友人の結婚式で彼女との別れを考え直した結果・・・

婚活・結婚

こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。

今回のお話の結論からお話しますと、先日こんなTweetをしましたのでどうぞご覧ください。

交際から約2年後(入籍する約2年前)に本気で別れようと思ったことがありました。このときかなり限界を感じていたのですが、限界突破を決意してフードファイターの胃袋拡張ならぬ、許容と器の拡張を目指しました。

これが僕の「全て自分の責任」の本気のはじまりかもです。近々ブログで書く予定です!

私事で恐縮ですが、今回はこの件についてすべて正直にお話していきますので、これから結婚される方や現在の恋人と結婚しても良いか悩んでいる方に少しでも参考にしていただけましたら嬉しいです。

それから、記事自体も結構長めですので、時間があるときに読んでいただけたらと思います。

病気の完治で完全燃焼?!

特別なにか大きな問題やトラブルが起きていたわけではないのですが、妻(当時は彼女)と一緒に過ごしていくことに疲れを感じるようになりました。

過去に妻本人も公表していたことなので、僕の他のブログですでに書いていることですが、妻(当時は彼女)は境界性パーソナリティ障害という精神疾患を患っていました。

お医者さんからも「治るかわからない」と言われていましたので、恐らく中度〜重度初期の境界性パーソナリティ障害の症状だったのだと思います。

じゃあ俺が治す!!

当時から僕はカウンセリング、マインドコンサル、コーチングといった仕事をしていましたので、そのプライドも少なからずあったと思います。

自分の目標通り妻の病気が治ることは実現したのですが、たかが1年、されど1年で、僕の中では常に頭をフル回転させて、どうすれば妻の病気が根本的に改善されるのか、「治らない」と言われている原因の追求をし続けました。

少しずつ数々の依存から卒業してもらい、境界性パーソナリティ障害という診断を受けてから約2年、同棲からはちょうど1年で主治医から「ほぼ治ってる」という言葉をいただくことができました。

というのも、境界性パーソナリティ障害は精神疾患のため、再発の危険性もありますので「完治」という言葉は使うのは難しいのだと思います。

すごく嬉しかったです。

ですがその嬉しさ反面、肩の荷が下りると言いますか、ドッと疲れを感じてしまって態度には出さないものの気持ち的には燃え尽き症候群てきな感じになりました。

病気を克服した妻としては、今度は「結婚は?」「いつ結婚してくれる?」のオンパレードで、この気持ち自体は重々理解しているのですが、僕の気持ちはどうしても結婚には向きませんでした。

これは自分自身の問題で、仕事をもっと頑張りたかったので結婚をあまり望んでいなかったのです。

そしてもう1つ。

病気を克服したあとのほうが妻と交際を続けていくことが大変だったのです。

「病気が治ったんだからこれしてもいいでしょ?あれしてもいいでしょ?」という感じで、何でもかんでも「病気が治ったんだから…」に疲れと嫌気を感じてしまいました。

病気の再発のことも考えると指摘するにも言い方やタイミングに注意が必要で、そのタイミングさえ考えるのも疲れてしまって、最終的には「もう言わなくていいや、気にしないことにしよう」となってしまいます。

お互いにとってこの関係はストレスだったと思います。

明暗を分ける友達の結婚式

そんなある日、親しい友達が結婚するとの報告を受け、結婚式に妻と2人招待していただきました。

場所は奄美大島。飛行機の便の都合もあり、二泊三日の旅行です。

妻と参加させていただくことを決めたのですが、結婚式はこの時から約半年後ぐらいです。

結婚している夫婦の半年と、恋人関係の半年は同じ期間でも全く別物に感じますし、この時点で既に交際から約2年経過していましたが、僕の正直な気持ちとしては、「この先も付き合っていけるのかな?」「別れることになっても良い」という感じだったのです。

ただ結婚式の参加を約束した以上は、結婚式までは仲良く一緒に暮らしていきたいとは思っていました。

結婚式の1ヶ月前ぐらいですかね。

結婚式が済んだら、別れる方向で1回ちゃんと話し合おう

心の中でこう決めました。

ちなみに、この結婚式での旅行が妻と僕にとっては初めての旅行でした。

友達の結婚式も楽しみでしたが、単純に妻も僕も旅行自体を楽しみにしていました。

飛行機の手続き、宿の手配、レンタカーの手配など、いろいろやることがありますが、妻はこういった類は一切ノータッチなので、「本当に楽しみなのか?!」と思ってしまいたくなるレベル。

といいつつも、僕は逆にこういった類は結構好きなので、手続きや手配をすることは全然良いのですが、わがままを言わせてもらうと、一緒にあれこれ楽しく旅行をイメージしながら決めたいタイプなのです。

そんなこんなで、結婚式に向けていざ奄美大島へ。

素敵な結婚式で

朝06時前に出発し、奄美大島に到着したのは16時頃、結構疲れました。

朝ごはんで勢い余って近くのお店でカツ丼を食べたんです、僕。それがいけなかったんです。

空港まで高速バスで行ったのですが、卵を食べたからかめちゃくちゃ酔う!

