こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
悩んでいるとき、心や気持ちが迷子のとき、切羽詰まっているときなど、このような状況にいるとどうしても「焦り」が先行し、自分自身を一歩引いた状態で見ることが難しくなります。
そしてこのような状況にいるときには「責任転嫁」をしている場合がとても多く、「自分は被害者だ」「あいつが悪い」と誰かのせいにしたくなってしまうかもしれません。
それだけでなく、自分を憐れむ気持ち「自己憐憫」もあり、「私ってかわいそう」「どうして私だけがこんな目に遭わないといけないの?」といった負の感情が自分の心を支配します。
このような状態でいると、誰かが救いの手を差し伸べてくれていることに気がつけないことや、とても大切なメッセージを届けてくれているのに反発してしまうかもしれません。
すると、自分の周りからは人が離れ、それをもまた誰かのせいにして、この繰り返しをして苦しんでしまいます。
誰であっても悩みはあります。
しかし、悩みをしっかりと解決して前を向いて再び歩いていける人と、何年も何年も同じ悩みをずっと引きずってしまう人がいるのですが、両者の違いはどこにあるのでしょうか。
今回の記事のポイントはこちらです。
悩みを解決するためにやってはいけないこと
何に悩んでいるかを知ること
根本から順を追っていくこと
それでは解説していきます。
誰かに「答え」を求めてはいけません
単刀直入にいいますと、何年も何年も悩みを引きずってしまう人に共通する思考は、誰かに「何らかの答え」を求めてしまいます。
そして、自分の思い通りの答えや言ってほしい答えじゃなかったときにその人を責めるような気持ちを抱きます。
例えば、僕はコーチングやマインドコンサル、エンパシーカウンセリング等のセッションを行っているのですが、申し込みのメールが届いた時点で「気付きや学びを求めにきた人」か「答えを求めにきた人」かどうかが10秒足らずで判断できます。
これがエンパスやテレパスの強みなのかもしれませんが、これを当てる確率は限りなく100%に近いため、自信を持って判断することができています。
両者の違いを極端に言い表しますと…
今はどん底に悩んでいても、必ず解決できる人
「私は◯◯について今悩んでいて、このような状況にある。こういう理想があるが、それを実現させていくためのアドバイスが欲しい」といった思考。
長年同じ悩みを解決できない人
「私の悩みは◯◯です。これを改善させたいです」といった思考。
学習塾でイメージしていただくと分かりやすくなると思うのですが、塾へ「問題の答えを教わりにいくのか」、それとも「問題を自力で解ける方法を学びにいくのか」と違いです。
両者には、とても大きな違いがあるのです。
答えを教えるという行為は、カウンセリングであっても霊能力であっても絶対にしてはいけないことであって、この理由は「あなたの人生はあなたが主人公」というところにあります。
誰かが答えを教えてくれたらそれはもうあなたの人生ではなく、「教えてくれた人の人生」に変わってしまいます。
コーチやカウンセラーの役目は、「気付きをお渡しすること」や「共に解決へ進むこと」なのです。
何に悩んでいるかを知ること
「何に悩んでいるか」のポイントについても、両者には違いがあります。
今はどん底に悩んでいても、必ず解決できる人
どんなことに悩んでいて、どのようにしたいのかを明確に分かっている。
長年同じ悩みを解決できない人
何で悩んでいるのか、悩む必要のないところで悩んでしまっている。
「何で悩んでいるのか、悩む必要のないところで悩んでしまっている。」を分かりやすく言い換えますと、「現実的に考えて、悩んでいても仕方のない部分を悩みにしてしまい、明確な理想が決まっていない」場合です。
例えば、「両親の介護で疲れ果てています。しかし施設に預けるお金はありません。どうしたら良いですか?」というような相談です。
(1)仕方ないことだから、今は頑張るしかない
(2)借金をする
(3)身内に協力してもらえるよう相談してみる
簡単に改善方法を挙げるとするとこのあたりになると思うのですが、果たしてこれは悩みなのか?という点でひっかかります。
介護で疲れている気持ちも分かりますし、一所懸命仕事をしても介護施設に払えるだけのお金がなくて苦しいのも本当によくわかります。
しかし、理性的に考えて、それが今のベストを尽くしている状態であれば、それをしばらく続け、「この生活はそんなに長くは続かない!あと少しだ!」と信じて継続していくしかないのです。
スピリチュアルカウンセリング、そしてエンパスやテレパス、チャネリングというものをどうしても魔法やマジックのような能力と思ってしまう方もいるのですが、まったくそんなことはありません。
仕方のないことは仕方のないことですし、解決できることは解決できるのです。
もちろん最大限の今できる精神面のアドバイスはさせていただきますが、「今すぐに1,000万円手に入れること以外は認めません!」といった気持ちの人には、僕がどんなに一所懸命チャネリングやリーディングをしても、それはクライアントには届かなくなってしまいます。
根本から地道に改善していく気持ち
プロ野球選手は、小さな頃からコツコツと努力を重ねてプロの世界で頑張っておられます。
大学の教授は、自分のやりたいことを犠牲にしてでも熱心に勉強し続けてきた結果です。
料理ができる人は、毎日料理を作り続けたり、小さな頃からお手伝いをしてきた結果です。とくに包丁で食材を切る速度は、今日明日で完璧に習得できるものではありません。
「臭いものには蓋」のようにその場しのぎの問題解決であれば難しくないことかもしれませんが、自分自身を良い方向へ変えていくためには根本から地道に改善していく姿勢がとても大切です。
深く悩んだときこそ「ハッ」と気が付き、一歩引いて自分自身を客観的に見れるように心がけていきましょう。