こんにちは、HSP&エンパス歴32年目、マインドコンサルタントの関根(@cekineco)です。
タイトルの通りですが、僕は気質やスペックによってどんなに高度な共感能力があっても、その人が体験した本当の共感はできないと思っています。
僕は生まれつきエンパス気質で、そのひとつに「共感能力が高い」という特徴があるのですが、自分を否定するわけではありませんが、経験や体験には到底及ばないんだろうなぁと感じています。
比較できるわけではないので実際のところはわかりません。あくまで僕がそう感じ、ある意味戒めの気持ちとしているだけです。
偉そうになんて絶対にできない、言えない。
先日、こんなTweetをしました。
信じていた人やその人のために一生懸命に尽くしてきたのに、裏切られたり、嘘をつかれたりしたその辛い気持ちは共感能力どうのこうの関係なしに、それを味わったことがある人にしか本当の苦しみは分からないんじゃないかなぁと。それがトラウマで他人を信じられなくなってしまうこともありますし。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) December 22, 2019
やるやらないは別として、無責任に「携帯を見る女は悪」とかは僕は言えないし、言うつもりもありません。僕は小心者で見たくない派なので見ても良いと言われても見ないタイプですが、相手によって見たくなる気持ちはわかります。心のモヤモヤがどうしても拭えないから携帯を見たくなるんだと思います。
— 関根 浩平|恋愛相談&結婚&マインドコンサル (@cekineco) December 22, 2019
それがトラウマで他人を信じられなくなってしまうこともありますし。
やるやらないは別として、無責任に「携帯を見る女は悪」とかは僕は言えないし、言うつもりもありません。
僕は小心者で見たくない派なので見ても良いと言われても見ないタイプですが、相手によって見たくなる気持ちはわかります。心のモヤモヤがどうしても拭えないから携帯を見たくなるんだと思います。
たとえ話ではあるのですが、インターネット上でも「携帯を見る彼女」や「携帯を見る妻」などをよく見かけるので例に挙げてみました。
また、実際にクライアントからのご相談でも「悪いことだとは思ってるんですけど、実は携帯を見てしまいまして…」と話してくださることも結構あります。
僕の立場や職業は関係なしに率直な感情だけを話すと、
●そうさせてしまったのは誰?
●そんなに悪いことなのかな?
と思うんですね。
ちなみに我が家では僕も妻も平気でそのへんにスマホを放置しています。Tweetにも書きましたが、僕は「見ても良い」と言われても見ないタイプですし、見られても全然問題なしです。
「人の携帯を勝手に見てはいけない」というのは確かに社会の常識かもしれません。勝手に人のものに触る行為はモラルには反しているのかもしれません。
ただ、交際している男女や夫婦だから見るのであって、全く知らない赤の他人のスマホを見ているわけでもありません。
世間の声としては「彼氏(夫)のスマホを勝手に見るのは悪。そんな女とは別れろ」と無責任に言うわけですね。
発言の自由なので批判はしませんが、少なくとも僕は背景も分からずにこういうことは言えないなと。
人のスマホを見たくなる心理と原因
彼氏や夫、もしくは彼女や妻のスマホを見たくなる根本的な原因は1つかなと思っています。
ここですよね。
とはいえ、この根本の原因を持ってしまった理由(心理的なもの)はいくつかあると思います。
●過去に裏切られたことがある
●この人に嘘をつかれたから
●この人に浮気されたから
このあたりの理由が主なもので、思考から行動の流れのサンプルとしては、
「浮気してないか心配」→「スマホ見ちゃおうかな」→「スマホ見ちゃった」
といった感じですね。
過去に誰かに裏切られたという悲しみや悔しさは、この本人にしかわかりません。
誰かが「そんなのもう忘れちゃおうよ」と言っても、仮に頭では理解できても心ではずっとモヤモヤしているかもしれません。
本人の中では解消できていない気持ちがあるということです。
行動を批判しても叱っても根本は癒えない
僕が仕事で常に意識していることです。
それは、行動(結果)を批判しても叱っても、根本は決して癒えないということ。
先ほどと同じ内容で例えたとします。
