こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
人前でいつもニコニコして、言いたいことも言わずに我慢して、あとで一人になったときに思い出してイライラしてしまうあなた、毎日お疲れ様です。
この場合、イライラする人と落ち込む人に分かれがちなんですが、イライラするか落ち込むかは性格によるので、ここの部分は結果論なんですね。
あなたの気持ちをわかってくれない周りの人は、「人前で良い格好しなきゃいいだけ」「そのとき相手に言えばいいじゃん」と、たとえ正論だったとしてもちょっとばかり心無いことを言うかもしれません。
反射的にそういう反応(対応)しちゃうんだ!
きっと、こう思っているはず。
いろんな葛藤があるからストレスも溜まり、それが心身に影響を及ぼしてエネルギーがなくなり、いつも疲れていたり、なにもやる気が出ない人もいると思うんですね。
今回は、こういった「人の良いあなた」がもう少し楽に生きていける方法をお話していこうと思います。
ですが、僕は魔法使いじゃありませんので、読むだけで一瞬で解決することなんてありません。
この記事を読んだあとに小さな積み重ねが必要になります。ステップバイステップで改善していく気持ちを持って読破していただければと思います。
なぜ「良い人」を演じてしまうのか
まずそもそもの部分です。
理由がわからなければ改善すべきポイントが見えてきませんので、ここを理性的に見ていきます。
見出しでは「良い人を演じてしまう」と書きましたが、本当に「良い人」なんです。だからこそ自分と向き合ったときにイライラしたり落ち込んだりしてしまうわけで。
良い人を演じてしまう本質の手前は、以下のようなものです。
嫌われたくない
良い人に思われたい
ちゃんとしなきゃいけない
心を掘り下げていくと、こういった思いがあります。
そしてもっと掘り下げていくと本質に近づいていきます。
ここでの掘り下げ方は、「なぜこういう思いを抱くようになったのか」です。
するとこうなります。
「ダメな人」と言われたことがある
得意なことがない
ざっくりですが、こんな感じですね。
ここまでくればもうおわかりだと思いますが、「自信がない」がこの問題の本質となります。
「自信がない」と無口になって、なにも行動できなくなってしまう人もいます。
逆に、「なにかしなきゃ」と思ってそれが結果的に良い人を演じてしまう人もいます。
本質と結果は同じでも、家庭環境や教育、その人の個性や性格によって「仮定(行動)」が変わってくることって結構多いです。
良い人を演じることは悪いことなのか
何かをすぐに良し悪しで考える人が多いのですが、世の中すべての物事は一長一短です。
表もあれば裏もある、なんなら側面もあるよね、というのが物事の正しい見方です。
つまり、良い人を演じてしまうことは僕は一概に悪いこととは思いません。
ペコペコした結果知らぬ間に相手にバカにされていたり、ナメられていることもあるかもしれません。その場合、この当事者からしたら「悪い結果」になります。
ですが、あなたが演じた良い人のエネルギーに引き寄せられて、あなたの周りに良い人を演じる人が集まってくるのであれば、気遣いマックスの、お互いに良い人を演じる話の合う人で仲良く話せます。
この場合、この当事者からしたら「良い結果(本質は別として)」となります。
ですから「良い悪い」で考えるのではなく、ケースバイケースで考えたり、それをして得られるメリットやデメリットを考えたほうがスマートです。
自信は今からでも身に付けられるのか
結論からいいますが、自分は誰でもいつでも身に付けることができます。
ですが冒頭でもお伝えしたように、僕があなたに「自信」という種をお渡しすることができても、その種を植え、水をあげて育てていくのはあなたしかできないことです。
よく、自信を身につけるためには「小さな成功体験を積み重ねよう」と言いますよね。
ですが、抽象的すぎて具体的な言動が難しく感じるかもしれません。
こんなTweetをしました。
つまり、「自信」は結果なので「花」。
「勇気」は「自信」を咲かす「種」です。この原理原則を意識するとステップが見やすくなるはずです。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) May 31, 2020
Tweetにもありますが、自信と勇気の関係はこのとおりだと思うんです。
