こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
自分自身が毒親に育てられたということに気付いたり、このような思いが芽生えてくると、自分自身に起きる悪い出来事をすべて毒親のせいにしたくなるかもしれません。
その中で、恋愛や結婚も悩みそうです。
毒親に育てられたことが原因で恋愛や結婚がうまくいかないと思っていたり、結婚したい人のことを親が悪く言うなんてことでも悩んでいるかもしれませんね。
悩んでいるを通り越して、毒親を恨んでいるのではないでしょうか。
毒親を恨むことは良いですが、恨むだけでは物事は好転しません。この記事を読んで、一度冷静に自分自身と向き合ってみてください。
毒親を恨むエネルギーは無駄なエネルギー
先日、このようなTweetをしました。今回のテーマの結論です。
毒親に育てられたから恋愛も結婚も不利だと思ってしまう人がいますが、そんなことはありません。
自律や切り離し、別問題と捉えることができていない自分自身の問題であって、良い恋愛をすることも幸せな結婚生活を送ることも自分次第です。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) January 7, 2020
まず、毒親に育てられたこととあなたの恋愛や結婚はそれはそれ、これはこれの別問題です。
一生の問題として捉えてしまうと、「毒親に育てられたから幸せな恋愛や結婚ができない」という気持ちになってしまうんですね。
それに「できない」と決めているのは自分自身であって、本当に幸せになれないのか?なぜ幸せになれないのか?親に支配され続ける必要があるのか?をよく考えてみてください。
恨むことにもエネルギーを使います。
なんでうちの親はこうなんだ、親のせいで自分はこうなった、などなど、すごく無駄なエネルギーと時間を使っているのです。
無駄なところにエネルギーを使えば、必要なところに使うエネルギーは当然弱くなってしまいます。
つまり、自分の幸せのために使うエネルギーを使えていないということです。
幸せのために使うエネルギーを使えていないということは、今幸せになれていなくて当然の結果であって、今後もそのエネルギーの使い方を変えていかなければ、将来的にも幸せになるのは難しいです。
毒親を恨んでいるなら自立しましょう
あなたが成人であると想定してこの記事を書いていますが、親とはもう一緒に住んでおらず、経済的には自立できているのなら、今度は精神的にも自立することを目指しましょう。
経済的に自立できていると「自分はもう自立している」と勘違いしてしまいがちなのですが、精神的な自立ができていないと、本当の自立とは言えないんですね。
言ってしまえば、毒親を恨んだり憎んだりしている人は、親に対する依存心があるのです。
依存心があるから「毒親のせいで…」と思ってしまいます。
親御さんから傷つけられたことも否定され続けてきたこともたくさんあったかもしれません。それは本当に大変だったと思います。
ですが、毒親はあなたのことを幸せにはしてくれません。毒親に限らず、誰かが幸せを届けてくれるということはありません。
幸せは自分の価値観。自分で幸せを見つけにいかなきゃ幸せにはなれないのです。
これが精神的な自立です。
毒親と縁を切るべき?切らないべき?
毒親と縁を切るべきか切らないべきかのご相談も結構多いのですが、まず「◯◯すべき」という頑固な視点や「こうじゃなきゃいけない」という気持ちは捨てましょう。
思い込むことは良いことに繋がることもありますが、間違った思い込みを持ち続けるとその思い込みから解放されるのに時間がかかってしまいます。
毒親と縁を切るべきか、切らないべきかは、結論としてはあなた次第なのですが、あなたの幸せの妨害をしたり、不幸感を押し付けてくるような親であれば、縁を切るというよりも物理的にも精神的にも距離を置いたほうが良いです。
ここで「実家暮らしだから物理的に距離をおけない」と嘆く人がたまにいるのですが、家に住まわせてもらって、食事や身の回りのこともやってもらって、それでいて毒親がどうのこうのというのはあまりにも自分勝手すぎます。
毒親で悩んでいるなら、毒親から距離を置けるように実家を離れてまずは経済的に自立をしましょう。
毒親は毒親で学びが必要ですし、あなたはあなたで学びが必要ですので、距離を置くことで少しずつお互いの気持ちが理解できるようになるかもしれません。
もし自分勝手な理由で「◯◯だから縁は切れない(距離を置けない)」と思うのであれば、毒親からあれこれ言われることはある程度覚悟しなければいけません。
この「◯◯」に当てはまるのは、自分自身の思い込みであることが多いので、本当に物理的に距離がおけないのか、その理由は自己中心的な考えではないのかをもう一度考えてみましょう。
毒親は「自分は悪いことをしていない」と思っている
今あなたの行動を振り返ってみて、職場において、交友関係において、恋愛において、あなたが正しいと思って取っている行動が、実は誰かから見たら「悪い行動」だったとしたらどう思いますか?
「なんでこれが悪い行動なの?」「意味分かんない」「なんで私が悪いの?」となりませんか?
毒親はこれと同じなんですね。
そもそも毒親は自分自身の教育方針や立ち居振る舞いに「悪い」と思って行動しているわけではありません。
もっというと、あなたが子供の頃に味わったことを、親は覚えていないことがほとんどです。
ですから今なにかを責めたとしても、毒親があなたの気持ちを素直に納得し、謝ってくれる可能性はとても低いのです。
謝ってくれたとしても形式的な謝罪であれば、あなたは納得できないでしょう。
ここを踏まえて考えてもらいたいのですが、このような毒親に対して「自分がしたことを認めて謝ってもらいたい」と思うのは無意味なことだと思いませんか?
謝ってもらいたいという気持ちも依存心です。依存心があるから毒親との関係を必要以上に考えざるを得なくなり、それでいて嫌な気持ちになったり不幸感を感じたりするのです。
あなたの幸せはあなたが作りましょう
毒親の存在に振り回れることや支配されることはもう辞めて、今日から自分自身の幸せのために生きてみてください。
毒親のことが頭から離れないのであれば、毒親にしてもらいたいことがまだあるのかもしれません。
あなたが好きになった人、あなたが「この人となら幸せな結婚生活が送れる」と思ったのであれば、毒親の存在は考えずにただただ今を楽しみましょう。
そして学びを通じて心の成長をし、自分自身の幸せを作り上げてください。
誰かが何かをしてくれないから自分は不幸せ、自分はこういう生き方だったから不幸せ、こう決めているのは自分自身です。
幸せになれないと思っているのは思い込みであって、幸せの作り方はあなた次第でたくさんあるはずです。
思い込みの呪縛、不幸感の呪縛から解き放たれてください。
毒親に育てられたあなたはもしかするとアダルトチルドレンかもしれません。
上記の記事にアダルトチルドレンのチェックと、特徴や具体的な改善策を解説していますので、毒親に苦しんでいる自覚があればぜひ併せて読んでみてください。