こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
「この人は本当にまともに話ができないの?」って思っちゃう相手っていませんか?
たまたま自分の周りにこういう人がいなければそれは本当に幸せなことなのかもしれませんが、職場、恋愛、ご近所さん、友達などなど、探してみると結構いるんですよね。
今回はその中でも「恋愛」にフォーカスして、まともに話ができない人の正しい対処法をお話していきますね。
例えばこんな人が今回の対象です
今回対象となるのは、以下のような彼氏とお付き合いしている方、もしくは旦那さんです。
★言うことがいつも変わる
★自分の良いように話をすり替える
★いつも誰かのせいにする
★すぐに感情的になる
★被害妄想が激しい
ざっくり挙げましたが、要するに「おいおい、まともに話し合いができないから何も解決しないよ?」と彼氏(旦那)に対して思ったことのある人です。
正直に言いますと、こういう人ってめちゃくちゃ厄介で、僕のお客様でもこういう相談があると本当に大変なんです。
というのも、こういう人は精神状態があまり良くない状況で、それが長期化すればするほど話は支離滅裂になり、どんどん自分を守り始めます。つまり、すべての責任を彼女(妻)であるあなたに押し付けて、あたかもあなたが悪いかのように周りに言いふらしたり、あなたを責めたりします。
経験ありませんか?
まだあなたが精神状態がギリギリ乱れていない場合には、「この人おかしい・・・」「まじストレス・・・」といった感情で済むのですが、精神状態が悪い相手と一緒に居続けることで、あなたの精神状態までどんどん悪くなっていってしまいます。
多くの場合、僕のところに相談に来られる方はすでに自分自身の精神状態が悪くなってしまっています。
ですから決まって僕にこう質問します。
『これって私が悪いんですかね?』と。
そうなんです。彼氏(夫)から責められ続けると、「本当は私が悪いんじゃないか」と錯覚を起こして頭の中がごちゃごちゃになってしまうんです。
挙句の果てに、悩みがなんだったのかもわからなくなってしまって、『私、どうしたら良いんでしょうか?』と助けを求めに来られるのです。
そうなる前に!
これからお伝えする対処法をまずは実行してみてください。
【ステップ1】あなたの許容範囲を考える
とてもとても大切なのがこれです。
許容範囲、つまり「自分がどこまで許せるのか」を考えるということです。
これはこれから待ち受ける「決断」の指標となるものです。ここまでは許せる、ここからは許せない、これは許せないを一度自分自身の中で考えてみましょう。
ちなみにですが、「許せる」「許せない」というのを「耐えられる」「耐えられない」に置き換えてもらっても大丈夫です。
例えば、「家事に協力してくれないのはまだ許せるけど、何かしら理由をつけて初当たりしてくるのは許せない」、「話し合いになったらいつも怒鳴ってくるのはまだ耐えられるけど、それをすべて私のせいにして家族や友人に言いふらすのは耐えられない」などです。
こういうときは紙に書いたほうが整理しやすくなるので、まずは問題点をリストアップして、その横に「→許せる」「→許せない」を書いていってみましょう。
【ステップ2】あなたが望んでいることを考える
はい、次はそもそも論みたいな感じで、あなたはどうしたいのか、を整理してみましょう。
そこで役立つのがステップ1の許容範囲です。
許せることと許せないことを天秤にかけてみて、許せないことが明らかに強いのであれば「距離を置く」「別れる」などの選択肢が生まれてきます。また許せる範囲が多ければ、許せないことにフォーカスして改善していく選択肢が生まれてきます。
そしてここからがそもそも論です。
・別れたい
・別れたくない
・距離を置きたい
・一緒に暮らしたい
・現状維持で良い
・対処して良い関係に戻りたい
許容範囲と照らし合わせながら、あなたの本当の気持ちを見つけてみてください。
【ステップ3】あなたの弱さはなにかを考える
問題はここです。
ステップ2であなたの本当の気持ちを見つけ出せたとしても、それが思うように行動できなかったり決断できなかったりしたために今悩みを抱えています。
ステップ3では、自分自身の弱さ、つまり「あなたの弱い部分」を考えてみましょう。
「弱い」というとなんだか情けない気持ちになってしまうかもしれませんが、まったくそんなことはありません。人間は皆、必ず弱い部分を持っています。弱さのポイントやちょっとした強弱の違いがあるだけです。
そしてこれが「人間味」になるのだと僕は思っています。
