こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
早速ですが、ドイツの物理学者リヒテンベルクの言葉をご紹介させてください。
それがタイトルにもあるように、「恋は人を盲目にするが、結婚は視力を戻してくれる」です。
本当にこの通りだと思います。
私たち人間は恋をすると周りの意見を無視してしまったり、実は大きな問題なのに「いっか」で済ませてしまったりしてしまいますよね。
これらが「恋は盲目」と言われている所以です。
しかし残念ながら、今の時代は3組に1組が離婚しているというデータがあります。30組中10組、300組中100組が離婚しているって考えるととても多く感じます。
この離婚の一番大きな原因は「恋は人を盲目にするが、結婚は視力を戻してくれる」この言葉に尽きます。
抽象的なので少しだけ具体的にいうと「価値観の違い」「思いやりの消滅」などです。
婚活中の方、そして結婚を控えている方に今一度考えていただきたいことがあります。
価値観は強制できない
まず最初に考えていただきたいことがあるので、こんな質問をさせていただきますね。
あなたは、自分の価値観と相手の価値観を知っていますか?
●お金に対する価値観
●仕事に対する価値観
●恋愛に対する価値観
●結婚に対する価値観
●子供に対する価値観
●暮らしに対する価値観
結婚には、少なく見積もっても6つの価値観が存在します。
これらに対してあなたの持っている価値観がしっかりあったとします。
ここでもう1つ質問です。
その価値観は、100%自分が正しいと言い切れますか?また、その根拠はありますか?
ちょっと意地悪な質問に聞こえてしまったらごめんなさいね。
でもこれは意地悪でもなんでもなく「価値観」というものを理解していただくために必要なことなのでどうかお付き合いください。
恐らく、「100%自分が正しいと言い切れますか?」の質問に対しては「YES」と答える人が多いと思います。しかしその次の質問「その根拠はありますか?」と聞かれると「う〜ん」となってしまう人が多いと思います。
そうです、これが価値観なのです。
価値観というものは、自分自身が価値と感じる物事や状況です。
では、あなたが持っているその価値観は、いつ、そしてなぜ生まれたのですか?
僕のところに相談に来られるお客様に実際に投げかける質問なのですが、ここで多くの人は「気づき」や「ひらめき」を体験されます。
そこでお客様ご自身が出す答えというのは、「小さいときに親の教えがそうでした」や「学校で常々そう言われていたので…」や「本で読んで、この価値観良いなぁと思って…」などです。
つまり、価値観は家庭環境や家庭環境以外(学校など)の体験、自分の経験や学んだことから生まれるものなのです。
ですから先程お聞きした「自分の価値観が正しいと思う根拠はなんですか?」という質問には、答えられないのが一種の正解です。
ということは、どんなに好きな相手でも、たとえ結婚を考えている相手であっても、価値観を100%合わせることは限りなく不可能に近いのです。
価値観の違いはどう対処する?
「価値観が違うから離婚するんじゃないの?」「価値観が違うからトラブルが起きてケンカになるんじゃないの?」と言いたくなると思います。
そう思いたくなる気持ちはよく分かりますし、実際僕自身も昔はそう思っていました。
しかし「気づき」によって「それは違ったんだ」と思うことができたのですが、このきっかけになったのが自分自身に対するこんな質問でした。
「俺は、自分の価値観しか受け入れられないの?」
すると僕の心はこう答えました。
「いや、そんな横柄なことは考えていないんだ。でもそれだとなんか負けた気がするんだ」
続けてこう自問自答しました。
「じゃあどうすれば負けた気にならないの?」
「なにか言われたり指図されたりするのがイヤ。それがなければ負けた気にはならないと思う」
最後にこう自問自答しました。
「じゃあ俺から率先してなにかをすれば負けた気にはならないってことだよね?」
そこで気が付きました。
自分はプライドが高く、そして思いやりが欠けていたことに。
相手の価値観を知り、理解する心
僕はまず「相手の価値観を知って、それを理解しよう」と心に決めました。
もちろん僕には僕の価値観もあるので、相手の価値観すべてを受け入れられるわけではありません。
しかしそれらを理解することはできるはずです。
「そう思っているんだね」
「合わせる」と「理解する(受け入れる)」は全くの別物ですもんね。
自分の価値観を伝える
相手の価値観を聞いて、それらを受け入れたところで今度は自分自身の価値観を相手に伝えます。
それも「納得してくれ!」「理解してくれ!」という圧力をかけるのではなく、あくまで自分の気持ちをお話するだけです。
お互いの価値観をすり合わせる
お互いの価値観を伝え合ったところで、今度はこの2人の価値観をどうしていくかが問題です。
ここで放置を選択してしまうとモヤモヤが残り、この状態で「交際」または「結婚」してしまうとトラブルの原因になってしまう可能性がとても高くなります。
例えば、どちらか一方は「人間関係に思いやりは必要だと思う」と言い、もう一方は「人間関係に思いやりなんていらない、大切なのは自分自身の金だ」と言えば、価値観は全く別々のものです。
では、あなたが「人間関係に思いやりは必要だと思う」という価値観を持っていたとします。
この相手の価値観を理解し、納得することはできますか?
もし「全く共感も理解も納得もできない!」と思うのであればこの相手とは縁がなかったと思うのが得策です。
しかし「きっといつかはこの相手も思いやりは大切だって言ってくれる日が来る」と考えるのも間違いではありません。
なにが言いたいのかといいますと、「あなたは相手の価値観を、どれだけ受け入れられますか?」ということです。
これが「価値観のすり合わせ」なのです。
今僕は「思いやり」は本当に必要なものという価値観を持っています。
ですから、あなたの思いやりで「どこまで相手の価値観を許容できるか」が大切なポイントになっていきます。
「恋は人を盲目にするが、結婚は視力を戻してくれる」
ドイツの物理学者リヒテンベルクの言葉です。
視力が戻ったとき、「この人じゃなかった」と思うのか、それとも「この人で良かった!」と思うのか、それは2人の価値観のすり合わせやコミュニケーション能力で決まっていきます。— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) August 6, 2019
今からでも遅くありません!
結婚はすべてにおいて「共有」です。
価値観の共有、お金の共有、子育ての共有、住まいの共有、などなど、本当にすべてにおいていずれは「共有」するものです。
つまり「結婚=ふたりの人生の共有」ということですね。
ですから価値観をすり合わせるといったコミュニケーションがとても大切です。
このコミュニケーションだって時間の共有になりますからね。
今回は「価値観」のお話でしたが、これは今あなたの状況がどのような状況だったとしても有効に活用することができます。
●今から交際相手を見つける人
●結婚を考えている相手がいる人
●結婚生活を送っている人
●交際相手や結婚相手と今ケンカ中の人
まだお付き合いされていない人や好きな人がいる人は、友達(または知り合い)の段階からこの価値観のすり合わせを行なっておくと、交際、交際から婚約、婚約から結婚までがかなりスムーズになります。
まず見ていくポイントは以下です。
●交際中の価値観
●夫婦の価値観
●夫の価値観
●妻の価値観
このあたりはほぼ必須で、余裕があれば「子供の価値観」「子育ての価値観」「住まいの価値観」なども付け加えてみてください。
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