お昼ごはんは空港でなにか美味しそうなものを食べようと思っていたのですが、食欲もなかったので、妻が食べていたたこ焼きを1つもらっただけでした(妻は出発前からたこ焼きを食べる予定だったらしい)。

奄美大島に着いて、レンタカー屋さんで車を借りた頃、ようやく僕は元気になってきました。人混みもなくなったし、「ふおーーーー!」って感じの感じ。

あ、話が脱線しつつあるので、このへんで結婚式の話に戻しますが…

結婚式は翌日の午後からですが、ホテルの目の前に海がありますし、せっかくの旅行なので早起き。

当時妻は病気の完治を目標にして仕事をしていなかったので、いつもお昼過ぎまで寝ていたのですが、旅行のときは頑張って朝6時には起きてくれました。

小さなことですが、こういうのが僕としては嬉しいのです。

対人関係も得意ではない妻ですが、このときばかりは挨拶に来てくださる両家のご両親、ご親族にできる限りの笑顔で対応してくれていたのです。

もちろん、友達の立場もあるので僕は妻に「こういうときはこうしてほしい」「誰か分からない相手でも常に笑顔だ」といったふうに伝えられることはすべて伝えていましたが、実際にそれができるかどうか、やるかやらないかは妻です。

だからこういう姿が見られると本当に嬉しい(←親目線)。

そして結婚式。

本当に本当に素敵でした。

「今年結婚するから!」と何年も前から毎年毎年僕に宣言してくれていた4つ上のお姉さんなのですが、式中、ちょいと目頭が熱くなってしまうほど良い結婚式でした。

そして、自分自身のことと妻のことをいろいろ考える良いきっかけになりました。

たくさんの自問で気づいたこと

結婚式が終わったら別れよう…

こう思っていたのですが、たくさんの自問を繰り返しました。

●本当に全力なのか?
●本当に素直になっているのか?
●自分の幸せってなに?
●自分の喜びとは?
●自分の使命とは?
●自分の宿命とは?

など、ここには書ききれないほどたくさん考えました。

もし別れることになったとき、他人から見て「もっと頑張れたでしょ!」や「本当に全力だったの?」と思われるのが本当に嫌でした。

ですが、僕は、恐らく誰もが認めてくれるレベルで妻の病気に対して、そして妻との生活に対して頑張っていたという自負もありました。

実際、結婚式を招待してくれた友達にも、自分の両親からも「頑張りすぎ、背負いすぎ、お前が倒れるぞ」と言われていたほどです。

でも、僕の家族や友人たちは僕の味方をすることやかばってくれるのは当たり前なのです。だから、参考にはできたとしても、完全なるフェアな意見ではないと思うのです。

自問自答することによって気づきを得ました。

「もっと頑張れたでしょ!」と他人から思われたくないという気持ちは、自分自身の心のメッセージであったこと

そして、

「頑張る」は主観であって、自分のものさしでしかないということ

そして、

自分自身で、心、思考、行動などのすべての制限をかけてしまっていたこと

主観ではなく客観的に、俯瞰して自分を見つめることで3つの大きな気づきを得ることができました。

ここから僕は、これに気づいた上で「限界突破」を決意しました。

病気が治った妻を1人の女性として、そして1人の人として全力で向き合ってみよう。全力を出し切って、それでもダメならしょうがない!

妻はまだ若く、社会経験も少ないので、何も知らなくて当たり前。それならば僕が伝えられることは伝えて、一緒に成長していったら良いと思いますし、これが愛を深めていくツールにもなるのだと思います。

すべて自分自身である

現実というのは、自分の心の投影です。

僕が妻と別れるか考えていたときは僕の心の中は荒れていて、限界突破を決意して妻との向き合い方を変えてからは心が穏やかになります。

これに答えがあるかどうかはわかりません。

ですが、こう捉えることで間違いなくイライラが消え、相手に求めるものも変わってきたのは事実です。

頑張っている自分を誰かに認めてもらいたいという気持ちが過去に間違いなくありました。ですが、これは自分の幸せとは全く関係がないことに気づきました。自分の幸せは人からの評価で決まるものではなく、自分自身です。無駄なところにエネルギーを使っていたら、幸せはどんどん逃げていっちゃいます。