自虐ネタっぽくなってしまいますが、僕にも当然弱い部分があります。情に弱く、頼られるとついつい無理をしてしまうクセがあります。
一見良いように見えるかもしれません。しかし実際にはそんなことはなくて、そこには「良い人に見られたい」という無意識な心理がはたらいていたり、自尊心(自分自身を大切にする気持ち)を傷つけたくないといった心理が隠されています。
このように、あなたも自分の弱さについて考えてみてください。
別れたいのに別れられない人は、1人になるのが怖い、情に弱いといった気持ちがあるかもしれませんし、対処したいのに対処できていないという人は、話し合いが怖い(別れ話になるのがイヤ、怒鳴られるのがイヤ等)、問題から目を背けたいという心理があるかもしれません。
次のステップに進む前に、自分自身の気持ちをしっかり理解してみましょう。
【ステップ4】決断する
ステップ1からステップ3で考えてきたことを踏まえて、何らかの決断をしましょう。
決断は「決」めて「断」つ(きめて たつ)と書きます。決めたことによってこれまで悩んでいた気持ちを断つなど、今のあなたにできる決断をしてみてください。
もしここで「別れる」と決断した場合、それが今すぐじゃなくても良いと思います。自分の中で「3ヶ月間必死に改善できるか頑張ってみて、それでもダメなら別れよう」も立派な決断です。
そして「別れない」と決断したならば、後ろ向きに考えるのはやめて別れないために何ができるのかだけを考え始めましょう。
迷いが吹っ切れる決断をしてみてください。
【ステップ5】感情でダメなら理性で対処する
いよいよ最後のステップです。
これまでに情けで対応したり、人間味を出して対応したり、いろんなことを彼氏(夫)にしてきたことと思います。
残念ながら、今回のテーマである「お話しにならない人」は感情で向き合ってもほとんど解決することはできません。とくに「言うことがコロコロ変わる人」は、その日Aと言っても次の日にはBという可能性だってありますから、すべて鵜呑みにしてしまうとあなた自身の気持ちが持たなくなってしまいます。
別れを決断したときはとくに理性的な思考が大切です。
感情的な相手と同じようにあなた自身も感情的になってしまうと、水掛け論になったり具体的な方向性が見えなかったりしてなかなか前に進めません。
感情でダメならばもう理性しかありません。
結婚していて離婚となれば金銭的な問題もあります。理性的、なおかつ冷静になってこれからあなた自身がすべきことを考えましょう。
理性的かつ冷静になれば、具体的な行動が浮かび上がりやすくなります。あなた自身に知識がない場合は弁護士にお願いすることだってできます。
理性的になると「私って冷たい人」「私って悪い女なのかな」と自己嫌悪に陥ることもあります。しかしそれはもう最終手段だと思って割り切るしかありません。
すべてお互いを思いやる気持ちでの解決・改善ができればそれはもう最高のことですが、相手が相手だとそうもいきません。
いつかは向き合わなければいけなかったことに本気で向き合った結果が、司法の判断を仰ぐ形になることや、一方的に別れを切り出すことは仕方ないことです。
すべて相手の感情に合わせていたら、あなたが幸せではなくなってしまいます。
相手のペースに飲み込まれないための極意
相手のペースに飲み込まれないための極意をお伝えしますね。
それは「常に冷静でいること」です。相手の感情に釣られて自分も感情的になって取り乱してしまうと、それは相手のフィールドになってしまう可能性が高くなります。
つまり、話し合いから「逃げられる」「避けられる」「はぐらかされる」「なあなあにされる」などの結果になりやすいということです。
ついつい釣られて感情的になってしまう気持ちはよくわかります。言われたら言い返してやりたいと思う気持ちだって普通のことですからね。
感情的になる人の欠点を知れば、あなたももしかしたら冷静でいられるかもしれません。
・ボロが出やすい
・スキを作りやすい
これが感情的になる人の欠点です。
恋愛の場合は対処法が複雑
最後になりますが、今回のテーマである「まともな話ができない相手への正しい対処法」というのは、恋愛においては本当に複雑です。
これが仮に友達や知り合いレベルだったとすれば、「関わらないようにする」で話は終わってしまいます。しかし恋愛だとそれだけでは済みませんよね。
だからこそ今回お話したステップがとても大事なポイントになってきますので、今あなたが悩んでいたらぜひ参考にしてみてください。
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