子育てにも恋愛にも役立つ「優しい人になりたい」を実現する2つのポイント。

愛される戦略

こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。

一言に「優しい人」といっても、個人の価値観によってその優しさは吉にも凶にもなるのですが、「優しい人になりたい」と思った場合、何に意識をし、どのような人になっていけば良いのでしょうか。

僕関根は、日頃からマインド(心)の研究を行なっていますが、数年前にこの「優しい」について深く考え、自分なりの答えにたどり着きました。

今回はこの僕の考えをシェアすると共に、この記事をお読みのあなたに「本当の優しさ」を手に入れていただくつもりで執筆していきます。

 

よく言われる優しい人の特徴

今回は結論をお話する前に、世間一般での「優しい人」の定義を簡単に解説しています。

世間では、以下のような人が「優しい人の特徴」として挙げられています。

「世間では」と言いましたが、とくに10代〜20代の女の子が挙げる代表的なものです。

  • 話を聞いてくれる
  • 怒らない
  • 頼み事を快く引き受けてくれる
  • 頼み事を断らない
  • 何でも買って(奢って)くれる

大まかにこのような感じです。

きちっとしている女の子ですと、

●叱ってくれる
●器が大きい

この2つも加わってくる傾向にあります。

 

この世間一般での「優しい人の特徴」は、僕からすると「それってどうなの?」と思ってしまうものもあるのですが、ここではひとまず挙げるだけ挙げておきました。

 

優しい人になりたいならここに意識すること

さて、今度は僕が思う優しい人の特徴です。

後ほど理由をしっかりとお話していきますが、「優しい人になりたい」と思うのであれば、このポイントだけを抑えておけばOKというものを挙げます。

それがこちら。

 

(1)相手のことを想っているか
(2)相手の未来を見ているか

 

言ってしまえばこの2つを抑えていれば、優しさの深い部分にたどり着けます。

本質は具体的ではなく抽象的であることが多いことから、ツイートにも書きましたが、シンプルですが難しいです。

どのようにこの言葉を捉え、実際の行動(具体的なもの)をどのように考えていけるかが大切です。「考える力」「読み解く力」が必要になってきますので、ここからは根拠も交えつつ、もっと深堀りしていきます。

 

本当に優しい人の特徴を抑える

ここで、「相手のためならば暴力も良いのか?」「相手の未来のために執拗に厳しくするのも良いのか?」という疑問が浮かぶかもしれません。

まず暴力について。

この場合の暴力は、「相手のため」に見せかけた「自分の気持ちを発散させるため」です。ただ単に、暴力を振るった側の都合の良い解釈でしかありません。

 

仮に、相手が「僕は厳しさに耐えられる肉体と精神力を身に着けたいんだ。だから、叩いて欲しいときがあったらお願いするから、そのときはバチンと平手打ちしてほしい」と懇願された場合は別です。

それ以外であれば「暴力」が正当化されることはないのかと。

 

このように具体的な話をしていくとものすごい文章量になってしまうので、ここからは先程挙げた2つのポイントの理由をお話していきます。

 

(1)相手のことを想っているか

「相手のことを想う」というのは、自分の感情ではなく相手の感情にフォーカスすることです。つまり、相手の立場になって考えるということですね。

相手のことを想っているのであれば、明らかにおかしな行動をしたとき、明らかにおかしな考えをしたときに、「こうしたほうが良いんじゃない?」と提案することができます。

「押し付ける」とは違います。押し付けるのは、自分の感情を相手の感情に埋め込みたいだけで、それは「自分のため」になってしまいます。

 

親と子、年の差夫婦、精神年齢の離れたカップルなど何でも良いのですが、もし自分が相手よりも年齢が上の場合、「経験」だけは多いはずです。

「経験が多い=優れた人格」ではなく、「この場合はこうすると良い」「その場合は今は耐えよう」といった対処法の提案はいくつもできると思います。

ただし、親がよくやってしまう間違いは、「私の言っていることが正しい」と思い込んでいて、子供にそれを押し付けることです。

親の気持ちとしては「それがあなたのため」と思うでしょうが、子供からすると「私のため」なのか「子供を言いなりにさせたい」のか分からないのです。

 

カップルや夫婦でもこれは同じです。

「自分が正しい」と思うのであれば、その根拠を相手に伝え、相手が納得しなければそれはただの「自分の中での正解」であり「相手のため」にはなりません。

 

(2)相手の未来を見ているか

「(1)相手のことを想っているか」に少し似ているのですが、相手の未来をどれだけ見れるかが「優しい人になる」ポイントです。

 

ときには犠牲心も必要です。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、僕の妻は、結婚する前に境界線パーソナリティ障害という精神疾患を患っていました。

普通に恋愛関係にあったわけですが、僕は職業柄「全体に治す」と心に誓っていました。妻も「病気を治して、普通の生活がしたい、普通の人になりたい」という目標・目的を持っていました。

 

