こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
「相手が嘘ついてるかがわかってしまう」と自信満々で言う人をよく見かけるんですが、それがほぼ「嘘」だと思ってます。
この手のことはHSPの人でも言う人がいますし、エンパス気質の人、あとはチャネリング等をやっているスピリチュアル界隈の人もよく言ってますね。
ビジネスとしてカウンセリングやコンサル、コーチングやセラピストとして活動している人がこの言葉を発していたら、僕の中では「詐欺的な手法でお金もらってるんだなぁ」と感じます。
なぜそう思うのか、そしてHSPとエンパスである僕は実際どうなのか、どう観えているのかをすべて正直に話していきますね。
「嘘がわかる」が嘘である理由
目には視えない世界というのはたくさん実在しているので、嘘を瞬間的に見破るスペックを持っている人は世の中にはいると思います。そこは否定しません。
ですが、99%以上の人は、「嘘が嘘であるとわかる場合もある」というのが本当のところかと思っています。
基本的に嘘を見破る方法は、相手をよく観察し、視線、声のトーン、動作、話の矛盾点などの違和感を感じて見破ることができます。
嘘をつくのが慣れていない人は、相手に与えるこの違和感が大きいですし、息をするように日頃から嘘をついてる人は相手に与えるこの違和感が小さいです。
でですね、「嘘がわかる」と言っている人のほとんどは、誰でも「それ、嘘だろwww」とすぐに見破れるような人のことを言っているだけに過ぎないと思うんですね。
中には洞察力が高くて、もう少し高度な嘘を見破れる人もいるはずですが、そうだとしても100%ではありませんし、「嘘がわかる」と豪語するだけのレベルではないんじゃないかと。
ビジネスもなにもしてない人がこれを言うのは、100歩譲ってまだいいかなとは思いますが、ビジネスをしている人がこれを言うのは、誰かを勘違いさせてお金を払ってもらうことになるので、かなり悪どいと感じますね。
思い込みが激しい人物なのでご注意を
この手のタイプの人は、思い込みが激しい傾向にあると思っています。
「あ、これ嘘だ!」と思い込んで、その事実確認もせずに決めつけてしまう人もいるので。
例えば、僕が「嘘がわかります!」と言っている人とはじめて会ったとして、「僕は東京都港区出身で、家には猫が4匹もいるんですよ!」と伝えたとします。
ちなみにこれ、すべて嘘です。
僕は神奈川県出身ですし、猫が4匹ではなく、猫は3匹、犬を1匹飼っています。
ですが、きっと僕のことを知らない人がこれが「嘘」であることには気が付かないはずです。この程度の嘘なんてサラッと言えてしまうレベルだと思うので、相手に違和感を与えることもほぼないかなと思います。
今度は、わざと言葉をつまらせながら、挙動不審を演じて「神奈川県…出身で、えーと、家には猫が3匹、、、、あ、あとは犬が1匹います!」と言ったします。
僕の演技力にもかかってきますが、きっと何かしらの違和感があるはずです。
ですが、すべて事実を言っているわけです。
つまり、相手の挙動云々の前に、思い込みがあるわけですね。「こんな感じなら本当のことを言っているだろう」「なんか雰囲気がおかしいからきっと嘘だろう」みたいな。
そもそも「嘘がわかります」と言っている時点で僕からするとその人は思い込みが激しいと思いますし…。
思い込みが激しい人から何らかのアドバイスをもらっても、そのアドバイスはただの「決めつけ」でしかないこともありますから、根拠をある程度しっかり伝えてもらうようにしてくださいね。
僕が感じ取れる世界
僕の場合ですが、口が裂けても「嘘がわかります」なんて言えません。その理由は、見破れない嘘もたくさんあるからです。
普通の人が10人中3人の嘘を見破れたとして、僕が普通の人よりも感覚と洞察力が優れていたとしても、10人中5〜6人の嘘を見破れる程度です。
それでも僕はプライベートでもそうですし、クライアントからも「すべて見抜かれている気がする」と言ってもらえます。
実際はそんなことないですし、「すべて」なんて無理です。わかる部分はわかるし、わからない部分はわからないが本音です。
で、なぜ「見抜かれている」と感じるかを考えてみたんですが、それはきっと本質的な部分を感じ取っているからだと思ったんです。
心理であれば深層心理、何らかのトラブルであればその根本的な原因などですね。
その「核」となる部分を感じ取ることで、「この人には気づかれている」と相手が勝手にそう感じてくれて、それで「すべて見抜かれている気がする」と感じるのだと思います。
とはいえ、どれもこれもきちんとヒアリングした上での話です。Twitterでいきなり誰かから連絡が来て、「私の深層心理を教えてください」と質問されても、「知らないですwww」と答えることになりますね。笑
エンパスを使うことで本気を出せば何かしらの気づきはあるかもしれませんが、マジックショーではないのでそれをする意味も理由もありません。そもそも「僕が言い当てます」みたいなアプローチはしていないので。
エンパスというのは共感能力なのですが、その効果を最大に高めるためには、情報量をより多く仕入れることなんです。
一見関係がなさそうなことも質問してみて、その答えを聞く。これで1つの傾向と対策のデータが取れますし、思考の癖や思い込み、悪影響や好影響を及ぼしているポイントなどがわかることもあります。
なので、ひたすらコミュニケーションなんです。
コミュニケーションを通じて、感覚として入ってくることと分析を自分の中で納得がいくまでやっていく感じです。
占い師ではなくコンサルタントなので、これらを通じて、求めていることをどうすれば実現できるのか、解消したい問題を根本的に解決していくためにはどうするかを考えアドバイスしていきます。
傲慢さは自分の可能性を潰す
「嘘がわかる」というのは、僕はかなり傲慢なセリフだと思っています。
思い込みが激しい固定観念の塊かもしれませんし、誰もがわかるような違和感を、あたかも自分だけは見抜けるみたいな傲慢さが垣間見えて、僕の中では嫌悪感が強いです笑
「自信」と「傲慢さ」は全然違います。
● 自信=経験+向上心
● 傲慢さ=思い込みが激しい勘違い
これぐらいの大きな差があるので、自分自身の発言は「自信」なのかそれとも「傲慢さ」なのかを考えることは良いことだと思っています。
誰かの役に立ちたいと考えてる人は、「嘘がわかる」なんて発言は絶対にしないと思いますし、自分で自分の可能性を潰さないためにも、傲慢さは最大の敵です。
とくにスピリチュアル系のセッションにハマる人はこういった視点が盲目になっていることも多いので、冷静にその発言の意図を考えてみたり、人となりをじっくり観察するなどして、無駄なお金、労力は使わないように気をつけてください。
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