こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
不幸になる習慣や不幸になる考え方はいくつもあるのですが、今回は人間関係にまつわる危険な思考についてお話していきます。
恋愛、仕事、その他の私生活において人間関係は常に隣り合わせ。絶対に人と関わらない仕事や生活をしている人以外は、生活の中で人との関わりがあることと思います。
今回するお話は、あらゆる人間関係において共通する話ですので、人間関係で悩んでいる人はもちろんのこと、不幸から脱却したい人、不幸になりたくない人はぜひ読んでください。
- 人間関係に関する危険な思考を知る
- どうすれば危険な思考から脱却できるか
- 考え方を変えるオススメの方法
この記事を読んで頂くことで、上の3つの流れを知ることができます。
危険な思考は「相手になにかを求めること」
早速結論ですが、人間関係におけるとても危険な思考というのは、相手になにかを求めることです。
相手に求めたくなる気持ちは十分に理解できますし、感情論だけで見ればそうしてもらいたいと思うのが普通かもしれません。
ですが、そもそもこの感情論だけで自分の思考と行動を決めてしまうこと自体が危険です。
相手になにかを求めるという思考は、以下の2つが自分の中に備わっていることになります。
●見返りを求める
与えられるのが当然、見返りを求めたらなにも人から与えられないのか、なにも自分に返ってこないのかという話ではありません。
返ってくる場合もあれば、返ってこない場合もあるでしょう。
返ってくる、こないの問題ではなく、思考によって苦しめられてしまうことが悩みや生きづらさの種になってしまいます。
なぜ見返りを求める思考は危険なのか
「与えられて当然」という思考と「見返りを求める」という思考、ひと括りに「見返りを求める」として話を進めていきます。
見返りを求める思考を端的に表現すると、「自分は◯◯したんだから、あなたも◯◯して当たり前」というものです。
「◯◯」に入る言葉は日常生活でよく当てはまるものです。
●自分は挨拶したんだから、それを返すのが当たり前
●誕生日プレゼント渡したんだから、自分の誕生日にお返ししてもらうのが当たり前
●親切にしたんだから、感謝されるのが当たり前
具体的にいうとこんなところです。
思った通りの見返りが返ってくれば悩みにもなりませんし、喜びもあると思います。
ですが、見返りを求めても、思い通りの見返りがないことがあり、このときに抱く気持ちが自分自身に大きな悪影響を及ぼします。
イライラしたり、落ち込んだり、不安になったり、悩んだり、結果的に人の行動に自分の心が影響を受けてしまいます。
すると自分自身の波長(気分)が下がり、同じように低い波長の人や物を引き寄せることにも繋がりますし、次々と見返りを求める対象を変えて、また見返りがなくて苦しむという悪循環を繰り返します。
もし、傷つきたくないのに見返りを求めるならば、その見返りの保証を取るように「私がこれをしたらあなたはどうしてくれる?」と聞き、相手の約束を誓約書に書かせて、法的にそれを守ってもらう手はずを整えなければいけません。
ですが、こんな人と人間付き合いをしたいと思いますか?
少なくとも僕は「面倒くさい人」と思うので付き合いたいとは思いませんし、恐らく世の中の多く人もこう感じるのではないかと思います。
見返りを求めたくないのに求めてしまう
見返りを求めたくないのに、ついつい見返りを求めてしまうことってあると思うんですね。
とくに一度だけの関係ではなく、恋愛、夫婦、職場などではとくにそういう気持ちになることも多いと思います。
こちらの結論としては、こうなってしまうクセを取り除くしかないのですが、クセを取り除きやすくするために、まずは理論的に考えてみると良いと思います。
まず、「見返りを求める」というのは、何かしらの自分の行動があった上だと思います。
では、ここでひとつ自問を。
仮に、「◯◯してくれたら◯◯してあげる」という条件の行動であったとしても、それは強制ではなく自分自身の決断ですし、その条件を守ってもらえずに「裏切られた」と思うのであれば、それは甘い話(誘惑)に流されてしまっているのかもしれません。
もっともっと深く読み解いていくためにはこんな自問もあります。
いかがですか?
