こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
自分自身の価値(自己価値)や劣等感を解消するためには、「ありのままの自分」を受け入れ、認めることはとても大切です。
ですが、どうやらその気持ちを逆手に悪どい商売をしているなんちゃって自己啓発があります。
久しぶりにSNSのプロフィールを変えましたが、「なんちゃって自己啓発が大嫌い」と付け加えました。これ、本気で思ってます。
なんちゃって自己啓発や信者ビジネスにハマるとお金だけ搾取されてポイ捨てされます。
お客様の声?
そんなもん、Twitterのフォロワーと一緒でお金で買える時代なんです。— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) January 22, 2020
ちょうどSNS系のプロフィールを変えたので、ツイッターにこんな風につぶやきました。
ですが、何がなんちゃって自己啓発で、何に気をつけなければ良いのかの区別や見極めが難しいと思うかもしれません。
しっかり深堀りしながらお話していきます。
ちなみに、「なんちゃって自己啓発」というのは、消費者心理をマイナス方向に誘導し、信者ビジネスを行なって消費者をカモにする悪どいビジネスのことを僕は「なんちゃって自己啓発」と呼んでいます。
ありのままの自分で生きるなら不倫してもOK
「ありのままの自分で生きるなら不倫してもOK!」
「本音で生きるってことは自分がしたいようにするだけ!」
なんちゃって自己啓発でありがちな謳い文句です。
世の中には、結婚している女性であっても職場の人に好意を持ったり、SNSやアプリ等で知り合った男性に好意を持ったりしてしまい、それで悩んでいる人が大勢います。
実際に僕のクライアントでも、自らが不倫をしてしまっていると打ち明ける人も山ほどいます。
このように悩んでいる人が、「私も不倫してるんだけど、それがありのままの自分だから今すごい幸せ!」と甘い言葉をささやかれると、「ありのままの自分でいいんだ」「不倫しても良いんだ」と思ってしまうわけですね。
すると「不倫しても良いんだ」と思わせてくれた相手(なんちゃって自己啓発)が神様のように思えてきてしまい、この人が発信する言葉のすべてを鵜呑みにし、もっと「ありのままの自分で生きるために」みたいな高額な情報商材を購入するという流れです。
これがなんちゃって自己啓発と信者ビジネスの超基本的な成り立ちと仕組みです。
このように、人の弱みにつけ込んで上手いこと洗脳して稼いでいる人が今はたくさんネット上に蔓延っているので、自分自身の中でしっかりと良し悪しを見極められるようにならないと、いつカモにされるかわかりません。
別に不倫をするのは勝手ですが・・・
極論ですが、不倫をするのは別にあなたの勝手です。
ですが僕のクライアントであれば、僕はクライアントが心から幸せになっていくことと引き換えにお金という対価をいただいているので、当然ながら不倫は推奨しません。
真の豊かさとは逆方向にエネルギーを持っていっているので、エネルギーや因果の法則を知っていれば当たり前にこの結論に至ります。
信者ビジネスにハマり、不倫への背中を押されて不倫した結果、一瞬の解放感には満たされるかもしれません。
心の拠り所があると人の精神は安定しやすい性質をもっているので。
ですが実際に不倫をして、夫に見つかり、トラブルになったり慰謝料を支払うといった問題が起きたとき、なんちゃって自己啓発で信者ビジネスをしている人はあなたを助けてくれません。
決まって、こう言うでしょう。
「それはあなたの潜在意識がそれを求めていたってこと。離婚してもっと自由に生きなさいっていうメッセージよ」と。
このときになって本当の自分の気持ちに気付き、「離婚はしたくない」「慰謝料なんて払えない」と言い出してももう後の祭り。自分で蒔いた種は自分で刈り取らなければいけないのです。
ダイエットだってそうです。
甘い物食べたいな・・・
夜中だけどお腹空いちゃったな・・・
と思っているときに、「ストレスはダイエットの敵だから、食べたいって思ったなら食べちゃいなよ」と言われたら、自分軸ではなく他人軸で生きている人であれば、「確かにそうよね」となってしまいがちなんです。
それで太ってしまったとしても、誘惑をした人には何の責任もありません。後で自分自身が苦しい思いをしなければ痩せられない結果が舞っているのです。
10代女子によくある「優しい人がタイプです」と同じ
誰でも優しい人が好きです。
全員とは言いませんが、10代女子によくある好きなタイプは「優しい人」なのですが、この「優しい人」をどのように捉えているでしょうか。
