こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
いきなり個人的なことで恐縮ですが、すぐ怒鳴る人は大の苦手といいますか、ハッキリ言って大キライです。耳がキーンてなりますし、心臓がキュってなりますし。
とはいえ、『すぐに怒鳴る人、私めっちゃ好きなんですよ!』と嬉しそうに語る人とも出会ったことがないのですが。
さて、今回は「すぐに怒鳴る人」についてお話していきますが、あなたと相手との関係性が親なのか、上司なのか、夫なのか、彼氏なのか、はたまた奥様や彼女なのか…
このあたりの関係性ごとの対処法や心理や特徴もお話していきますね。
すぐ怒鳴る人への対処法
先に結論となる「すぐ怒鳴る人への対処法」を関係性ごとにわけて解説していきます。
すべての関係性に言えることですが、すぐ怒鳴る人への対処法は原則「冷静に対応すること」です。
例外と行動の対処の仕方を見ていきましょう。
すぐ怒鳴る親への対処の仕方
親子は切っても切れない縁といいますから、すぐ怒鳴る親だとわりと深刻ですよね。
いつでも冷静に「はいはい」と聞き流せるのであれば、相手が落ち着くまで距離を置くのがベストです。
距離を置けない状況のときは親の気持ちを逆なでしないように、反応の仕方に注意をしましょう。
「わかったよ、うるさいなぁ」
「そんな大きい声で言わなくても聞こえるって」
こう言いたくなると思いますが、怒鳴り声が長引くだけなので少々我慢を。
何に対して怒鳴っているかによりますが、質問を投げかけてみると良いです。
怒鳴っている理由がわからなければ「どうしてそんなに怒ってるの?ごめん、何に怒ってるのかわからないんだ」などです。
相手は興奮して怒鳴っているので「◯◯だよ!!!」と言うか「自分で考えろよ!!!」と言う確率が高いです。
「◯◯だよ!!!」と言われたときは、もし納得いかないことだったとしてもその場でやりあってもラチが明かないので、一度飲み込み、後ほど冷静になったタイミングを見計らって話し合いましょう。
そして「自分で考えろよ!!!」と言われたらその場から離れるチャンス到来です。
「ごめん、考えてくるからちょっと向こうに行ってくるね」と言い外や自分の部屋に行って考えながら相手の怒りが怒り収まるのを待ちましょう。
未成年の方の場合は難しいのですが、どんなことをしても変わらない親で、日常に限界を感じているのであれば自立を考えましょう。
すぐ怒鳴る上司への対処の仕方
今度は職場の上司への対処の仕方です。
まず、このような上司がいる会社にまだ勤めたいのか、耐えてまで在籍する価値がある会社なのかどうかを一度考えてみてください。
精神をおかしくしてからでは余計に苦しむことになってしまうことになります。
仮にあなたがよくミスをしてしまうことが原因で怒鳴られたとしても、デキる上司であれば「怒鳴る」という選択肢を取りません。
なぜなら、デキる上司は怒鳴ったことによるメリットがないことを知っているからです。
今の時代は怒鳴ることでパワハラになる場合もあります。つまり、あなたが精神的におかしくなってしまい、会社に行けなくなってしまえば損害賠償を請求できる可能性もあります。
精神は大丈夫だったとしても、労働基準監督署内の総合労働相談コーナーに相談することで何らかの解決策を教えてもらえるかもしれません。
労働問題弁護士ナビの「労働基準監督署にパワハラを相談してできること」に詳しく掲載されていましたので、必要な方は調べてみてください。
すぐ怒鳴る夫や彼への対処の仕方
恋愛や夫婦は対等な関係であるにも関わらず、一度や二度ではなく定期的に継続してすぐ怒鳴る夫や彼もいます。
男尊女卑だった昔と違い、今は男女平等で恋愛も夫婦も助け合いです。
少し厳しいことを言うようですが、パワーバランスが崩れて相手のほうが強い関係にある場合は、付き合い続ける限り悩むことになると思います。
別れずに恋愛や夫婦生活を継続していきたいのであれば、パワーバランスを戻す取り組みを行ないましょう。
