こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
僕はこのブログで「結婚相談所で婚活する場合は1年が勝負」と何度かお伝えして、それには担当カウンセラーの質や自己流でやりすぎていないかという件についてもお話しています。
まだ読まれていない方はぜひ上の記事も読んでいたらけたらと思います。
今回は結婚相談所や婚活アプリなど、婚活の方法は問わず「そもそも」の大切なお話なのですが、ここを知っておかないとズルズルと婚活が長引いてしまうかもしれないですよーというお話です。
婚活はHOWではなくWHATが大切
いつものごとく結論から。
こちらのTweetをご覧ください。
婚活でうまくいかない人は「自分をどうアピールするか」ではなく、「自分の何をアピールするか」を選定してみてください。一見「どうアピールするか」が重要に思えますが、「なにを」が決まっていないと中途半端になってしまって迷ってしまうんですね。まずは徹底して自分の魅力を探し出してください。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) November 18, 2019
一見「どうアピールするか」が重要に思えますが、「なにを」が決まっていないと中途半端になってしまって迷ってしまうんですね。まずは徹底して自分の魅力を探し出してください。
繰り返しになりますが、婚活がうまくいかない人は、自分のことをどうアピールするかを考えていることが多いんですね。
Tweetは文字制限があるのであくまで「アピール」と書きましたが、アピール以外にも「LINE」「服装」「立ち居振る舞い」の方法やテクニックも含まれています。
例を挙げると、
●このパーティに参加したら私好みの素敵な人に出会えるかも。しっかり相手の話も聞いて、知的な女性に思ってもらえるようにしよう。
●LINEはこういう感じで送ったほうが良いかな。相手から好かれるLINEをもっと学んで応用しなきゃ!
●男ウケする服装をすれば男性陣から見てもらえるはず。あとは上品な立ち居振る舞いもしないとね!
誤解をしていただきたくないので念の為お伝えしておきますが、これらの考えや意識が良くないわけではありません。
ただ、「どのように(HOW)」にこだわりすぎていると、婚活が長引いてしまう可能性が非常に高くなるということなんですね。
具体的に「なにを(WHAT)」を決め、それを自分自身も、そして婚活している相手にも認知させることができていれば結婚は実現していきます。
婚活はマーケティング
マーケティングという言葉を一度は耳にしたことのある方が多いと思うのですが、マーケティングをシンプルに言いますと「商品が売れやすくするための活動(行動、思考、仕組み)」のことをいいます。
婚活というのはこのマーケティングの思考を取り入れるかどうかによっても、良し悪し、スピードが変わってきます。
例えば、高い車として知られているフェラーリという車があります。
できない営業マンは、車の性能、機能を入念に見込み客にお話します。
僕はフェラーリに乗ったことがないので聞いた話でしか話せないのですが、フェラーリの乗り心地はお世辞にも「良い」とは言えないみたいです。
ですが、フェラーリを欲しいと思っている人は、乗り心地を気にするでしょうか?乗り心地良いのかな?と心配しているでしょうか。
一方「デキる営業マン」は、乗り心地ではなく、人間の欲求にアプローチをかけるのが上手なんですね。
●モテますよ!
●一目置かれる存在になれますよ!
見込み客と会話を繰り広げていく中で、相手にどんな欲求があるのかを見抜き、言葉巧みにその欲求へアプローチしていきます。
つまり、「デキる営業マン」は「商品」を売っているのではなく、「見込み客が求める未来と得られる結果」を売っているのです。
できない営業マンが「どうすれば売れるんだろう?」と悩み、こんなセールをしてみたらどうか?オプションでこれを付けてみたらどうか?と「HOW」でいくら悩んだとしてもその商品が売れることはほぼありません。
「見込み客が求める未来と得られる結果」を売らなければフェラーリは売れないわけですね。
この部分は「HOWではなくWHAT」になるのです。
この思考を婚活にも当てはめられるかどうかです。
自分自身を1つの商品として考えてみて、相手に何を届けますか?なにができますか?相手はなにが手に入りますか?相手の欲求に何をアプローチしますか?
婚活市場の男性はなにを求めている?
婚活市場の男性がなにを求めているかを考えられる人は、問題なく結婚できる可能性が高まると思います。
例えば、35歳で大卒、年収600万円の男性が居たとしますよね。
婚活でなかなかうまくいかない女性は、この男性の見た目や身長などのスペックを見ていきます。
そこで相手のことを考えるポイントは終わってしまい、見た目や話したときの感覚が合えば「この人良いかも」となり、この人に好きになってもらうためにはどうしようと考えますよね。
そしてLINEテクニックを学んだり、服装のコーディネートをプロにお願いする人もいます。
では、この段階で相手の男性が何を求めているのか、自分では気づいていない潜在的な意識を引き出せているでしょうか?
婚活ではお見合いの段階でお互いの結婚観などのやり取りはすると思うのですが、ダラダラお互いの価値観を話し合っているだけのことも多いと感じたことはありませんか?