幸せもなにもかも、すべて自分自身なんだなぁと確信を持つことができた瞬間でした。

妻の変化

僕自身が向き合い方を変えていくと、自然と妻にも変化が表れました。

具体的に言うと、これまで以上に人の気持ちを考えられるようになり、自分ができることをできる範囲でやろうとしてくれるようになりました。

僕の中ではこのような姿勢を見せてくれることで大満足なので、このときに結婚を決意しました。

この先は、2人でもっともっと成長していこう。

僕の結婚の決め手はこれです。

病気が治ってからもう3年以上経っていますが、再発は一切なく、成長曲線を描きながら妻として、そして一社会人として社会復帰もしています。

先日、福島県に住んでいる祖母が手術をすることになったのですが、あいにく手術に立ち会える身内がおらず、妻と2人で僕らが立ち会うことができました。

1人きりになってしまった祖父のためにご飯を作ってくれたり、掃除、洗濯もササッとしてくれました。

そして病院でも愛想よく振る舞ってくれました。祖母も嬉しかったようで、看護師さんや病室にいる他の患者さんに「孫夫婦なんです!」と何度も話していました。

夫の親族なので妻はとても気を遣う立場です。本当に感謝です。

そして祖父母からなぜか僕が褒められます。

「お前の教育が良いんだ。だからここまで変われるんだ。良い嫁さんもらったなぁ」と。

一緒に成長していっているだけなので、妻に対して「教育」という気持ちはまったくないのですが、周りの人からはそう見えるみたいです。

僕の両親も妻が病気だった頃を知っているので、「めちゃくちゃ変わった」と驚いています。

そして僕自身、今の妻を見て「人ってここまで変われるんだ」という驚きとともに、綺麗事抜きに、成長は無限大なんだと確信を持つことができました。

僕の成長は妻の力

そして僕自身の成長は、紛れもなく妻のおかげです。

言ってしまえば、妻が境界性パーソナリティ障害という病気を患っていなかったら今の僕と妻の関係はないのかもしれません。

そして僕の心を鍛えてくれて、自分自身の在り方、自問の意味に気づかせてくれたのも妻の存在があったからこそだと思うのです。

これぞ等価交換です。

あのとき妻と別れていたら、大切なことに気づくこともなかったかもしれませんし、今の仕事もできていなかったかもしれません。

良い人間関係の本質は、一緒に成長し合うことだと思うのです。

完璧な人間なんていないのは当たり前で、ちょっといいなと思う人って、誰かに育ててもらった人なんですよね。

そして、自分が未熟なんだから出会う人も未熟で、一緒に成長していくのが最大の醍醐味です。これがなによりも楽しいです。

ですから僕は妻を一生かけて育て、妻に一生かけて育ててもらいます。

素直になれない頃は「女性に育ててもらうなんて…」と思っていたのですが、なにをバカなことを思っていたのだと自分の頭をコツンとしてあげたい気持ちです。

男性から学べること、女性から学べることって絶対あります。

意地とかプライドとか、本当に無駄なところに時間もエネルギーも使っていたので、反省しつつもここから成長材料にしていきます。

結婚で悩んでいる方へ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

僕の経験からお伝えできることは、

●現実は心の投影である
●自分から変わる
●2人の成長

ということです。

理想の相手となかなか出会えない、人から好きになってもらえないといった悩みがあるかもしれませんが、悩みには必ず根本に潜んでいる原因が存在します。

それに気づくことができた人から結婚が決まっていくようなものだと思っています。

僕がよくこのブログでお伝えしている「考え方」や「捉え方」は本当に大切です。

自分の幸せのために、あなたが相手にしてあげられることやしてあげたいことを今一度自問してみてください。

何かに気づくまでその自問をやめないでください。

結婚して良かったと思うか、結婚しなければ良かったと思うか、これらもすべて自分自身です。

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関根 浩平

関根 浩平

生まれつきのエンパスとHSPの2つの気質を活かし、徹底した読み解き力で戦略を組み立てる恋愛・結婚・マインドコンサルタント。1対1でガッツリ語り合うセッションとコンテンツ発信に力を入れ、2014年から総勢1021人以上の方々を問題解決へと導く。リピート(継続)率は91%。 得意な技法は、エンパス、心理学、人相学、脳科学。妻と0歳の息子(通称:ぷんた)、猫3匹、犬1匹の微妙に大家族。強みを活かして企業やフリーランスの方々のホームページ制作もしてますが、WEBデザイナーではないのです。

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生まれつきのエンパスとHSPの2つの気質を活かし、徹底した読み解き力で戦略を組み立てる恋愛・結婚・マインドコンサルタント。リピート(継続)率は91%。 得意な技法は、エンパス、心理学、人相学、脳科学。妻と0歳の息子(通称:ぷんた)、猫3匹、犬1匹の微妙に大家族。

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