「見返りを求める」という深層心理には、「嫌われたくない」→「自分に自信がない」が存在しているのです。
危険な思考、見返りを求める思考から脱却する方法
では、自分を苦しめる危険な思考である「見返りを求める」からどうすれば脱却できるのでしょうか。
今日明日ですぐに切り替えられるものではないのですが、脱却する方法があります。
それは、
それ以外の行動は、すべて自己満足の中で行なうこと。
この2つです。
「私がそうしたいからした」と思えば、自分の感情を行動に移しただけなので、そもそも見返りを求めなくてもなんとも思いません。
そして「それ以外の行動は、すべて自己満足の中で行なうこと」というのは、早い話、「相手に期待をしない」ということです。
期待をするから「見返りがない」と思って感情が揺さぶられたり、「裏切り」と思って他者を憎んだりします。
キツイ言い方かもしれませんが、「自分が勝手にやって勝手に傷ついた」と自戒しないと、いつまで経っても苦しみからは脱却できませんし、他力本願、責任転嫁をして、自分自身の成長がありません。
1️⃣ 気付き
2️⃣ 学び
3️⃣ 深く理解する
4️⃣ 実践する
5️⃣ 変化悩みの改善や生きづらさからの解放のステップです。
「1️⃣ 気付き」
これがないとなにも始まらないので、気付いてもらうためにどんどん発信していかないとって思ってます。— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) February 10, 2020
先日、こんなことをツイートしましたが、こちらは「悩みの改善や生きづらさからの解放のステップ」です。
「自戒」というのは、自分自身を戒めることですから、「気付き」です。
ステップで一番大切なのは「1」ですから、気付きがなければ変化もありません。
上に、僕が自戒の言葉としているものを状況別に挙げていますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
考え方を変えるオススメの方法
あなたは、自分で自分を褒めたことはありますか?
あなたのお父さん、お母さんがあなたをたくさん褒めて育ててくれたのであれば、あなたは自分で自分を褒めるクセもついているかもしれません。
ですがそうでない場合、あなたは自分を否定するクセがついているかもしれません。
自分で自分を褒めることは自意識過剰ではありません。自意識過剰というのは、自分で自分を「すごい」と思い、怠慢な態度になること、驕り高ぶることです。
褒められるのが足りていないと、私たちは人に求めます。
「褒めてほしい」「認めてほしい」という見返りを求めた上での行動になってしまいます。
これを誰かに求めるのではなく、自分で自分を褒めてあげるクセをつけましょう。
自分には褒めるところがない、秀でたところがないと思うかもしれません。
それは本当ですか?窮屈な視野になっていませんか?
一生懸命仕事をしていること、一生懸命生きていること、つらいときを乗り越えたこと、人のために何かをしていること、これまでの出来事や生き方を振り返って、何一つ「当たり前」と思わずに、自分自身を褒めてあげてください。
これが「自分を認める」ことに繋がり、自分を認めることで人に求めることがグッと減ります。
人に求めることが減ることで、見返りの必要を感じなくなります。あなたの良心や好意、成し遂げたいことの実現のために、「進んで誰かに与える」ができるようになります。
誰かになにも与えたくないのであれば、「与えたい」という感情が芽生えるまで与える必要はありません。ですが、「与えたい」という感情がなければ、「与えられたい」「与えられるのが当たり前」とも思わないでください。
苦しみます。
とにかく、あなたにとって必要な、豊かな心や豊かな人生になる多くの気付きを得てください。
本、誰かのブログ、憧れる生き方をしている人、誰でも良いです。目的は「自分の人生のため」。この目的を果たすための過程はすべて「手段」ですから、すべてを自分自身の力に変えてください。