは男性も女性もどちらもそれぞれが考えていただきたいことです。
表面上ではなく原理原則を考える
先程もお話しました「臭いものにフタ」というのはすべて表面上のものです。
例えばLINEテクニックや相手が好む服装や髪型、メイクなどもすべて表面上です。
原理原則というのは心の中です。
まずは自分自身が幸せになれるマインドを持つこと、幸せを相手に与えられるような人になることです。
結婚は、いくら自分が相手を気に入っても相手から気に入ってもらわなければ実現しませんし、結婚後も相手に与え続けなければ一生涯のパートナーシップを築いていくことはできません。
●婚活しているのになかなか成功しない
●婚活に疲れた
●相手に求めることばかり考えている
このような人は一度表面上のものから離れて、原理原則に目を向けてください。
相手の条件を下げたら不幸になる?!
冒頭でお話しました婚活カウンセラーや世間一般の人がよく言う「相手の条件を下げる」や「高望みするな!」は、この言葉だけを鵜呑みにはしないでください。
条件を下げて、自分の真の欲求を実現しないで結婚したとしてもそれは本当に幸せと感じますか?
「結婚=ゴール」と考えている人であれば良いかもしれません。
しかし、「結婚してからが大切だ!」と心から思える人は、何も考えずに相手の条件を下げるのではなく、下げるにしてもしっかりと意味を持って下げてください。
下げる必要がないのであれば下げないでください。
相手の条件を下げて自分が幸せを感じられなかったり不幸になるのであれば、それはもう結婚しないほうが良いと思ってしまいませんか?
「相手の条件」というのも表面上のものに過ぎません。
大企業に勤めていようが会社が倒産したり、精神を崩して退職することになってしまえば意味がなくなってしまいます。
今は1000万円以上稼げていても、いつお金がなくなるかわかりません。
周りからどう見られたいかを考えるのではなく、まずはあなた自身の真の欲求と幸せ、そして相手の真の欲求と幸せのそれぞれの定義を出し合うことから始まります。
今回、結婚相談所のお話をさせていただきましたが、誤解のないように申し上げますと、結婚相談所や婚活カウンセラーに対して何か批判する気持ちは一切ありません。
そして結婚相談所で婚活されている方を否定しているものでもありません。
ただ、表面上の部分をどうこうするのではなく、原理原則や真の欲求、幸せの定義などのもっと深い深い部分を全国の結婚相談所には発信していただきたいなと感じました。
3組に1組が離婚するというデータが出ている時代です。
では残りの2組は本当に幸せなのか?と言えば決してそんなことはありません。
この残りの2組が心から幸せになっていくために、そしてこれから結婚される方が心から幸せになっていくために、僕を含めて結婚業界に関わるすべての人々が深く考えていく必要があると思います。
最後に、今現在婚活されている方、そして婚活を諦めてしまってる方、さらにすでに結婚されている方もまだまだどうにでもできます。
幸せにもっと貪欲になって、幸せボルテージをMAXにして溢れた分を周りの人に与えてあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。