こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
HSPでも大好きな彼と恋愛したい!
HSPでも支え会える彼女がほしい!
こう思うことはごく自然なことです。
その前に、HSPにはどんな特徴があるの?生きづらさやHSPと向き合っていくためにはどうすれば良いの?と悩んでいる方は下記の記事をご覧ください。
今回は、HSPの人の恋愛の傾向と、幸せになれる恋愛の方法について、現役HSPの僕が詳しく解説していきます。
HSPの恋愛傾向と注意点
まずはHSPの恋愛傾向としてよくある良い点と問題点を見ていきましょう。
●相手の変化(落ち込みや悩み)に気づきやすい
●相手の良いところに気づきやすい
●相手に依存や同調しすぎてしまう
●距離感がわからなくなってしまう
以上が、主な良い点と問題点です。
ひとつずつ解説しながら、注意点を添えていきます。
良い点:相手の変化に気付きやすい
相手に何か落ち込む出来事や嫌な出来事があって、無理に明るく振る舞っていたとしても、顔や声のトーン、ちょっとした仕草でいつもと違う様子に気づきやすい点があります。
相手は「なんでわかったの?」と驚くかもしれませんが、あなたとの間で信頼関係ができていたり、相手が聞いてもらいたいという心理状態であれば、「実はね…」と話し始めてくれます。
このコミュニケーションが互いの仲を深めてくれるので、相手から好きになってもらいやすいというメリットにも繋がっていきます。
相手の変化に気づきやすい点はメリットなのですが、気になるからとしつこく相手に追求しすぎてしまうと逆効果です。
「なにかあったの?」と相手に一度聞いたのちに、相手が「なんでもないよ」と答えたのであれば、この相手の特徴は「もっと追求してほしい」か「今は聞かないでほしいか」の2つです。
「もっと追求してほしい」場合には何度か質問してみるのも効果的ですが、オススメは「何かあったときはいつでも話してほしい。力になれるか分からないけど、できる限りのことがしたい」と伝えるだけで大きなメリットを得られます。
良い点:相手の良いところに気づきやすい
こちらは主に出会いの段階や付き合って間もない段階でメリットになることが多いです。
相手の考え方、物事の捉え方や感じ方に深く共感すれば、あなたも相手のことがとても気になると思いますし、相手も「共感してもらえた」という嬉しい気持ちになります。
そして相手の良いところに気づくことで、「この人は自分の中身をちゃんと見てくれている」と思うようになりやすく、恋愛に繋がっていくことがあります。
こちらの注意点はあまりないのですが、強いて言うならば「良いところに気づいたんだから、相手にも何か自分の良いところを気づいてほしい」といった見返りの心を持たないようにすることです。
見返りの心を持ってしまうと察してちゃんに磨きがかかってしまい、相手への不満、不安感、自己否定にも繋がってきてしまいとてもつらい恋愛へとなってしまいます。
問題点:相手に依存や同調しすぎてしまう
ここからはHSPの恋愛傾向における問題点の解説と注意点に入っていきます。
HSPは依存体質であることが多いので、恋愛がつらくなってしまうと言われている最大の理由のひとつです。
HSPの特徴でもある「敏感で過剰に相手に同調しやすい」といった点から依存しやすくなってしまいます。
相手に依存しすぎてしまうと、相手がいつどこでなにをしているのか、誰と会っているのか、今なにをしているのかといった相手の行動のすべてに気になりだしてしまいます。
相手にそれを伝えたら「重い女」や「女々しい男」に思われてしまう、相手にそれを伝えなければ自分の心がモヤモヤし続けるといった悪循環が起こります。
依存体質を根本から改善していくのはとても時間がかかるものですので、まずは「夢中になれること」や「自分一人で楽しめる時間」や「家族や友人との時間」を大切にしてみましょう。
後ほど僕が実際に行なった対処法をお伝えします。
問題点:距離感がわからなくなってしまう
距離感というのは、相手と自分の心の距離のことです。
これは相手からの言葉で「距離が近すぎたのかな?」と不安に思うことで距離感の悩みが始まってくることが多いです。
自分の話を相手にどこまでするのが良いのか、相手のことをどこまで聞いて良いのか、この差し加減(調整)が難しく感じてしまうかもしれません。
距離感は「あまり深く考えすぎないこと」が前提条件です。
とはいってもHSPの特質上、どうしても深く考えたり気になったりしてしまうと思います。
考えるなと言われても考えてしまうものです。気にするなと言われれば言われるほど気にしてしまうものです。
こちらも後ほど僕が実際に行なった対処法をお伝えします。
HSPの特徴を活かした恋愛対処法