パワーバランスを戻す取り組みの第一歩は「自立」と「自律」です。
怒鳴る行為には相手を服従させたい心理があるのですが、相手は心のどこかに「俺の言うことを聞くのが当然だ」という気持ちがあるはずです。
すぐにできる行動はどうしてもその場しのぎのテクニックになってしまうのですが、念の為お伝えしておきますと、焦らず、冷静な態度で接することです。
そしてお互いが一度1人になりましょう。
よくある例では共依存になっていて、女性側は女性側で「付き合い続けるのも悩むけど、別れることもできない」と思っているとかなり厄介です。
そしてこの思いは相手側に伝わっていますので、相手は「怒鳴っても何しても別れることなんてない」と高をくくりエスカレートすることもあります。
問題が大きくなる前に話し合いができるのであれば話し合いを行ない、それも難しいようであれば専門家(コーチ/コンサル/カウンセラー)に相談してできるだけ早く改善してください。
すぐ怒鳴る人はマインドに問題がある
すぐ怒鳴る人は、幼少期の家庭環境によるトラウマ、心の傷、そして現在のストレス等が原因である可能性が高いです。
本来であればすぐに怒鳴る人自身が心のケアを行なうのが理想ですが、たいていの場合、本人はこれを問題だと思っていません。そこが問題なんですよね。
すぐ怒鳴る親に育てられた子供はすぐ怒鳴る大人になりやすいですし、自信がないのにプライドが高い人もすぐ怒鳴る人によくありがちです。
すぐ怒鳴る人はめちゃくちゃ小心者
怒鳴る人は「めちゃくちゃ小心者」である可能性が高いです。具体的には気が小さい、器が小さい人に多い傾向があります。
相手より大きい声を出して怒鳴ることでマウントを取り、威圧することで自分の立場や存在を表現します。
少し可愛そうな言い方になってしまいますが、逆に言うとこういう方法でしか自分の立場や存在を表現することができないとも言えます。
すぐ怒鳴る人のほとんどが視野が狭い
視野が狭いのもすぐ怒鳴る人の特徴でもあります。
これはなぜかと言いますと、場の空気、相手の気持ちを考えられないのです。
「主観がすべて」のような感じで、自分の感情、行動を優先しがちです。
あなたの周りにいるすぐ怒鳴る人を思い浮かべてみていただきたいのですが、趣味や好きなことがほとんどなかったり、あってもかなり少なくありませんか?
すぐ怒鳴る人に対する接し方の注意点
このような相手に対し、注意すべき接し方があります。
●無視する
すぐ怒鳴る人であっても、突発的な態度に反省できるレベルまで成長している人であれば、冷静に指摘することで我に返ることもあります。
そもそもすぐ怒鳴る人は「自分の思い通りにならないことへの苛立ち」が怒鳴りに繋がっていることが多いので、冷静に指摘されたり無視したりされると、余計にエンジンがかかってしまいます。
怒鳴るだけで終われば良いですが、こうなると暴力を振る人もいますのでくれぐれも注意してくださいね。
すぐ怒鳴る人を根本改善に導く極意
本人に「変わろう」「こんな自分はイヤだ」という意思がなければ、周りがいくら頑張っても根本改善することはありません。
逆を言えば、このような意思がある相手であればアプローチの仕方次第では改善していきます。
シンプルに極意をお伝えするのであれば、コーチングスキルを身に着け、相手にコーチングを行なうことで逆にあなたがマウントを取ります。
マウントを取るといっても、威圧や服従させることではありません。
たとえばコーチングにより、「すぐ怒鳴らないほうが良いことが多い」ということに本人の意思で気づいていくことができれば、相手にとって怒鳴る意味が無くなります。
もちろん1日、2日で変わるものではありませんので、半年、1年と時間をかけてじっくりと行なっていくことで根本改善へと導いていけるようになるのです。
コーチングスキルを身につけていただくプログラムもご用意しておりますので、お気軽にご相談いただけたらと思います。