もし「人のスマホを見るようになった理由」が今の彼氏の浮気だったとします(浮気じゃなく疑惑も含む)。
この女性は彼氏のために一生懸命に尽くしていたかもしれませんし、自分のことのように愛し、誰のことよりも信じていたかもしれません。
これらの気持ちが強ければ強いほど反動が大きいものなのですが、その彼氏が浮気したとしたら人間不信になってしまうのも、疑いからスマホを見るようになってしまうのも不思議なことではありません。
ここで理性で我慢できる人もいますが、我慢しても結局モヤモヤは消えませんから結局は不幸感の日常を送り続けることになります。
彼氏が「もう浮気しません」と言葉で言ったとしても、「もうしないじゃなくて、今回の浮気が問題なんですけど!」という話ですし、その言葉をすんなり信じられたら苦労しませんよね。
今回の例の場合ですが、僕はここで女性から男性へ教育をしてもらいたいと思ってるんですね。
彼氏の行為をまず許せるかどうかが問題なのですが、もし許せない場合はお別れを選択されると思いますし、許せないけど別れたくないという感情もあるかと思います。
もし許せるのであれば…
【1】もう一度だけ信用しても良いか彼氏に聞く
【2】「うん」と答えたら、「どうしたら信じてもらえると思うの?」と聞く
【3】納得のいく答えを彼から聞けたらそれでOK。もし納得のいく答えが聞けなければ【4】を教育として伝える。
【4】「信じてもらうために、『スマホをいつでも見ても良い』とか『女性との飲み会にはいかない』とか、裏切った人のことを信用させるために自分から率先して提案してこなきゃダメなんじゃない?」などと伝える。
これで彼氏が逆ギレをするようなら、この彼氏の真の人間性がわかりますし、人のことを傷つけても平気でいられる思いやりに欠けた男性ということですから、冷静に判断をして別れるか付き合い続けるかを判断するのが良いと思います。
とにかく世間体がどう、社会的にどう、モラルがどうを考えすぎてそれに縛られていると自分の気持ちはいつまで経っても納得いきません。
自分と相手が納得できればどんな内容でもどんな状況でも良いのです。
こういう理由があって僕は、行動や結果を批判しても叱っても根本の原因や本当の気持ちは決して癒えないと考えています。
教育するというアドバイスをするだけ
人間関係は互いの教育が必要ですし、恋愛も夫婦関係も教育は大切です。
僕がよくこのブログで「あげまん女性」について書いていますが、あげまん女性は男性を教育して育てているのです。
ですから、ご相談をいただいたときに僕が行なっていくのはシンプルです。
【1】別れたいのか別れたくないのか
【2】別れないなら彼を育てるアドバイスと傷ついた気持ちを納得させるためのコーチングやアドバイス。
【3】どうしたら良いか迷っているなら、自分の本当の気持ちに気付いていくためのコーチングとセルフコーチング術の伝授。
悩みや状況によって当然ここで挙げた項目が変わっていくのですが、ひとつ言えるのは「行動」は「原因や思考」の後にあるということです。
つまり、原因の解消と思考の変化があれば、誰かがアドバイスしなくても行動は必然的に変わるのです。
どんな行動があるのか選択肢を増やしたい場合にはコーチングやマインドコンサルを行なっていきます。
共感だけで改善するものと改善しないものがある
相談をして共感してもらえるだけで気持ちがすっきりし、深い悩みではなくなった場合はそれは「共感だけで改善するもの」です。
ですが、共感されたとしても、安堵感や理解してもらえた喜びが改善や解決に繋がらない悩みもたくさんあります。
恐らくですが、僕のところに「相談しよう!」と決心される方で「共感されたいだけの人」は来られません。
ほぼ全員が「共感もされたいけど、本気で根本から改善することが最重要」と考えて決心して来られています。
最終的な目標は、苦しみやモヤモヤ感などの「生きづらさの原因から解放されること」です。
「解放=根本が変わる」なので、そこを徹底している感じですね。
タイトルに話を戻しますが、どんなに高度な共感能力があったとしても、実体験に肩を並べられるのは同じような経験をした人だけだと思います。
だからこそ僕の本当の役割は強く共感することではなく、根本からの改善や変化をするためにどのようにアプローチしていくかだと思っています。
それで共に学びを得ていく上で、本当にすべき思考や行動に気付くことに大きな意味があるのだと思っています。