こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
自分に自信がある人もいれば自分に自信がない人もいて、不安を感じて受け身になる人もいれば、不安を感じず積極的に行動できる人もいます。
言い換えればひとつの個性なのかもしれませんが、すぐに不安になってしまうことや、その不安から受け身になってしまう自分自身に嫌気が差している人もいらっしゃると思います。
不安になる人と不安にならない人には、明確な考え方の違いがあります。
すぐに不安になる理由
すぐに不安になってしまう理由はいくつかの理由がありますが、大まかな根本は「自信がない」という気持ちの現れが「不安」となります。
不安というのは結果論です。
「◯◯だから不安になってしまう」という◯◯に入る部分を、自分の内側を知ることで解消の糸口を見つけていくことができます。
では「◯◯」に入る部分をいくつか挙げていきますね。
うまくいかなきゃいけないと思い込んでいる
とくに人間関係が苦手な方に多いのですが、話しかけられたときや自分がなにか伝えたいことがあるときに、「うまく受け答えできなきゃいけない」や「うまく伝えないといけない」と思い込んでしまうことで不安を引き寄せていることがあります。
この思い込みがプレッシャーとなってしまうことで、本来持っているはずの力が発揮できず、この経験が自信を無くす考え方になってしまうのです。
人間関係以外においても同じことが言えます。
例えば「この先の将来の不安」などもそうです。
●選択を間違っちゃいけない
●仕事はこれじゃなきゃいけない
●失敗しちゃいけない
●挫折しちゃいけない
無意識でこのように思ってしまっていることが原因で、常に何かしらの不安を感じるようになります。
劣等感がある
あの人はこうなのに自分はこうと「人と比べ自分は劣っている」というように、誰かとすぐに比較してしまうクセがある人も不安になりやすい人です。
劣等感があると他人に妬みや嫉みの念を抱くこともあり、このネガティブなエネルギーがさらに自分自身の不安を強くしてしまいます。
上記の記事で劣等感について書いていますので、劣等感があるかも?と思う人はぜひ併せて読んでみてください。
自尊心が低い
自尊心というのは、自分自身の人格や存在などを大切にする気持ちです。
自尊心が低いと、自分の価値や魅力、強みなどを認めることができません。そのため、自分自身の価値を下げる行動をとってしまうこともよくあります。
自分のことなんてどうでも良い、どうせ自分なんて…と思ってしまうことで、好きでもない相手と肉体関係を持って気持ちを満たす人もいます。この場合、さらに自尊心を下げ、自分自身の価値を下げ、常に不安を感じるようになる人も多いです。
不安にならない人との考え方の違い
ここまで、すぐに不安になる理由についてお話してきましたが、今度は不安にならない人との考え方の違いを見ていきましょう。
シンプルに、不安になる理由を持っている人と逆の思考であることが多いです。
例えば、誰かと会話をするときに「うまく話さなきゃ」と思っていません。また、「何を話せば良いんだろう」とも思っていません。
僕は基本的には誰とでも話せる性質を持っているのですが、初対面の人と話すときは「どんな人なんだろう?」と考えることはあっても、不安要素が浮かび上がることはほぼありません。
※緊張する相手だと「失礼のないように…」とは思いますが。
自分にひとつでも自信があれば「きっと大丈夫。いつもどおりの自分でいこう」と思うことで不安を感じることもありませんし、背伸びをせずありのままの自分を受け入れることで「うまくいったら儲けもん」と考えることもできます。
失敗することを恐れないというのが不安になる人と不安にならない人の大きな考え方の違いといえます。
根本から不安解消していく3つのステップ
すぐに不安になる自分が嫌で、なんとかしてこの不安をなくしていく方法がないかを考えている人もいるかと思います。
もうお分かりの方も多いと思うのですが、3つのステップはここまでの文で出ています。
ではひとつずつステップを解説しています。
①「うまくいかなきゃ」から「失敗してもいいや」に書き換える
上の項目の「不安にならない人との考え方の違い」でもお話しましたが、不安にならない人は「失敗してもいいや」という気持ちを心のどこかに持っているんですね。
僕がカウンセラーとして活動しはじめた頃、「お金をいただく」という対価に大きなプレッシャーを感じてしまい、「絶対にこの時間でなんとかしなきゃいけない」「相手に喜んでもらわなきゃいけない」と強く強く思っていました。