ではここで疑問となるのが、「何に勇気を出せばいい?」ですよね。
次はこの「何に勇気を出すか」の提案をさせていただきますね。
勇気を出すポイントを見極める
何事にも勇気を出さなきゃいけないと思うと、今度はこの意識にストレスが溜まりまた苦しくなります。
ゼロイチの思考ではなく、勇気を出すポイント、今までのままでいるポイントを自分の中で作っていきます。
たとえば、「人の目が気になりすぎる」と自己分析できていて、これが苦しさの大きな理由になっているのであれば、ここを勇気の出すポイントにします。
人の目が気になることは悪いことじゃなく、良いこともたくさんあります。
人の目が気になるからきちっとしようと思うでしょうし、センスは別として最低限の身なりも気にしているはずです。
ですがその反面、「もしかしたら自意識過剰で、思い込みが激しいのかもしれない」と自問することで、バランスを意識できるようになります。
自信の種は「勇気」とお話しましたが、では、勇気という種を実らせるための水はなんでしょうか。
それは「継続」つまり「慣れ」です。
あなたが納得できる範囲で、「どう思われてもいい」「それで失敗したらさじ加減がわかる」「結構どうにでもなっちゃう」という気持ちに慣れることができれば、今までとは少し違った勇気のある言動ができるようになります。
では「どう思われてもいい」と思えるようになるためにはどうするか。
これは黒マスクをイメージしてみてください。
今、コロナウィルスの影響で世の中の多くの人がマスクをつけていますよね。
不織布のマスクが一時期手に入りにくくなったので、不織布の白マスクの人以外にも、オシャレな柄の布マスクをしているマダム、小顔効果もある黒やグレーのマスクをしている男女もいます。
黒マスクは数年前に韓国で流行りましたが、日本で黒マスクをつけている人はほとんどいませんでした。
ほとんど見かけないということは、自分が街で黒マスクをしていたら多くの視線を感じます。
ですが、今はどうでしょうか。
おしゃれ柄のマスクをしているマダム、黒マスクをしている人を物珍しそうにガン見しますか?
僕の妻は今、グレーのマスクをつけて外出していますが、最初は「嫌だー、なんか恥ずかしい」と言っていたんですね。
そんな妻に対し、僕はこう言いました。
[st-kaiwa1]今、何つけてても結構大丈夫だし、すぐに慣れるよ![/st-kaiwa1]そしてお手本というわけじゃありませんが、実際に僕が黒マスクをつけて外にでました。
もちろん、誰にもガン見されませんでした・・・
と言いたいところなんですが、黒マスクの他に僕には大きな問題があることを忘れていました。
僕、人よりも少し顔(頭)が大きいんですね。
なので、黒マスクがやたらと小さく見えるんです。妻に「マスクちっちゃ!」と笑われますが、れっきとした大人用のマスク。
小さな子ども、そしてそのへんのお兄さんにガン見じゃなく、チラ見されました(笑)
ですが僕はお構いなしに、妻に「ね?大丈夫でしょ?」と。
今、妻はなにも考えずにグレーのマスクをつけて外に出ることに慣れ、マスク不足、そして「他人からの目」を改善することができました。
勇気を身につけるトレーニング
掘り下げていったので、本質を見失いかけているかもしれませんが、本質は「自信を持つ」です。
自信を持つためのルールなんてありませんから、この結果を得られるのであればどんな方法でもOKなんですね。
たとえば、例に出したように黒マスクをつけて外に出てみるのでも良し。
普段の服装が地味な人であれば、真っ赤な服を着て外出するのも良しです。
もう少しレベルを上げます。
コンビニの店員さんに「今日も暑いですね!」や「明日雨みたいですよ!」と話しかけてみるのも良し。
お隣さんに夕食のおすそ分けを持っていくのも良しです。
ステップバイステップでOKなので、低い低い階段から一歩ずつでいいんです。
勇気を出したときに「よし、自分できるじゃん!」と認めてあげて、慣れたら次へ進みます。
「自信」のことなんてなにも考えなくて良くて、「いつもと違うこと」を意識して続けていくことで自動的に慣れ、その慣れが勇気に変わっていってくれます。
このトレーニングを続けていくことで着実に「良い人を演じてしまい、イライラする人や落ち込んでしまう人」を卒業していくことができます。
ですが、一人では自信がない人、スピーディに正しく苦痛から逃れたと思う人は、僕と二人三脚で確実に卒業式を迎えましょう。