こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
先日、20代前半の若い女性がセッションを受けに来てくださり、目標実現に向けて一歩を踏み出しました。
ブログのネタとして使って良いという許可をいただきましたので、お話できる範囲でご本人とそのお母様のお話をちょっと。
セッションではまず、簡単な雑談の最中にご本人の生まれ持った性質、性格、後天的に培ったもの、エネルギー(スピリチュアル的に言うとオーラ)をエンパスを使って感じ取り、読み解きます。
感じ取るための材料の具体的なものとしては、話し方、語尾、使う言葉、人相、表情が主となりますが、20代前半の女性ではなかなか出会うことのできないものを感じました。
とくに強く感じたエネルギーは以下のとおりです。
- 度胸
- 余裕(落ち着きみたいなもの)
- 自信はあまりない
- お人好し
このあたりです。
エンパスでどのように感じるのか、どのように身体に入ってくるのか、どのように読み解くのかを語ると今回のテーマとはだいぶ話がズレてしまうので、その話はまた今度改めて。
上の4つは、僕は「お母さんからの影響が強いのでは?」と思ったので、雑談の最中、「ひとつだけ気になることがあるんですけど、聞いても良いですか?」と前置きした上で、こんな質問を投げかけました。
お母さんはどんな方ですか?
お母さんはどんな方ですか?
タネ明かしみたいになってしまうのですが、僕は、親御さんとの関係があまり良くない可能性が高い方には「親御さんとの関係はどうですか?」という聞き方にしますが、90%以上、「親御さんとの関係は悪くないだろう」と直感的に判断したときには別の聞き方をします。
すると、この女性はこう答えました。
やはり、この女性の性格や本質的なものはお母さんからの遺伝と影響によって作られていました。
とくに「度胸」と「余裕」の部分がまさにそうで、何かを深く勉強されたわけでもないそうですが、ご本人も、「周りから度胸がある」や「お母さんみたいな人と言われます」と話されていました。
お母さんが子供に及ぼす影響は大きい
蛙の子は蛙と言うように、親と子はよく似ています。
似ているというよりも、とくにお母さんの対応力、考え方、捉え方が子供に大きな影響を及ぼしています。
肝っ玉母ちゃんで、夫に「お金なんてどうにでもなるのよ!そんなことで不安になってどうすんのよ!」と日常的に言っているのを子供が聞いていたとしたら、子供もお金に対してそのような感覚になります。
逆に、「うちはいつもお金がない。お金を稼ぐのは本当に大変。貯金もできない」と口癖のように言っていれば、子供もお金に対してネガティブなイメージを持ち、そのネガティブなイメージが「お金のブロック」となって、稼げない大人が出来上がります。
お母さんだけでなく、これだけ家庭における影響は子供にとって大きいのです。
子供が言うことを聞かない理由を知っていますか?
子供が何歳かによって異なりますが、4歳、5歳、6歳ぐらいの子はとくに言うことを聞いてくれません。
奇跡的に言うことをちゃんと聞く子供も中にはいるのですが、子供の仕事は有り余ったエネルギーをワガママを言って解消したり、赤ちゃんであれば泣いて、幼少期であればダダを捏ねて感情を表現するものです。
とはいえ、お母さんからしたら「言うことを聞いてほしい」と思うのも当然のことだと思います。
ですが、お母さん(私)の気持ちではなく、一度子供の気持ちになって考えてみましょう。
やりたい、やりたくないという気持ちの表れ
子供の気持ちとしてみたら、「今これがやりたい」と思っていても、お母さんからしたら「やめてほしい」と思っていることがあります。
明らかに他人に迷惑をかけていたり、注意をして止めさせるべきことであれば、伝え方を変えましょう。
たとえがあまり良くないのですが、認知症のご老人はトイレの便器の中にタオルを入れてしまったり、1分置きにトイレに行ったりします。こんなとき、下手な介護士は「こんなことしちゃダメ!」や「今行ったでしょ!」と叱ります。
上手な介護士はその方がトイレに入る前に黙ってタオルを片付けたり、明らかにトイレが頻繁すぎるようであれば、話をして気を逸らせたり、夢中になれる遊びをします。
つまり、叱らずに対処するということです。
認知症のご老人と子供が同じというわけではないのですが、お母さんにとっては「してほしくないこと」でも、子供にとってはそれを「今したい」のです。
「ダメな理由」が子供がわかっていない
頭ごなしに「ダメ」と伝えても、子供にはそれが「なぜダメなのか」はわかっていないことも多いです。
言葉が認識できないほど小さな子であれば仕方ない部分はあるのですが、言葉が理解できる子供であれば、お母さんがきちんと伝えることはできるはずです。
面倒くさいからただ「ダメ」というのはサボっています。
理由もわからずにただ「ダメ」と言われた子供はどんどんストレスが溜まり、さらに言うことを聞いてくれなくなります。
するとお母さんはまた怒り、また子供はストレスを溜めます。
この悪循環を繰り返してしまいます。
こんなときは、きちんと理由を伝えてあげてほしいのですが、このときポイントがあります。
物事は表裏一体、光があれば闇があるように、物事にも裏表があります。
幼稚園から小学生ぐらいになるとよくあることなのですが、自分の子供が友達にちょっと意地悪をしてしまったり、気持ちが収まらずに暴力を振るってしまった場合、「相手が嫌がることをしちゃダメ」「暴力はダメ」と言い聞かせることが多いと思います。
これで言うことを聞いてくれることもありますが、こんな伝え方もあります。
「優しくされる」の部分は、男の子であれば「人気者になりたい?」でも良いですし、女の子であれば「将来どんな人と結婚したい?」でも良いです。
こんな風に伝えることで、「意地悪や暴力=自分に返ってくる」や「優しくする=優しくされる」ということを叱らずに伝えることができます。
お母さんが学ぶと子供が素敵に育ちます
お母さんは、誰よりも子供の幸せを願っているはずです。
もし本当に自分の子供には幸せになってほしいと思うのであれば、どんな状況も「学び」に変え、気付きを得てどんどんと子供に良い影響を与えてあげてください。
子供の自信をへし折るような育て方をすれば、自信がない大人に育ちます。
子供の前でお金のネガティブな話をすれば、お金に苦労する大人に育ちます。
子供の自己表現を妨げれば、自己表現ができない大人に育ちます。
僕のところには、心の病を抱えた方がたくさん相談に来られます。
残念ながらその多くの方のお母さんは子供に嫌われていて、「こんな目に遭った」「こんな毎日を過ごしていた」と話されます。
もちろんすべてがお母さんのせいではないのですが、家庭環境が子供の心に影響していることは事実です。
子供が心の病になってほしくないと思うのなら、お母さんは「影響力がある」と再度自覚していただき、たくさんのことを学んでください。決して傲慢にならずに自己成長とお子さんの未来のために変化してください。