冒頭でもお話しましたが、僕はHSPであり、さらにいうとより共感能力が高い「エンパス(empath)」という性質を持っています。
ですから、恋愛でも人間関係でも自己成長でもとても悩みましたし、いくつもの工夫を行なってきました。
ここで見つけ出した技術をこのようにブログやセッション(相談やアドバイス)に活かしています。
ここからは、HSPの恋愛の問題点をどのように捉えていくか、そしてどのようにして対処していくかをお話していきますね。
どうにでもなれー!の精神を取り入れる
僕が実際に行なった方法で、なおかつ一番気持ちが楽になった方法です。
それが「どうにでもなれー!」の精神を取り入れることです。
具体的にお話します。
そもそも「依存」というのは、自分に自信がない、相手に嫌われたくないという気持ちが大部分を占めています。
HSPであってもHSPでなくても依存の原理原則は同じですので、これらの気持ちの上に「同調しすぎてしまう」という理由が乗っかっている状態です。
「依存しすぎないようにしよう」
「同調しすぎないようにしよう」
「距離感はどうすれば良いのかな」
「相手に嫌われたらどうしよう」
これらをいつも考えてしまうと、結果的に「不安」が常に心の中に存在している状態です。
これが苦しい、つらい、無気力、脱力感の原因です。
もっと深堀りし、今度は「不安を解消する方法」を考えました。
これ以外の方法はないと思っています。
ではこれらをどのようにして手に入れていくかです。
それは、実際にたくさんの行動をしてみて、成功体験を1つでも多く積み重ねることです。
そしてもう1つ。
この世の中には、必ず自分のことを必要としてくれる人がいるということ、そして自分の特質(HSP)を求めている人がいるということを強く信じることです。
芸能人や有名人を思い浮かべてみてください。
どんな大きな不祥事を起こしても、不倫をしても、アンチは大量に増えますがその中でも一定数のファンがいます。
なんでこの人がモテるの?
なんでこの人を擁護する人がいるの?
自分自身がこう思っていても、世の中には価値観が違う人が大勢いるのです。
どうにでもなれー!の本質はこれで、僕は常にこのように思うことで考え方をカスタマイズしていきました。
私の力を使ってくれ!の精神を取り入れる
そしてもう1つの方法です。
HSPは一見あまり良くない気質に思うかもしれませんが、今の僕はまったくそう思いません。
HSPは、使い方次第でスキル・能力になります。
HSPの中でも受け身の人とそうでない人がいて、受け身になってしまうとどうしても相手の行動や気持ちに左右されてしまいがちです。
あなたには、他の人は気がつけない部分に気がつく能力があります。人の痛みや苦しみを深く理解し、共感してあげることができます。
この能力を「私だからできること」として捉えることで、少しだけ自信が持てるようになるかもしれません。
そしてこの能力を、受け身ではなく自分から積極的に使ってみてください。
相談に乗ってあげたり、悩んでいたら相手の良い部分を伝えてあげて鼓舞したりすると、相手はあなたに大きな感謝をします。
その感謝の気持ちを素直に受け取り、それを自分自身の喜びに変えてみてください。
主語はすべて「私」で、
(私は)「人の役に立てた!」
(私は)「喜んでもらえた!」
(私の)「存在価値が認められた!」
自分を肯定してあげる言葉であればなんでも良いです。
実はこの方法は「自律」の精神を養っていく方法です。
自律というのは、他人からの支配や成約を受けずに、自分の気持ちや想い、自分が立てた規範に従って行動していくことです。
規範(きはん)というのは、判断、行為などの基準です。
自律の反対は「他律(たりつ)」ですが、他律の精神では相手の行動や気持ちによってあなたの精神状態や行動が決まってしまうので、他人にコントロールされているような感覚になってしまいます。
少しずつ自律の精神を養っていくことで、自分の幸せのために自分が行なっていく行動や思考というものが身に付いてきます。
幸せな恋愛は自分でつくる
「幸せ」というのは自分自身の価値観です。
ですから、誰かが運んできてくれるものではなく、自分で引き寄せたり自分でつくっていくものだと思います。
まったく同じ状況で現実世界は何も変わっていなかったとしても、考え方と捉え方、そして感じ方次第で心は変わっていきます。
それが今回この記事でお伝えした内容です。
一度では難しいかもしれないので、何度も読み直して理解を深めていただけましたら嬉しいです。
そしてあなたの実際の恋愛に役立てていただけたらともっと嬉しいです。
最後に、あなたはどのような恋愛ができれば幸せだと感じますか?
ノートに本音を書いてみましょう。
幸せの自己定義を明らかにすることで、思考や行動の大きなヒントにもなっていきます。