これは「自分のなにをアピールするか」が決まっていない人同士の婚活でよくあることなんですね。
この男性は、実は健康を意識しだしていて、一人暮らしだから栄養のあるバランスの取れた食事を取るのが難しいという悩みを抱いていたとします。
それでいて、仕事ももっと頑張っていきたいけど、自分のパフォーマンスを高めてくれる人と一緒になって、食事や健康面のサポートをしてもらいたいという願望があったとします。
男性が自ら悩みや願望を話してくれたら良いのですが、自分から話してくれないパターンも結構多いです。
「自分の生活がどういう状態になるのが幸せに感じますか?」
こんな質問を投げかけてみると、最終的には男性の求めていることを知れるかと思います。
その上で自分自身はなにをアピールするかです。
自分自身の良さ、強み、好きなこと、向いていること、苦じゃないこと、得意なことを考え、予め「私はこれができます!」というものを決めておくのがベストです。
たとえば、「私は料理を通じて相手の年収を200万円UPさせることができるんです!」と言えば、相手の男性はかなり興味津々になると思います。
年収にコンプレックスのある男性には願ってもないアプローチですよね。
「私は溢れんばかりの明るさが自慢なので、あなたの仕事のパフォーマンスを最大限高められます。どこまで成果が出るか一緒に見ていきたいです」と訴えれば、男性は「そんなことができるものなのか?どういうことだ?」と不思議に思いながらも興味を示してくれるはずです。
※女性を見下している男性は「女にそんなことは無理だ、適当なことを言うな」と怒り出すかもしれませんが、こういう男と結婚しても良いことないので、自分からお断りしましょう。
年収200万アップなどの具体的な数字を出してそれに現実性を出していくのは難しいテクニックなので、「パフォーマンスを高める」や「ストレスを無くせば仕事の成果が上がる」など、情熱+理論で説明しやすいものが最初はオススメです。
お金や仕事のことばかり?!
ここまでお読みくださった方の中には、「お金や仕事の話ばっかりだな!」と思ったかもしれませんが、そのとおりなのです。
男性は仕事やお金のことで不安や悩みを抱えていることがとても多いのです。
ですからあなたの得意技を仕事やお金に繋げていくだけでも結婚できる確率はグッとUPするということをぜひ知っておいていただきたいのです。
収入がすでに高い人であっても、仕事やお金の不安や悩みを抱えています。
●好きに仕事をさせてもらえるか
●老後のお金のこと
●子供にかかるお金のこと
●このままの年収を維持できるか
●もっと稼いでいきたい
こんな感じですね。
仕事への意欲が湧くこと、パフォーマンスがUPすること、自宅でストレスが軽減できること、妻を心から愛すこと、男性はすごく単純な生き物なので、これらのどれか1つでも得ることができるならば、「この人と結婚したい!」と思うようになるのです。
余談ですが、浮気されやすい女性は、相手の男性があなた以外のところでこれらのどれかを得てしまっている可能性が高いです。
原因の発端はさておき、当然「浮気した側」が悪いのは言うまでもなく。
家に帰っても居心地が悪い、むしろ家にいるとストレスが溜まる、妻を心から愛せなくなってしまった、みたいなことを無意識で感じるようになると、他の誰かでその感情を埋め合わせしようとしてしまうんですね。
ちなみにこれは男性だけではなく女性も同じですが、女性の場合はここに「女として見てもらいたい」という欲求が加わることが多いです。
余談が長くなってしまったのでこのあたりで辞めておきます。
WHAT→HOWの流れを作る
まずあなた自身があなたの魅力をよく知りましょう。自分の魅力がわからないのに婚活しているということは、「商品の良さはわからないんですけど、とりあえずこれ買ってください!」と言っている営業マンと同じです。
こんな営業マンいたら「なんだこいつ!そんなもん売るなよ笑」となりますよね。
相手の意識や察するレベルが高くて、あなたの魅力を引き出してくれることはあるかもしれませんが、確率でいうとかなり低いと思います。
60代以上のお金に全く困っていないおじいちゃんであれば心にも余裕があるので可能性はありますが。
あなたが求めている相手が決まっているなら、まずその相手はどんなことを求めているのか、どんな悩みを抱えているのか、何があればその人は結婚を決意するのかをよく考えてみてください。
むしろ今あなたが結婚相談所に登録して、ここをあなたと一緒に考えてくれる担当カウンセラーでなければ担当カウンセラーを変えるか結婚相談所を変えても良いレベルです。
それぐらい婚活では大切なことなのですが、表面上のことしか言わない、表面上のテクニックしか伝えられない能力の高くないカウンセラーも多いので、そこはしっかりと見抜いていただいたいなと思っています。
1個でいいです。
10個でもいいです。
自分の「なにをアピールするか」を見つけてください。
その後に「それをどのようにアピールするか」を考えましょう。うまく相手の欲求を引き出すのか、自分から先に宣言してしまうか。
トライアンドエラーを繰り返せば必ず成果の出やすいものは見えてくるので、そこを繰り返し行なってみてください。
近々お見合いがある人、婚活パーティに行く予定がある人は、この記事を参考に「なにをアピールするか」を決めて婚活するだけで、これまでとは別の感覚を味わえると思います。
最初はアピールポイントが弱くなってしまうと思いますが、「なにを」に意識し続けることであなたならではの魅力や強みが確立されてきますので、諦めずに継続してください。