このとき、僕の気持ちは一度置き去りにして、妻の目標を二人で見据えます。

精神疾患に性格も加わり、妻の中では、

●黙っていても相手がなにかしてくれる
●自分がやらなくても誰かが自分のためにしてくれる
●気に食わないことがあれば暴れる

という思考になっていました。

 

妻が「病気を治したい」という目標を持っていなければ、僕はなにもしませんし、言ってしまえば付き合うこともなかったと思いますが、妻の中では「治そうとする気持ち」があるので、これが「妻の未来」になります。

 

ですから、病気を治していくためには、上で挙げた3つの妻の思考を変えていく必要があると思い、僕は次のことを妻に伝えました。

 

●できることは自分でやろう
●自分の意思を伝えよう

 

ここで僕の感情を入れてしまうと、「嫌われたくないから今回は大目に見るか」や「好かれたいから代わりにやってあげよう」と思ってしまいます。

相手の未来を見るということは、相手には誤解される行動を取らなければいけないこともあります。

 

妻が「これわかんない、やって」と言っても、僕は「絶対できるから、まずやってみて?」と言いますし、これまでやってこなかった家事にも挑戦してもらいました。

料理は、最初1時間かけてようやく1品完成するレベルでした。包丁の使い方もままなりませんでした。

 

少しずつですが、これまでお母さんに作ってもらっていたお弁当も自分で作れるようになり、今では1時間で3品、4品作るのは当たり前、美味しいごはんを作ってくれます。

 

僕は途中で考えました。

妻(当時は彼女)の未来を見据えた結果、それで嫌われたらしょうがない。そういう運命だったってこと。
妻の病気が治ったら、そのとき僕のことをこれ以上必要としなくなる場合もある。それでも自分にとっては何かの力になるから大丈夫だ。

結果的には、同棲から1年という短い期間で病気を完治し、結婚もしました。

 

具体性を見すぎると本質がブレる

犠牲心がときには必要と言いましたが、具体性を追求しすぎて「犠牲心」に重きを置いてしまうと、「優しさ」という本質がブレてしまいます。

たとえば、この場合の犠牲心というのは、自分が納得できる範疇の犠牲であること、自分の心を苦しめすぎない犠牲である必要があります。

豊かに生きていくためには、一定の「自己愛(自分を大切にする気持ち)」も必要なのです。

 

また、実際の生活の中では具体的な行動ばかりが必要になるので悩みやすいと思うのですが、思考と行動の指針があるので、そちらをお伝えしておきます。

 

(1)自分を守っている優しさは要注意
(2)嫌われないためにする優しさは逆効果

 

この2つです。

優しさと冷たさは紙一重で、他者が「冷たい」と感じても、当事者同士が心から「優しさ」と感じれば、それは優しさなのです。

 

僕はエンパスでありHSPでもあります。

当時は、妻の気持ちを考えすぎてしまって、妻の未来を考えようとしても「今、妻が喜ぶこと」を優先してしまいそうになります。

ものすごく心が痛かったですし、「自分はひどい男なのかもしれない」と何度も思いました。

 

妻の病気が治った今、妻の今の目標は「幸せに暮らしていくこと」です。

ですから僕の気持ちとしては、「やりたいことがあれば好きなだけやったら良い」ですので、僕が感じる「幸せ」の価値観とすり合わせながら「幸せに暮らしていくこと」を手に入れるために歩んでいます。

 

 

優しいの定義は自己流でいい

今回、僕が思う「優しい人の特徴」をお話しました。

とはいえ、これが絶対的な正解ではありませんので、あなたがどう感じるかは自由です。

深く考えることであなたなりの「優しさの定義」が生まれてくると思いますし、自分も相手も幸せだったらそれが正解なのです。

 

大切なのは、考えることと、気付きを得ていくことです。

考えるのをやめてしまえば思考停止状態になり、学びもなければ成長もありません。

気付きがなければ良い変化も導けません。

 

「優しい人になりたい」と思うことは素晴らしいことだと思うので、どんどん自己追求をしていってください。

 

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関根 浩平

関根 浩平

生まれつきのエンパスとHSPの2つの気質を活かし、徹底した読み解き力で戦略を組み立てる恋愛・結婚・マインドコンサルタント。1対1でガッツリ語り合うセッションとコンテンツ発信に力を入れ、2014年から総勢1021人以上の方々を問題解決へと導く。リピート(継続)率は91%。 得意な技法は、エンパス、心理学、人相学、脳科学。妻と0歳の息子(通称:ぷんた)、猫3匹、犬1匹の微妙に大家族。強みを活かして企業やフリーランスの方々のホームページ制作もしてますが、WEBデザイナーではないのです。

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関根 浩平

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生まれつきのエンパスとHSPの2つの気質を活かし、徹底した読み解き力で戦略を組み立てる恋愛・結婚・マインドコンサルタント。リピート(継続)率は91%。 得意な技法は、エンパス、心理学、人相学、脳科学。妻と0歳の息子(通称:ぷんた)、猫3匹、犬1匹の微妙に大家族。

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