だからこのときはめちゃくちゃ不安でした。
セッションが始まれば集中するので不安は少し和らぐのですが、セッションが始まる前はとにかく不安。
「大丈夫かなぁ」
こればっかり思っていたので、体力よりも精神面がキツかったなぁと思います。
言ってしまえばこの様子は「自信の無さ」の現れでもあり、自分の存在を大きく見せようともしています。
自分が感じること、自分が学んだことをしっかりと相手にお伝えすることができれば、それでいいんだ。
こう思うようにしました。
むしろ、自分自身の感情を読み解いて俯瞰してみると、お金を払ってくださる方に対して、僕が不安を感じながらご相談に乗ることのほうが「失礼」「悪」と感じるようになりました。
もしそのときにどうにもこうにも上手くいかなければ、お金を返して「ごめんなさい」すれば良いだけですし、利害関係がない人間関係であれば、「あまり話すのが得意じゃなくて、失礼があったらごめんなさい」と予め相手に伝えるだけでも心が楽になると思います。
② 劣等感を弱くする
いきなり劣等感をゼロにすることは難しいと思いますので、まずは劣等感を弱くすることから考えていきましょう。
人と比較しないことが無理なら、あこがれを持って、相手の細かな部分まで観察し真似る。
スピリチュアル的に見ても、精神的なものから見ても「嫉妬」はあまり良くありません。ですが「憧れ」であれば良いのです。
嫉妬というのは、「憧れている自分の本当の気持ち」を隠そうとしているんですね。
インターネットの書き込みやYou Tubeのコメントなどを見ていてもよくわかると思います。
●お金持ちを批判する
●幸せそうな人を批判する
このように、お金を持っている人が羨ましいのに、無意識に「自分はこんなに稼げるわけがない」と思っているため、悔しくて批判や誹謗中傷をしてしまうというのが深層心理です。
羨ましければ「羨ましい!」と言えばいいですし、憧れたら良いのです。
劣等感がある人に「自分の優れているところを見つけましょう」と言っても、なかなかそれを見つけるのが難しいと感じるかもしれません。
こんなときは、優れているという言葉に縛られるのではなく、「これだったら私に任せて!」と言えるものを見つける、または作ってみてほしいのです。
優れているか劣っているかを決めるのは自分自身ではありません。
誰かが勝手に感じることなのです。
③ 自己価値を生み出して自尊心を高めよう
最後のステップです。
劣等感の話にも繋がっているのですが、自己価値に着目してみてください。
価値を数値化することは難しいので、お金で例えるとすごくわかりやすいと思います。
今、あなたが月給20万円であれば、あなたは自分自身で「自分は月給20万円の価値しかない」とどこかで思い込んでいるかもしれません。
ただただ会社に行って就業時間を心待ちにしているだけでは、自分の価値を高めることなんてできません。
本当に自分の価値は月給20万円なのかどうかを本気で考えてみてください。
あなたはすごく優しい人かもしれません。
あなたはとても気が利く人かもしれません。
自分の中での「当たり前」は他人から見たら「すごい」
こういうことも山程あるのです。
「自分の長所なんてない」と思わずに、自分の長所を見つけ出し、その長所をどんどん使ってください。
これまでにあなたが誰かにしてあげたことで、喜んでくれたという経験はありませんか?
または、「あなたのおかげで救われた」「本当にありがとう!」と言われた経験はありませんか?
実際にお金を受け取った受け取っていないに関わらず、あなたが誰かにしてあげたことを1時間あたりいくらの価値があったかを考えてみてください。
それが1,000円分の価値としか自分で考えられか、少なくとも5,000円の価値があったと思うかは、あなた次第なのです。
今回はお金で例えましたが、人間関係も同じです。
利害関係云々ではなく、自分の価値を見つけ出し、その価値を存分に使っていくことで自尊心が高まります。
不安は心配・・・心配は心をくばってしまう
不安というのは言い換えれば「心配」です。
心配は「心を配る」と書きますよね。
つまり、あなたが不安になればなるほど心をいろんなところに配ってしまっているのです。
すると、本来必要なところに集中ができなくなってしまったり、エネルギー切れが生じて無気力や自暴自棄になってしまうこともあります。
すぐに不安になってしまう、不安が尽きないという人は、ぜひ今回の記事で解説した3つのステップをひとつずつゆっくりとチャレンジしてみてください。
その他、今のあなたにオススメの記事も下部に貼っておきますので、より理解を深め、ご自身の力に変えていただけたらと思います。