多くの場合、「わがままを聞いてくれる人」「甘やかせてくれる人」という意味合いなのです。
なんちゃって自己啓発の信者ビジネスにハマる人は、この気持ちが抜けきれていません。
どんな悪の心も「それで良い」と言ってくれる人がいると、安心して子犬のようにしっぽを振って付いていってしまうのです。
実際には、なにが「悪」かは難しいところですが、不倫をされた相手は少なからず良い気はしないですし、傷つくこともあるでしょうから、「みんなが幸せになっていない」という観点でみると、僕は不倫は悪として捉えています。
どんな理由であれ、人を殺めたら罪を償わなければいけませんし、物を盗んでも罪を償わなければいけません。
アンモラルなことや法律を犯せば、必ず「償い」が待っているのです。
「ありのままの自分」は潜在意識のこと
なぜ僕が今回こんなテーマでブログを書いているのかといいますと、ただただなんちゃって自己啓発の信者ビジネスを批判したかったわけではありません。
批判であれば誰でもできるので、必ず代案を用意するのが正しい批判だと思うので、ここからその代案に変わる話をしていきます。
まず「ありのままの自分」というのは、都合よく使うこともできますが、本来は都合の良い言葉ではありません。
ここを勘違いしてしまうとカモにされます。
「ありのままの自分」というのは、今の意識(顕在意識)で思ったとおりのことをするということではありません。
「ありのままの自分」というのは、あなたの無意識(潜在意識/本当の気持ち)を出して生きていくことが「ありのままの自分」なのです。
顕在意識(普段の意識)で「今、夫婦仲が微妙だから不倫しちゃいたい」と思っていて、それで「ありのままの自分」を勘違いして不倫をしてしまうのは「ありのままの自分」ではなく、後先考えない無責任の人です。
潜在意識(無意識)で本当に不倫をしたいと思っているでしょうか?
愛する家族を裏切ってでも、不倫というリスクを犯したいと思っているでしょうか?
こう思っている人はほとんどいないのです。
潜在意識は、「ちゃんと愛したい、ちゃんと愛されたい」という気持ちだったり、「心から幸せになりたい」という真っ直ぐな気持ちだったりすることがあります。
でもこの気持ちに気付けなかったり、気付いていても具体的な方法が浮かばないから、「臭いものには蓋」のように不倫をしてその気持ちを満たそうとするわけですね。
本当は満たされるはずもないのに・・・
「ありのままの自分」を都合よく解釈しすぎると、誰にも愛されない、誰からも求められない、何事もうまくいかないといった身を滅ぼす要素を太らせていってしまうだけです。
自分自身の規律をしっかりと定めて、他律(他人軸)で生きるのではなく、自律(自分軸)で生きましょう。
「幸せ」や「満たされる」は、与えられるものではなく、自分が作り出すものなのです。
潜在意識は顕在意識の20,000倍の力がある
直感力は大切です。
ですが、一瞬の感情や一時期の感情だけで物事を判断すると、望む結果が得られなくて自己嫌悪になることがあります。
この自己嫌悪が今度は悲壮感や劣等感、自己肯定感の低さを引き寄せます。
直感力が鈍っていると同時に、自分を「今、楽な道」に進んでいく身勝手な理由を脳で作り出しているのです。
このブログのタイトルにもある「ROOT MIND PRODUCE」の「ROOT」は「根本」という意味があり、僕は「根本」「原理原則」に大きなこだわりがあります。
そのため、引き寄せ難民になった人、スピリチュアル依存で八方塞がりな人、なんちゃって自己啓発の信者ビジネスにハマった人が定期的にご相談に来られます。
休みグセやサボりぐせと同じで、「楽」を選択するクセがついてしまっていると、そのクセは無意識レベルのものになっています。
ですから、この悪いクセを取り除くのには時間がかかります。完全に抜けるまでに少なくとも3ヶ月〜6ヶ月はかかります。
無意識レベルというのは「潜在意識」の中に入ってしまったということです。
脳科学の研究によりますと、潜在意識は普段している意識(顕在意識)の約20,000倍の力があると言われています。
ですから、頭の中でいくら分かっていても、知っていても、潜在意識の中で眠っているものの力のほうが強いので、人はすぐには変われないのです。
とはいえ、「変われない」わけではありません。
正しいアプローチを受け、正しい知識を身に着け、自分の規律を定めて強く意識し、積極的な行動を怠らなければ人は必ず変われます。
どうにもこうにも八方塞がりを感じている人、深く悩みすぎて苦しい人、ぜひ一度ご相談ください。
厳しいことをお伝えせざるを得ないこともあるかもしれませんが、なんとかします。