こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
恋人を愛していることは本当に素晴らしいことですが、愛情と勘違いしやすいもので「依存心」があります。
依存心と愛情はまったくの別物で、この認識をしっかりしておかないと自分自身が傷つくこともありますし、2人の関係性が良くないほうへ向かってしまうこともあります。
では、なにが依存心でなにが愛情なのかを詳しくお話していきますね。
愛情とは?
愛情といっても様々なものや様々な形がありますが、いずれの場合も一貫して言えることは「見返りを持たない素直な気持ち」を相手に与えることです。
恋人を愛しているからこそ自然に生まれてくる感情であって、常に相手を中心に物事を考えていきます。
恋愛も家族愛に例えるととてもわかりやすいのですが、「躾(しつけ)」は愛しているから行うことであり、それは親のためではなく子供のためです。
ときには厳しく叱らなければいけないこともあり、その厳しさは「相手を思うからこそ」の優しさといえます。
依存心とは?
一方依存心というのは、「見返りを求めた偽りの気持ち」を自分自身に与えることです。
つまり、依存心は自分自身の気持ちを落ち着かせることや、自分へのメリットを手に入れるための心であり、「相手のため」ではなく「自分のため」の気持ちのことをいいます。
愛情と依存心はまったくの別物です。「愛情は相手を思うからこその気持ち」であり、「依存心は自分を思っての気持ち」です。気持ちの軸をどちらかにおいているかで、家族や恋人を本当に愛しているのか、それとも依存をしているのかがわかります。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) May 22, 2018
依存心の具体例
では依存心の具体例をいくつか挙げてみます。
毎晩電話しないと寂しい
女性の気持ちを考えるとわからなくもないのですが、毎晩電話しないと寂しいという気持ちは依存心です。
「寂しい」というのは自分自身の気持ちであって、その気持ちを落ち着かせるために「電話がしたい」という思いを生んでいます。
毎日のように会わないと付き合ってる気がしない
この場合は恋愛の価値観である場合もありますが、「毎日のように会わなければいけない理由」が自分の心の中の問題であればそれは依存心です。
愛しているから会いたい、依存しているから会いたいの2つの見方があって判断が難しい部分ではあるのですが、本当に愛していれば我慢することもできるはずです。
LINEなどは四六時中していたい
この場合の多くは「不安」からの依存心です。
LINEをしていないと不安、LINEが来なくなると心配する、LINEが来ると安心するの繰り返しであり、これは愛情ではなく依存心です。
恋人を常に優先させる
学業、仕事、友人関係などいろいろ日常生活ではあるかと思いますが、恋人を常に優先させて考えてしまう場合は愛情よりも依存心が強いです。
これには「嫌われたくない」というネガティブな心理があります。
恋人を束縛する
異性と連絡するのはNG、異性と二人きりで会うのはNGなど、恋人を束縛することは紛れもなく依存心です。
またその束縛を受け入れている相手側も依存心がありますので、この場合は「共依存(きょういそん)」となります。
束縛することで自分のネガティブな心を落ち着かせようとする行動ですから、本当に愛している気持ちはかなり弱いといえます。
依存心が強いとどうなってしまうのか
いくつか依存心の具体例を挙げましたが、当てはまるものはありましたか?
誰でも何かしらに依存をして生きていますので、依存をしているからといってすべてがNGというわけではないのですが、依存は結果的に自分自身を苦しめてしまう「思考」と「行動」です。
たとえば、依存の対象となっている相手とうまくいかなかったとき、相手の生活環境が変わって自分の思い通りにならなくなったとき、それから別れることになってしまったときには尋常ではないほどの苦しみが自分を襲い、心をひどく傷つけます。
これが原因でうつ病になってしまったり、自殺未遂、自傷行為をするようになってしまった人も大勢いるのです。
依存心の原因は自分自身の心の中にあります。
もっと厳密にいうと、潜在意識の中にあるメンタルブロックという部分にその原因が隠されています。
メンタルブロックについては下の記事を参考にしてみてください
[st-card myclass=”” id=910 label=”併せて読みたい” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on”]依存心があると本当の幸せは訪れない
依存心があると、本当に幸せは絶対に訪れません。
「◯◯がないと自分はこうなれない」
「◯◯がないと自分はこうできない」
「◯◯がないと自分は喜べない」
「◯◯がないと自分の心が落ち着かない」
これが依存心です。
本当の幸せというのは、「◯◯がないと」がなく、素直に今の状況を楽しむことや喜びを感じることです。
つまり依存心があるうちは相手に自分の心が左右されてしまうので、それは本当の幸せとは呼べないんです。
恐らくこれは依存している自分自身が一番わかっていることだと思います。
「これは本当の幸せじゃないよな・・・」と心の中でふと思うこともあるのかなって。
依存心を無くすためには、上の参考記事でもご紹介した「メンタルブロックを解除すること」で実現できます。
ぜひ上の記事も合わせて読んでいただき、少しずつ依存心を消し去っていってください。そして本当の幸せを心から感じて、恋人を心の底から愛してくださいね。
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